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 2009年05月 

端午の節句 

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5月5日 きょうは雨の端午の節句でしたが、ここ最近雨が降っていなかったのと、小雨程度だったので、園内もしっとりと落ち着いた感じで、これはこれで良かったです。

今は子供の日となっている端午の節句は、もともとはサトイモ科の菖蒲(ショウブ)の霊験によって、端午の邪気を払う菖蒲(あやめ)の節句であり、この風習は奈良時代以前に中国から日本に伝わりました。

そして以降の長い歴史のなかでも端午の節句は連綿と行われ、江戸時代になり端午の節句を彩る祭の花として、花菖蒲の発達が始まったわけで、花菖蒲はいわば節句の菖蒲(あやめ)文化の一つの表現、形であるわけです。この経緯から当園では菖蒲(あやめ)文化を大切に考え、端午の節句の日には軒に菖蒲を葺き、菖蒲酒をふるまっています。

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庄屋屋敷内では、端午の日にちなんで菖蒲酒の接待がありました。これはサトイモ科のショウブの根を日本酒に浸し、その香気をうつした端午の日の厄除けのお酒です。

ショウブはその剣のような葉と、植物のなかでも春にいちばん早く芽吹いて来ることや、根や葉に芳しい芳香を持つことなどから、古来中国では霊草と考えられてきました。

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酒樽の中です。浮いている白いものは、スライスした菖蒲の根です。これは、あくまでもサトイモ科のショウブの根を使用します。アヤメ科の花菖蒲の根では、香りも霊験もありません。

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園内の花菖蒲はまだごくわずかしか咲いていませんが、5月の新緑が鮮やかな園内は、まだお客様も少なくのんびりと花を眺めたりお食事を食べることもできますので、これはこれで満開の時とは違って良いように思いました。

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午後にはやや本降りに近くなり、まるで梅雨時の旧暦の端午の節句のような、新暦の端午の節句の日でした。


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