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志戸呂焼の窯元見学 

2月10日 母屋担当 吉村です。

先日、お休みを利用して細井陶游(ほそいとうゆう)氏の窯元へ見学に行ってきました。

細井陶游氏は、毎年開園シーズンに当園内の古寺にて
志戸呂焼(しとろやき)という焼き物の展示をされている陶芸家です。

志戸呂焼とは、掛川市近隣の島田市金谷町に江戸時代以前から伝わる陶芸で、
約400年の歴史を持っています。

赤みがかった器に黄色釉と黒釉を掛け、独特の侘びた味わいがあり
また、堅牢で湿気を寄せ付けないという特徴から、茶器に好まれています。

細井氏は以前は埼玉県で窯を開いており、志戸呂焼の茶陶としての奥深さに魅せられ
陶土を採りに志戸呂へ足を運び続けていましたが
約11年ほど前に遂に埼玉県から志戸呂へ移窯して来られ、
桃山時代からの技法の研究を続けていらっしゃいます。

金谷町には志戸呂焼の窯元がいくつもありますが、
今回は細井氏の窯や焼き物を見学させて頂きました。



↑陶土を摂る場所を案内してくださる細井氏。



↑志都呂焼の原料となる陶土。





↑窯を開くまでの経緯や、窯の製法など具体的な説明を聴かせて頂きました。





↑採った陶土は乾燥させて細かく砕きます。
現在は専用の機械で行っているそうですが、昔は石臼で砕いていたのだとか。
写真の石臼は苔むしてしまっていますが、さざれ石の石臼。
手前に写っている石は富士山の溶岩石!
現在は富士山の溶岩石は自然公園法で採取禁止になっていますからとても貴重です。

 

↑展示室で様々な焼き物を見ることが出来ます。
志都呂焼について語る細井氏はとてもいきいきとしていて
焼き物に対してとても研究熱心な姿勢がうかがえました。
貫禄を感じる風貌とは裏腹に、気さくで優しい方なんですよ。



↑お話を伺いながら、奥様がお茶をたててくださり、
すっかり長居をさせて頂いてしまいました。
奥様もこちらへ越されて来て以来、加茂荘に勤められ
お屋敷にお花を生けたり、花菖蒲の育成に携わるなど
細井ご夫妻ともに加茂荘を彩り続けてくださっています。

今年の開園シーズンにも細井氏の作品の展示会が行われます。
志戸呂焼は茶陶の類ですので、
お土産ものとして手軽にご購入できる品物ではありませんが
ご興味のある方は是非、細井氏の窯元へも見学に足を運んでみてはいかがでしょうか。

志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133

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園内の古寺で志戸呂焼の展示が行われています。 

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6月5日 写真とブログ担当の永田です。花菖蒲は今が最盛期でいちばん綺麗な頃ですが、きょうは園内の古寺で、来月6月末日まで行われている、志戸呂焼の展示をご紹介いたします。

志戸呂焼(しとろやき)とは、掛川市近隣の島田市金谷町に江戸時代以前から伝わる陶芸で、約400年の歴史を持っています。金谷町には志戸呂焼の窯元がいくつもありますが、当園にて展示を行っておられる細井陶游(ほそいとうゆう)氏は、志戸呂焼の茶陶としての奥深さに魅せられ、以前は埼玉にて窯を開いておられましたが、約11年ほど前に今の金谷町に越してこられました。

細井氏のご夫人が、当園に勤められたご縁で、5年前から加茂花菖蒲園の古寺内にて、ふくろうおじさんこと土屋誠一庵さんと、「2人展」と称して展示を行っています。

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古寺の侘びた室内と、絶妙にマッチした茶陶の数々。普段は古びた古寺の内部が、渋い魅力のある志戸呂焼とても合っていて、侘びた趣が広がっています。

志戸呂焼は茶陶の類ですので、お土産ものとして手軽にご購入できる品物ではありませんが、今年で4年目の展示で、ファンも出来て毎年楽しみにしておられる方もおられます。

品物は後日お客様から指定銀行口座に振り込み後、桐箱に入れお送するという形をとっておりますので、ご来園の当日、持ち合わせがなくても構わないそうです。

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今年気に入っている作品はどれですか?と尋ねたら、これと言って見せてくれました。高さ20cmほどの花入れで、釉薬が絶妙に流れ、渋くたいへん味わい深い作品でした。

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こちらは以前私が購入させていただいた茶椀の見込み。この何とも表現のできない微妙で複雑な景色は、登窯の中で火の当たり方や灰の被り方によって変化するそうです。光の当たり具合で鉄分が微妙に反射する、この渋い美しさには驚きました。細井氏の作品の全てがこういう感じというわけではないのですが、素人目にいちばん惹かれました。

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細井さんの奥さんが茶花が好きで、展示作品にも茶花が多く入れられています。今の季節に咲く、夏椿、京かのこ、ホタルブクロなど。これは当地方にも多く自生するササユリで、詫びた花入れが花をとても引き立てます。

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細井陶游氏。どこか仙人のような風貌ですが、気さくでとても研究熱心なので、伺うと焼き物のことを詳しく説明してくださいます。

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なお、細井氏の窯元へも、折がありましたらぜひ来ていただきたいとのことですので、よろしくお願

い申し上げます。

志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133


志戸呂焼 

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5月31日 写真とブログ担当の永田です。きょうは園内の古寺で、来月6月末日まで行われている、志戸呂焼の展示をご紹介いたします。

志戸呂焼とは、掛川市近隣の島田市金谷町に江戸時代以前から伝わる陶芸で、約400年の歴史を持っています。

金谷町には志戸呂焼の窯元がいくつもありますが、今回当園にて展示を行っておられる細井陶游(ほそいとうゆう)氏。氏は、志戸呂焼の茶陶としての奥深さに魅せられ、以前は埼玉にて窯を開いておられましたが、約10年ほど前に今の金谷町に越してこられました。

細井氏のご夫人が、当園に勤められたご縁で、3年から加茂花菖蒲園の古寺内にて、ふくろうおじさんこと土屋誠一庵さんと、「2人展」と称して展示を行っています。

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古寺の侘びた室内と、絶妙にマッチした茶陶の数々。普段は古びた古寺の内部が、渋い魅力のある志戸呂焼とても合っていて、侘びた趣が広がっています。

作品は茶椀、茶入、建水、水指し、菓子器、花入等の茶陶およそ80点ほどが展示されており、それぞれ名称と価格が添えられ、ご購入できるようになっています。

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渋い鉄釉の茶碗。志戸呂焼は茶陶の類ですので、お土産ものとして手軽にご購入できる品物ではありませんが、今年で4年目の展示で、ファンも出来て毎年楽しみにしておられる方もおられます。

品物は後日お客様から指定銀行口座に振り込み後、桐箱に入れお送するという形をとっておりますので、ご来園の当日、持ち合わせがなくても構わないそうです。

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茶椀の見込み。この何とも表現のできない微妙で複雑な景色は、登窯の中で火の当たり方や灰の被り方によって変化するそうです。光の当たり具合で鉄分が微妙に反射する、この渋い美しさには驚きました。細井氏の作品の全てがこういう感じというわけではないのですが、素人目にいちばん惹かれました。

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梨釉の水差し。このような黄色を表現する作品もあり、渋さの中にほんとうに多彩な表現を観察することができます。この地域にもこんなにすばらしい伝統工芸があったのだと改めて感心させられます。

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作品のところどころには、細井氏の奥様が活けた茶花がさりげなく飾られ、ちょうど良いアクセントになっています。

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細井陶游氏。どこか仙人のような風貌ですが、気さくでとても研究熱心なので、伺うと焼き物のことを詳しく説明してくださいます。

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なお、細井氏の窯元へも、折がありましたらぜひ来ていただきたいとのことですので、よろしくお願い申し上げます。

志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133



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志戸呂焼の展示 

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6月15日 写真とブログ担当の永田です。きょうは園内の古寺で行われている、志戸呂焼(しとろやき)の展示をご紹介いたします。

志戸呂焼とは、掛川市近隣の島田市金谷町に江戸時代以前から伝わる陶芸で、約400年の歴史を持っています。渋い色彩ですが、そのなかに奥深い魅力を持ち、侘び茶が似合う陶器です。

当園で展示を行っておられるのは、金谷町に窯を持つ細井陶游(ほそいとうゆう)氏。氏は志戸呂焼の茶陶としての奥深さに魅せられ、以前は埼玉にて窯を開いておられましたが、約10年ほど前に今の金谷町に越してこられました。

ふくろうおじさんこと土屋誠一庵さんと古寺で行う「2人展」も、今年で3回目になりました。

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古寺の侘びた室内と、絶妙にマッチした茶陶の数々。普段は古びたがらんどうの古寺ですが、この焼き物にはほんとうに良く合っています。

作品は茶椀、茶入、建水、水指し、菓子器、花入等の茶陶およそ80点ほどが展示されており、それぞれ名称と価格が添えられ、ご購入できるようになっています。

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今年のお気に入りはどの器ですか? と、マスコミの取材のような表面的な質問に見せてくれたのが、この茶碗。飴釉が窯のなかで還元することによって、この微妙な色彩が生まれるそうです。

やや重たいことが多い志戸呂焼にしては、軽くて使い勝手も良い感じでした。4万円とのことですが、すでに売約済みでした。

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3年前に私が購入させていただいた茶碗の見込み。この何とも表現のできない微妙で複雑な景色は、登窯の中で火の当たり方や灰の被り方によって変化するそうです。光の当たり具合で鉄分が微妙に反射する、この渋い美しさには驚きました。細井氏の作品の全てがこういう感じというわけではないのですが、素人目に惹かれて購入させていいただいたものです。

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毎年拝見させていただいている、紅志戸呂の栗形花入。この深みのある渋い赤はなかなか出ないそうで、非売品です。

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細井陶游氏。落ち着いた気さくな方で、器について詳しい知識を持ち、丁寧に説明してくださいます。

堂内は心地良い初夏の風が吹きぬけ、外とは別世界のような落ち着いた趣を醸し出しています。ご来園の際には、ぜひお立ち寄りください。

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なお、細井氏の窯元へも、折がありましたらぜひ来ていただきたいとのことですので、よろしくお願い申し上げます。

志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133


志戸呂焼きと野草 

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6月15日 園内の古寺にて、開園期間中、近郊の島田市特産の焼き物、志戸呂焼きの展示会を行っています。

志戸呂焼きは一般の瀬戸、織部、伊万里などと比べかなりマイナーな焼き物で、ご存知ない方も多いと思われますが、濃茶褐色系の色彩で一見地味ながら、よく観察すると釉薬と火の加減で非常に微妙で繊細な色彩が交じり合い、たいへん味わい深い焼き物です。

前回、5月24日にもご紹介したこの志戸呂焼きですが、梅雨空の下で季節の花が咲きだしそれを挿した姿がまた美しかったので、今回はその視点からご紹介いたします。

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古寺の堂内や外に、ずっと昔からその場に置かれていたように、周囲の風景にマッチした作品が並べられています。作品だけでもたいへん興味深いのですが、そこに花が加わることで、また違った趣が感じられ、作品がより素晴らしく美しく見えます。

志戸呂焼は落ち着いた色彩で、花を殺さないので、活けた植物がより美しく見えるという点でも、とても素晴らしい焼き物です。

上の写真はヤハズススキと、白くなり始めたばかりのハンゲショウが挿してあります。

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掛け花入れに挿したヤハズススキとナスの仲間の花。ヤハズススキはススキに白い部分が現れ、それがちょうど矢羽根の模様に見えることからこの名があります。

志戸呂焼きは基本的に茶陶なので、侘茶にはとても良く似合います。

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氷柱掛け花入れに挿した夏椿。

家物語に登場する沙羅双樹。はかない一日花は、この季節の茶花の筆頭です。

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旅枕掛け花入れに挿した、ハチジョウシマススキと白いアジサイ。

この古寺は、江戸時代中期に建てられ、加茂荘の長屋門よりも古い建築と聞きますが、侘びた堂内にとてもよく似合います。

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堂の縁側に置かれた花入れにはホタルブクロとハンゲショウが挿してありました。

みなそれぞれ梅雨の季節を彩る花。古くからある花ばかりですが、侘びた花入れに挿すと、途端に味わい深い茶花に変身します。 日本の花。日本の焼き物はやっぱり良いですね。

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これらの志戸呂焼きを焼いた作家の細井陶游氏。一見とっつき難そうに見えますが、とても話好きで穏やかな方です。茶花の入れ方は、氏に言わせますと陶游氏の奥さんのほうが上手く、「女房に見せると、何この活け方はと怒られる」と話されておりましたが、私は全く茶花の入れ方には無学ですが、十分お上手とお見受けいたしました。

この志戸呂焼きの展示会は、今月27日の花菖蒲園閉園まで行われております。

また、展示品はご購入することも可能です。氏の話ではやはり花の観光地なので、花入れをご購入されるお客様も多いとのこと、ご来園の際は、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。


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