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また来年もよろしくお願いいたします。 

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6月26日 きのう今日と梅雨の中休みで、きょうも気温は27℃とのことですが、体感的には真夏になったかのような感じです。こうなるともう花菖蒲のシーズンではなく、アジサイも暑そうです。

園内では入れ替えのできる鉢ものの部分のみ咲いていますが、花数は減ってきました。

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長屋門前の菖蒲田から奥の古寺を眺めた様子。大勢のお客様が訪れたのはつい先々週までのことなのに、それが嘘だったかのように暑い山里の夏になっていました。

花菖蒲園ではこれから夏場をかけて、来年に向けて花菖蒲の株分け植え替え作業が始まります。花菖蒲は宿根草ですが、株分けを行わないと株が弱って花が咲かなくなってしまう性質を持っているためです。

暑い真夏の仕事でで、とても大変な作業です。多くの鉢も毎年株分けが必要なので、それも大仕事です。花菖蒲の栽培は夏場の暑いときの出来で、翌年の花の状態が決まってしまうので、夏場は気が抜けません。

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今年も大勢の皆様にご来園いただきました。今年は天候にも比較的恵まれ、良いシーズンであったと思います。

花菖蒲園の開園期間は今月末までですが、このあたりで、ひとまずこの開園シーズンのブログは終了したいと思います。見ていただいてほんとうに有り難うございました。来年もまたよろしくお願い申し上げます。


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移り行く季節 

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6月23日 きょうは朝方に雨がぱらついた後、10時頃から晴れの天気になりました。

毎年、この時期にこういう梅雨の晴間があり、久しぶりの太陽の光を見て、季節が変っているのに驚きますが、今年は今日がその日でした。

夏そのものの太陽の強い光に、花菖蒲のシーズンが過ぎ行くことを教えられ、ふと寂しいような、物悲しい気持ちになります。

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今屋外の園では、アジサイとともにハンゲショウが、さかんに咲いてよい香りを漂わせています。ハンゲショウはドクダミの仲間で、繁殖力がたいへん旺盛ですが、その葉や花が爽やかなことや、水辺に湿地性の植物をというこで植えつけてみましたが、数年で広がってしまいました。

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地植え圃場は花も完全に終わって、昨日から植え替え作業に掛かり始めました。花菖蒲は植えつけて数年経ち、大株になるに従って成育が悪くなる植物なので、当園では2年ごとに開花後に堀り上げ株分けをしています。

これから9月いっぱい、地植えの植え替えが完了するまで、暑いなかでの作業が続きますが、この作業を行わないと、来年花が満足に咲きません。花菖蒲園の管理はこの暑い夏場こそいちばん大変になります。

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加茂荘の蔵と花菖蒲。当園の開園期間はこの月末までですが、温室のアジサイなどは今がちょうど見頃の時期でもありますので、まだまだ楽しめると思います。

雨の日はやっぱりアジサイ 

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6月21日 きょうは日曜日でしたが午前10時頃まで雨が降って、その後も湿気の高い曇り空が続いて梅雨らしい天気でした。

花菖蒲もこういう日は雨に打たれて花が垂れてしまい、咲いてはいましたが毎日見ている者の眼からすると綺麗ではありませんでした。しかし、こんな日はアジサイに水滴が当たって、それがまたいいので、そんな写真を撮っていました。

上の写真は花菖蒲園の園内にある古寺と、その前に置かれているアジサイの大鉢です。この部分の花菖蒲は地植えで、すでに終わってしまっています。この場所にも命名品、未命名品などいくつもの株がありますが、目に付いた花をご紹介してゆきます。

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こちらは売店でも販売されている「乙女心」。アルカリ性の土質では淡いピンクを帯びるこの花は、酸性ではわずかに青を感じる花色に咲きます。どちらかと言うとピンクに咲かせたい花ですが、こんな感じの色に咲いても可愛い品種です。

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「舞孔雀」という品種。この品種はガク咲きの八重なのですが、ガクの中心部の小花の花弁もかなり大きくなり、ガクの花は後ろに追いやられて、それでこんな花形になって咲いていました。ガク咲きでも玉咲きでもない、面白い花です。

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こちらは未命名のガク咲きの八重ですが、中心部の花が濃いシアンがかったブルーで目立ちます。

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こちらはウェディングドレス・・だと思うのですが、名札がありませんでした。清楚な白花ですが、雨に打たれて重たそうに花を垂らしていました。

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こちらは当園作出品種ではないですが、「ウズアジサイ」といって、昔からの「七変化」の花びらが抱えて丸い形になって咲くものです。一輪の花の大きさは1cmほどで丸くて可愛いです。この品種を親にして育種も行われましたが、現在では無くなってしまったようです。

花菖蒲が終盤になるに従ってアジサイが美しく咲きだし、月末まで花が楽しめます。


6月20日 開花状況 

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6月20日 きょうは曇りとの予報でしたが、かなり晴間もあり気温も26℃くらいと高く蒸し暑い一日でした。6月の中旬を過ぎるとこんな日が現れるようになります。

当園の花菖蒲は地植え部分と鉢物部分に分かれていて、現在のところ地植え部分の開花はほぼ終わり、鉢植え部分が最盛期を迎えています。多くの品種が咲いていますので、品種を購入される方には良い頃です。

上の写真は長屋門前の花菖蒲田です。

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こちらは休憩所前です。ここの部分も入れ替えの可能な鉢物で、ここの部分だけであれば、けっこう綺麗に咲いています。

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休憩所前から加茂荘の蔵を見たところ。手前の花菖蒲の奥にスイレンが咲いています。

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加茂荘の蔵とアジサイ。このアジサイは、当園でアジサイの改良を手がけるはるか昔から、花菖蒲園の古寺の一角で咲いていたアジサイを挿し木して植えたものです。日本の昔からの七変化でもないですが、青いきれいな花です。

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今年あたらしく造ったグリーンハンギングの休憩所。ここの場所は花の咲く吊り鉢はほとんどなくて、多くが観葉ものの吊り鉢ですが、涼しげでとても癒されます。

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夕暮れの花菖蒲園。花菖蒲は終盤になりながらも、毎日入れ替えを行っていますので、まだまだ見られる状態で咲いています。ここしばらくこの状態が続き、6月25日頃以降は、花が少なくなってくると思います。


アジサイの新花 

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6月19日 きょうは多目的温室で展示されている当園育成のアジサイの新花をご紹介します。

6月も下旬に差し掛かり、この場所に置いてあったユリの花も終わり、アジサイの圃場から持ってきた、アジサイの鉢植え大株が30鉢程度展示されました。

上の写真は中心の青紫の花が気になりますが、これは先日もご紹介した「小町」です。

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「うたげ」という名の濃いピンクの大輪八重咲きの品種。

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こちらは苗販売所でも人気の高い「ダンスパーティー」。 売店でもどれか一つを薦める場合は、この品種か「小町」を薦めています。まだ見た事はありませんが、割と赤色の濃い花なので、酸性土壌で栽培するとブルーから紫になるのかな・・・そんなところも見てみたいと思いました。

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咲き始めの「コサージュ」。昨年は大きな花に咲いた株が展示してありましたが、今年の花は小ぶりでした。アジサイは栽培環境によって花の大きさも花色も変ってしまうので、どれが本当の咲き方、花色なのか、ちょっと悩んでしまいます。

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淡い空色の八重咲き大輪。ガク咲きで八重ですが花形もよく整っている感じがしました。未命名品種です。

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それに比べると、こちらの八重は花一輪はなかなかなのですが、花全体の整いが今ひとつのような感じです。こちらも未命名品種です。

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青く咲いた「ピーターパン」 。「こんぺいとう」という品種によく似ており、同じく花弁の底に色が乗る八重咲きです。こんぺいとうのほうは売店でも販売されています。

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同じく「こんぺいとう」です。この花はガク咲きなのですが、中心の本来の花の部分も八重っぽくなっていますね。この花はアルカリ土壌で咲くと、紫味を帯びる赤色っぽく咲きます。

これらの花は、ダンスパーティーとコサージュ以外、まだ売店では販売されていませんが、今後徐々に販売してゆく予定ですので、今しばらくお待ちいただければと思います。

志戸呂焼 6月28日まで展示します。 

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6月17日 きょうは加茂荘の古寺内で、6月28日まで行われている、志戸呂焼の展示をご紹介いたします。今年はじめて展示を行いましたが、ご来園の皆様にたいへん好評でしたので、当初21日までの展示でしたが、26日まで期間を延長することになりました。

志戸呂焼とは、掛川市近隣の島田市金谷町に江戸時代以前から伝わる陶芸で、約400年の歴史を持っています。志戸呂焼の特徴は、桃山時代からの緑釉をはじめ江戸時代より伝えられる黄褐色の梨釉、紅釉、黒釉、飴釉、虎斑釉など鉄釉を中心で、焼味は渋く深い味わいがあり、その良さが今見直されつつあります。
金谷町には志戸呂焼の窯元がいくつもありますが、今回当園にて展示を行っておられる細井陶游(ほそいとうゆう)氏は、志戸呂焼の茶陶としての奥深さに魅せられ、以前は埼玉にて窯を開いておられましたが、約7年ほど前に今の金谷町に越してこられました。

細井氏のご夫人が、当園に勤められたご縁で、今年から加茂花菖蒲園の古寺内にて、昨年も行ったふくろうおじさんこと土屋誠一庵さんと、「2人展」と称して展示を行っています。

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作品は茶椀、茶入、建水、水指し、菓子鉢、花入等の茶陶およそ80点ほどが展示されており、それぞれ名称と価格が添えられ、ご購入できるようになっています。写真は黒柿釉の井戸茶碗。

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半筒の茶碗。どの作品もほんとうに渋いです。でもその渋さの中に実に様々な色彩が混じり合い、とても微妙で味わい深い作品が多数展示即売されています。

茶陶の類ですので、お土産ものにちょっと・・・という感じでご購入できる品物ではありませんが、指定銀行口座に振り込み後、桐箱に入れお送するという形をとっておりますので、ご来園の当日、持ち合わせがなくても構いません。お値段もお茶を嗜まれる方にはリーズナブルな価格です。

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瓢の水指し。登窯の中で火の当たり方や灰の被り方によって変化した微妙な色彩に目を見張ります。

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梨釉(なしゆう)の筒茶碗。この碗のように独特の渋い梨色を表現する作品もあり、渋さの中にほんとうに多彩な表現を観察することができます

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今回、当園で作品展を行ってみたところ、お客様に人気だったのが花入れ。やはり花の観光地だからでしょうか。お茶は嗜まれなくても、一輪を入れて楽しみたい方は多くおられるようでした。

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自作の茶碗を手に取る細井陶游氏。気さくで話しやすいお人柄です。ご来園の際には、ぜひお立ち寄りください。また、来年2010年度の開園シーズンにも展示販売を行う予定です。

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なお、細井氏の窯元へも、折がありましたらぜひ来ていただきたいとのことですので、よろしくお願い申し上げます。

志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133


6月16日 開花状況 

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6月16日 きょうは一日厚い雲に覆われた曇り空で、夕方にザ~っと雨になりました。

花菖蒲の開花は、今年は例年より7日くらい早かったのですが、最近酷い暑さもないため、ここへ来て平年並みの開花状況になって来たように感じています。

写真は長屋門から伸びるアスファルトの道から、南側を見た様子で、手前のほうは鉢ものの部分で、奥のほうが地植えです。 地植えの部分は花が終わってきました。

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それでも長屋門前の部分は鉢の部分で、まだ蕾も多くあります。地植えのような満開の迫力はないですが、今週末から来週前半にかけて、いちばん多く花が咲いてくるような感じです。

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この開花後期になって見頃になってくるのはアジサイの数々ですが、それとともに写真のハンゲショウも葉が白くなり、目立ちませんが良い香りの花を咲かせます。

ハンゲショウはドクダミの仲間で、葉に少し臭いがあります。水辺を好み繁殖力がとても良く、一面に広がり困るほどです。花は地味ですが、梅雨時の風情があり、茶花にもよく似合います。

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加茂荘の蔵とハンゲショウ。スイレンと花菖蒲もちょっと写っています。4月末から開園した花菖蒲園も、残り半月になりました。季節は初夏から夏に変り、梅雨の雨の似合うシーズンになっています。当園は開花調整することで花を長く咲かせていますが、本来はこうした日本の季節のなかで、一瞬鮮やかに咲き誇るのが花菖蒲の姿です。

オリジナルアジサイ 

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6月15日 きょうは今が盛りの園内のアジサイをご紹介いたします。

当園は1992年頃よりアジサイの品種改良をはじめました。 アジサイは当時もすでに多くのハイドランジア系の品種が存在していましたが、それらの品種の多くは花はみごとだけれども、木の姿が整わず、庭園植栽に不向きな品種が多く見られました。当園はその部分に着目し、庭園植栽にも向く優良品種の作出、特に、当時出回り始めた八重咲の優良花の作出等を目標に改良を進めてきました。

これまで命名した品種は100品種を超えますが、初期の作花は今思うと見どころのないものであったりで、淘汰し、現在はおよそ50品種ほどと、多数の未命名実生品を栽培展示しています。

今回は、最新花の紹介というわけではなくて、いま園内で見られる花から、そのごく一部をご紹介しました。

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こちらは2年ほど前に命名した「ギャラクシー」 当園のパンフレットには濃いピンクで載りましたが、この花は酸性土壌で咲いたためかかなり濃い紫色に咲きました。

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ダンスパーティーとともに、当園の一番の人気花 「小 町」です。 アルカリ土壌では鮮やかな赤色から紅色に咲く本種は、酸性土壌ではこのように濃紫色に咲きます。

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明るいブルーの小花がいかにも雨の季節の花らしいので、「雨の物語」と名付けた品種。

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お客様に人気の高い「初 恋」。ヤマアジサイの清澄沢アジサイの後代で、咲き始めは赤い覆輪が見られますが、咲ききると藤色を帯びたピンクになります。

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「ウェディングブーケ」という白花系の品種。 花にちょうどナナフシという昆虫が止まっていました。


当園のアジサイは近年人気化して、種苗会社各社や生産者からの生産契約の依頼が多く寄せられています。アジサイの担当は当園の一江(いちえ)という者が担当しておりますので、アジサイに関するお問い合わせはお電話にて一江までお願いいたします。

6月14日 園内景 

本日の天気:曇り時々晴れ
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6月14日 きょうは日曜日で大勢のお客様で賑わいました。例年この日は雨に降られることも多いのですが、めずらしく天気の良い日が続いています。

写真は加茂荘の蔵と、左の建物は多目的温室で、外からは温室の鉄筋やガラスが見えないようになっています。

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南北に長い花菖蒲園の北端から南側を見た様子。手前の部分は入れ替えのできる鉢仕立ての花菖蒲で、これから6月25日頃までが見頃です。

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多目的温室の内部は、ユリの花が展示され甘い香りが漂っています。でもそろそろユリの季節も終わりで、次のアジサイの展示にバトンタッチの途中です。

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こちらがユリの花の展示の後ろで行われるアジサイの展示です。当園オリジナルの品種が多数展示されており、次々に咲き出しますので、今後さらに鉢の数が増えてゆきます。

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やはり6月の中旬ですね。園内の露地植えのアジサイも多く咲き出してきましたし、売店のアジサイの苗もよく売れています。

明日は、園内のアジサイを撮ってみようと思います。

庄屋漆器店 

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6月13日 きょうは加茂荘の長屋門内部にある、庄屋漆器のお店をご紹介いたします。

このお店は輪島塗りの大藤漆器店さんが、もう20年近く前からずっと、開園シーズンにこの場所でお店を出されています。

20年近く前と言いますと、富士花鳥園がオープンして間もない頃で、社長の大藤さん曰く、加茂グループの殆どの従業員よりも、自分らのほうが古い。 本当にそうです。お店に入ると気さくな社長さんと笑顔の絶えない奥さんが迎えてくれます。

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店内は230年近く前に建てられた建物の内部なので、昔そのままの空間にさまざまな漆器が並べられています。

輪島塗と言いますと、高級漆器というイメージがありますが、ここに置かれているものはほとんどリーズナブルで、そして日常に使用できる製品が多くて、ついつい手に取りたくなってします品物が多くあります。

もう20年近く前からお店を出されていますので、毎年来てくださる常連さんも多いですし、私たちも開園シーズンの最後には、何かしら購入させていただいたりしています。

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高級品も一部ありますが、多くはこんなリーズナブルな日常品が多く、普段の食卓で気軽に漆器の良さが楽しめます。

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お箸の種類も多くて迷ってしまうほどです。神戸や掛川の花鳥園でもお店を出されておられますので、フクロウや花をモチーフにした製品も多いです。ご来園の折には、ぜひお立ち寄りください。

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さて、花菖蒲のほうは、地植えが終わってきましたが、鉢植えの入れ替え圃場がこれから来週末ころにかけて最盛期を迎えます。

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そしてアジサイが美しくなってきました。園内にはさまざまなオリジナルのアジサイが植栽されているほか、売店でもオリジナルアジサイの販売を行っています。

6月12日 開花状況 

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6月12日 きょうは晴天でしたが湿度はそれほどないようで、風があり陽射しの強い一日でした。

こういう日は花菖蒲には不向きで、咲いても花弁が伸び広がることができません。また写真を撮っても花色が飛びやすくて、本当はあまりご紹介したくなかったのですが、週末を迎えますので撮ってみました。やはり梅雨時の多湿な曇り空の下でこそ、美しく咲ける花です。

園内は、奥の地植えの部分が終わりにさしかかり、鉢栽培の株がこれから最盛期というところで、現在は少し花がまばらになっています。今週末あたり、鉢物が見頃になるかな・・・・と思っていたのですが、もう少し先になりそうです。

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長屋門前の花菖蒲田も鉢栽培の部分なので、これから花数が多くなってゆきます。

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鉢栽培の部分には、八橋が掛けてあり、通行することができます。万が一落ちても、水はせいぜい10cmほどの深さです。

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こちらは地植えの部分。今年は暑さがはやくきたため、露地植えは6月初旬がピークでした。昨年は今頃でも十分見れたのですが、今年は昨年より約1週間程度、開花が早かったです。


お地蔵さん展 

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6月11日 きょうは園内の古寺で行われているお地蔵さん展をご紹介いたします。

この展示は、掛川花鳥園のほうで土日に石ころ彫刻の展示販売を行っている土屋誠一庵さんによるもので、昨年に続いて今年で2回目になります。

土屋誠一庵さんのサイトはこちらです。

古寺やお寺境内のスペースを利用して、お地蔵さんが思いのままに展示してあります。その一部をご紹介してみます。

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堂内に入るとこんな感じにお地蔵さんが展示されています。およそ300年を経た堂内の侘びた空間にお地蔵さんがよくマッチしています。

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堂内の侘びた景色に少しだけコミカルなお地蔵さんの顔が浮かび上がります。

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障子を明けたら、梅雨時のしっとりとした光が入ってきました。

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丸石を半分に切って、そこに彫ったお地蔵さん。堂内の縁に仲良くならんでいました。

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屋外に置かれた一体。安山岩の荒削りな原石の肌を生かして、お地蔵さんの顔が彫り上げられています。

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ハコネウツギの花が落ちる下にある一体。抱えている丸いものは宝珠でしょうか。

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アジサイの茂みのなかに置かれた一体。

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一枚上のお地蔵さんを別角度から。一瞬、梅雨の晴れ間の光が差し込みました。

このお地蔵さん展は、同じく堂内で開催されている志戸呂焼の展示と同じく、6月21日(日)まで行われています。ご来園されましたら、ぜひお立ち寄りください。


アジサイの花色 

6月10日 きょうは園内の花売店で販売されているアジサイのお話です。

お客様からよく、「アジサイは色が変わっちゃうからね~」と言われたり、または「この花色を来年も出したい場合にはどうすれば・・・」というご質問を受けます。

こんなとき、日本の土はもともと酸性だから、赤くしたい場合は春先に株もとに石灰や苦土石灰を撒けば赤くなりますよ。と結論だけ簡単に伝えます。


でもこれはけっこう難しいメカニズムでこうなっているようです。酸性の土壌では、土壌中のアルミニウムが水に溶けてアルミニウムイオンとなり、アジサイの根から吸収され、花に含まれるアントシアニン色素と結合すると、花色が青くなります。

日本の土壌や水にはアルミニウムが多く含まれていますが、それが弱酸性の土壌では水に溶けやすく、弱アルカリ性の土壌では水に溶けにくいのです。

ですから、酸性の土壌では青く、アルカリ性の土壌では赤くなってしまうわけです。

日本の土壌は弱酸性であることが多いので、アルカリ性の土壌にするには石灰や苦土石灰を春先に一度、かるく撒くだけで効果があるそうです。

逆に土壌を弱酸性にしたい場合は、土壌にピートモスや鹿沼土などを混ぜます。

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この花は当園作出の「小町」ですが、酸性の土壌では紫色に、アルカリ性では紅色に咲きます。ここまで色幅があると、小町は何色の花ですと言えばよいかわからないほどですが、紫色がややくすんだ感じになるので、やはり小町は石灰を撒いて赤く咲かせたほうが良いことになります。

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こちらも当園作の「舞孔雀」ですが、この花もこんなに変化してしまいます。でも個人的には青く咲いてくれたほうがいい花です。

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こちらは「手まり歌」ですが、この花はもともと淡い色彩なので、変化の幅もこの程度で、濃い青や赤色にはなりません。どちらもきれいですが、やっぱり青く咲いたほうがいいかなと思います。

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さて、こちらは「ダンスパティー」という、当園作出の品種のなかでも人気の高い花です。この写真はもう4年くらい前に、温室で咲いている花を撮り、この花姿がダンスパティーだと私も思い込んでいました。

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ですが、これが今年、屋外で咲いているダンスパーティーです。

だいぶ違いますよね・・・・。 たぶん屋内で咲いたほうは光線が弱かったため白っぽく咲いたのでは・・・と今は思っています。それに屋内咲きは花弁も伸びやかですが、外の直射日光下ではちょっと詰まっています。

どちらが良いか・・・これは好みの問題ですが、ずいぶんと変って咲くものですね。

なお、これらの花苗は、園内の花売店で販売しております。


6月9日 園内景 

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6月9日 園内の奥の地植えの部分から、ご入園受付のある北の方向を見た様子です。先日は満開でしたが、やや花数が少なくなってきたことがお分かりいただけるかと思います。

今年は5月末に暑い日が続いたため、花が一気に咲き、地植えの部分はそろそろ終盤となっています。

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それとは対照的に、入れ替えのできる鉢もの部分は、極早咲きの品種がほぼ終了し、一般種はこれからが開花の最盛期です。今度の週末頃から来週にかけて見頃になってきます。

鉢植えは、露地植えに比べて開花がおよそ1週間から10日ほど遅れるので、地植えと鉢植えの両方あることで、長い期間花を観賞することができます。


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さて、6月8日~10日の3日間、園内の休憩所にて、はなしょうぶ染の体験と販売が行われています。販売物はフクシア染めのイアリングやネックレス、スカーフなどが販売されていました。

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花菖蒲のはなびら染めの様子です。浸かっているのはシルクのスカーフで、美しい紫に染まります。

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こちらは、花菖蒲の生の葉で染めたシルクのスカーフです。花とは対照的な鮮やかな黄色に染まります。

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花菖蒲の生の葉を使って染色の体験を行いました。きょうは特別に染色の先生がご来園され、染色の指導していただきました。

この催しは、明日10日まで行われます。体験はどなたでもご参加可能ですが、シルクのスカーフ代のみいただいております。


今年選んだ八重咲の新花 

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6月8日 きょうは今年の選抜花をご覧いただきます。これらの花は一昨年に交配して、今年はじめて開花したものの中から、選んだものです。

当園は昔から花菖蒲の新品種育成に力を入れており、その作業は今も続けられています。昨今は、花菖蒲園用に、一輪の花は簡素でも群生の美しい品種の作出と、一輪の花が美しい販売向けの品種の両方を分けて考えて育成していますが、今回ご紹介する花は一般販売向けの品種になります。

こちらも様々なタイプの育成を進めていますが、今回は八重の花ばかり載せました。

この花は白地に青紫覆輪の八重の大輪花。花の直径はおよそ18cmほどです。これまでこれほどコントラストの美しい八重がありませんでした。花形も良く、増えれば優秀な品種になると思います。

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上の花を横から見たところ。花弁は細かく波打ち、そこに青紫の覆輪が入ります。

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この花は紫の大覆輪の八重咲き。夢の羽衣(ゆめのはごろも)の後代で、よく似ていますが、覆輪が深いです。

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この花はその覆輪の色が淡く現れたもの。

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こちらは藤色の半八重の大輪。もう少し八重率が進むともっとすごい感じになるのですが、これどまりか、来年はもっと八重に咲くのか、増殖しながら2次選抜を行います。

これらの花は、全て命名され新品種になるわけではなくて、2年、3年と増殖しながら2次選抜を行い、そのなかで残った良いものを、新品種としてゆきます。

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こちらは覆輪の色が紅紫に現れたもの。こういうタイプの花もまだとても少ないです。

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この花は、バックが悪いですが、そこはご勘弁ということで、同じく紅紫の覆輪花です。


今回ご紹介したこれらの花は、花菖蒲本来の花形とは全く異なり、いかにも派手ですが、一般的な三英、六英はもう幾つもの品種があるので、花菖蒲の本来の美しさからは外れるけれども、こんな八重でないと人の眼を驚かすには至らないわけです。 

でも、この言葉は今から160年以上前に、花菖蒲の中興の祖と言われる松平菖翁が「花菖培養録」に記した言葉なので、今でもそれと全く同じことを行っているのが可笑しいような・・・ でも八重はやっぱり目を見張ります。

改良され尽くして久しいと言われる花菖蒲ですが、まだまだ改良の余地はあります。例えば花菖蒲園向きに、花形、花色ともに良く、葉姿も美しく、草丈も伸び、繁殖も良い。そんな及第点が付けられるような品種は現存する花のなかでも殆どありません。

そして、これからも当園は花菖蒲の育種を行ってゆきます。


6月7日 園内景 

本日の天気:曇り時々晴れ
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6月7日 例年6月の第1週、第2週の土日がいちばんお客様が多くご来園されますが、きょうも大勢のお客様にご来園いただきました。天気も良く花を見るにはベストな一日でした。

上の写真は、ご入園受付を入ってすぐの所にあるお土産物の売店です。漬物や味噌、しょうゆの実など、当園独自に仕込んだ伝統食材や、花菖蒲柄のハンカチ、花菖蒲のメモ帳、クリアファイルなどのオリジナル製品。ほかにもフクロウグッズなどさまざまな品が並んでいます。

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こちらは受付のすぐ左側にある、多目的温室内のユリの展示です。もう一面の花で埋まっていて、ユリの良い香りが漂っていました。右側にちょっとだけクラフト作品の販売ブースが見えています。

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こちらは多目的温室内の喫茶コーナー。コーヒー、紅茶、アイスクリームをはじめ、様々な喫茶軽食の飲食コーナーです。この頭上はいちめんのペチュニアの花が吊ってあります。

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多目的温室から外に出ると、広々とした花菖蒲園が広がっています。この花菖蒲園の休憩所前の花は、入れ替えのできる鉢仕立ての株で、今現在はまだちょっと花が少なく、来週頃から多くの花が咲いてきます。

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加茂荘の長屋門前の花菖蒲田。この場所も鉢仕立ての入れ替え圃場になっており、今度の週末あたりからが最盛期になってきます。

画像右奥の地植えの部分は、遠目には満開ですが、現地へ行くとやや最盛期を過ぎた感じです。それでも毎日萎んだ花を摘んだり、花の終わった枝を切ったりしていますので、まだまだ美しく眺めることができます。

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花菖蒲園内の古寺で、昨日今日の2日間、お茶席が設けられました。この古寺の侘びた、そして伸びやかな空間と、外に広がるしっとりとした緑の木々は、何とも風情が良くお茶に似合います。茶席も堅苦しい感じではなく、気軽に楽しめました。

来週末は、加茂荘の庄屋屋敷内で、お茶席が行われる予定です。


きょうは心配していた天気も良く、よい一日でした。ご来園いただき、誠に有り難うございました。


6月6日 園内景 

本日の天気:曇りのち時々晴れ090606001.jpg

6月6日 昨日の予報では雨で心配しましたが、きょうは午前中に一時小雨がぱらついた程度で、概ね曇り一時晴れの天気になり、ほっとしました。

写真は今日朝方の園内の風景です。開花最盛期ではありますが、少し後半にさしかかって来ています。それでも、今週涼しかったので、思ったほど開花が進まず、長持ちして良かったです。

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園の中央の地植えの部分。この時期にちょうど開花最盛期がかさなって、しかもきょうは天気が良くてよかったです。この写真のように、午後からは晴れたり曇ったりの天気でした。

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開花最盛期の土曜日とあって、お客様も大勢ご来園されていました。明日も晴れの良い天気のようで、今日にもまして大勢のお客様を予想しておりますが、きょうも駐車場の混雑はなかったので、明日も概ね大丈夫と思います。

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花菖蒲は嫌地(いやち)といって、長年同じ場所で栽培すると、土を嫌って育たなく性質があります。そのため当園も毎年苦労していますが、毎年同じように出来がいまいちです。ほんとうは一面の花のじゅうたんにしたいのですが、なかなか栽培が難しいです。

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今年新しくできた花菖蒲園内の休憩所。花菖蒲やアジサイなどの苗の販売もここで行っています。

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当園のオリジナルアジサイの苗販売コーナー。
現在、綿帽子、舞孔雀、蝶のたわむれ、ロンド、ライピスラズリ、ほろ酔い、星花火、乙女心、マジカルプリンセス、宵の星、手まり歌、初恋、森の泉、紅、パール、夏まつり、ダンスパティー、小町、ウェディングドレス、モナリザ、九重の桜、伊豆の海、もみじ、デイドリーム、星空、聖水、アレキサンドリア、天を仰いで、星の桜、などが販売されています。

各種とも1鉢1,000円程度です。なお、申し訳ありませんが、現在のところこの苗販売所のみの販売とさせていただいております。

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この売店で販売しているオリジナルアジサイの手まり歌。 八重の花弁を持つ玉咲きの品種です。ごく淡い白に咲き出し、酸性の土壌だと明るい水色になります。アルカリ性ですとピンクになります。

庄屋屋敷 加茂荘 

6月5日 きょうは庄屋屋敷 加茂荘の内部を少しご紹介いたします。

花菖蒲園に入ると左側に白壁の塀や蔵が見えますが、この部分を含め白壁の奥にある庄屋時代の建物を加茂荘といいます。

現在は当園や掛川、神戸、富士、松江などの花鳥園を運営する加茂家の、江戸時代からの邸宅になります。この加茂荘の入り口が、当花菖蒲園の象徴的な建物になっている長屋門(ながやもん)です。

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この長屋門は、江戸時代中期の安永2年、今から236年前の建築です。掛川花鳥園や神戸花鳥園などのご入園入り口の門は、この加茂荘の長屋門がモチーフになっています。

この写真は、本日、6月5日の長屋門前の様子です。

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庄屋屋敷の入り口をはいった加茂荘の土間から内部を見たようす。この部分も長屋門や松の間などと同じく、江戸時代中期の安永2年、今から236年前の建築です。天井は驚くほど太い木で組んであります。

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この畳の部分を「でい」といい、その昔は家族の者が食事をとる空間でした。障子の外には池があり、コクチョウやカモなどが泳いでいます。

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かまどなども昔のままの姿で保存されており、実際にかまどに火を付けて調理を行うことももちろん可能です。このため映画やCMなどのロケ地としても度々使用されています。

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庄屋屋敷にはいってすぐの「みせ」と呼ばれる場所から、加茂荘の座敷を眺めた様子。

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こちらは庄屋屋敷でも奥の部分で、大正時代に増築された座敷です。

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加茂荘の白壁の内側、庄屋屋敷内部の庭から屋敷の建物を眺めた様子です。植え込みは自然のままに任せてあり、下は自然に苔が密生し、どこかしら侘びた風情がある美しい庭になっています。

このような旧家は、日本では固定資産税の関係でそもそもたいへん残りにくく、例え残っていたとしても博物館的な要素を持ち手が加えられるか、保存状態が悪いといった邸宅が多い中で、加茂荘は江戸時代のままの姿をそのまま残しており、かつ保存状態も良い、その意味で現代では非常に珍しい邸宅となっています。花菖蒲園にご来園されましたら、ぜひ内部も見学されてみてください。
座敷見学は、別途500円をいただいておりますが、その分の価値はある屋敷であると思います。

6月4日 開花状況 

本日の天気:曇り
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6月4日 地植えの花菖蒲田の部分は、今が開花最盛期です。今度の土日も最盛期ですが、正直に言えば、少し下り坂になり始めになると思います。

上の写真は園内にある古寺と、明るい黄花の花菖蒲。 金冠(きんかん)という品種で、当園で育成したものです。

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望遠で寄せたところ。

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加茂荘の蔵の前の長井古種も今が見頃になっています。長井古種とは、山形県長井市あやめ公園に保存される、花菖蒲の原種のノハナショウブの面影を残す、あっさりした花形の品種群です。

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長屋門の前の菖蒲田から見た様子。手前の鉢ものの部分は、露地植えより開花が約1週間~10日程度遅くなり、地植えものが終わる頃に開花の最盛期を迎えます。今でも極早咲きの品種でけっこう賑やかですが、多くの品種が見られ、購入できるようになるのは、まだ少し先になります。

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加茂荘の長屋門前。

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きょうご来園されていたワンちゃん。大きなとても美しい子でしたので許可を得て撮影させていただきました。グレートデンだそうで、まだ子供とのことでしたが大きくてきれいな子でした。

当園は基本的に糞の始末をしっかりして、リードをしっかり持って他のお客様にご迷惑のないようにしていただければ、動物同伴OKですので、園内にいると何かしらの犬に出会います。


庄屋料理 庄屋弁当 

6月3日 きょうは加茂花菖蒲園の名物のお食事、庄屋料理と庄屋弁当を紹介します。

庄屋料理
庄屋料理は、加茂花菖蒲園の経営者、加茂家に代々伝わる伝統料理です。

加茂家は桃屋山時代よりこの地方の庄屋でありましたが、この料理は庄屋であった頃の客人接待を伝える料理です。染め飯(そめいい)という、くちなしの実で染めた黄色いおこわと、煮物、漬物、しょうゆの実、近隣の野山で摘んだ山菜など、一年間をかけて食材を仕込み、心を込めて手作りしたものです。その昔、重箱に詰めて隣近所へも配った習慣にならって、取り合わせました。

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重箱に詰めた理由は、この料理がもともとは「早苗振」(さなぶり 早苗の振舞い=田植え時にふるまった食事の意)といって、田植え後の慰労の場で食べられていた料理であったからです。

昔は田植えは村全体で行われる共同作業だったので、早く田植えが済んだ家が遅い家の田植えを手伝い、最後になった家が手伝ってくれた人たちに料理をふるまうのが慣わしでした。しかし加茂家のような庄屋は田植えを行わないので、小作人たちに田植えが終わると毎年「早苗振」を重箱に入れて振舞っていたのです。

庄屋料理は、このようにして代々加茂家が作り続けてきた伝統の早苗振の料理を、昔のままの製法を守り、年間をかけて材料を仕込み作ったものです。


この庄屋料理は、加茂花菖蒲園の多目的温室内にてのお食事となります。お代は2,500円(税込み)です。10名様以上はご予約をおただいておりますが、個人のお客様でしたらご予約は必要ありません。ご入園時にお食事の受付にてお申し込みください。


庄屋弁当
庄屋弁当は、庄屋料理を簡略化し、お弁当スタイルにまとめたものです。染め飯(そめいい)に煮物、漬物、味噌玉子、しょうゆの実などが取り合わせてあります。

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染め飯(そめいい)という、くちなしの実で黄色く染めたおこわが中心となっていて、見た目も楽しいお弁当です。入れ物の竹篭は、おにぎりを入れたり、別の用途にも使えそうです。

庄屋弁当は、園内の喫茶にて販売しております。10名以上要予約。
お代は1,500円(税込み)となっております。

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上の写真のアップです。
写真左の、茶褐色のものが、加茂家の名物「しょうゆの実」です。もろみに、ゆず、ナス、しょうが、シソの実などの乾燥させたものを混ぜ込んで作ります。独特の風味があり、香りも強いので好き嫌いが分かれますが、まさに加茂家伝統の味といえる一品です。

丸く見えるのは、うずらの玉子を味噌に漬け込んだ味噌玉子。自家製の漬物、暗紅色の山桃がちょっと見えています。

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6月3日の開花状況
きょうは一日曇りで、花も痛まずに済みました。花菖蒲園の奥の露地植えの部分は今が最盛期で、今度の週末程度までこの状況が続きそうです。その後は徐々に花が少なくなってゆきますが、手前の鉢もの部分が今度は花が多く咲くようになってきますので、今月の20日頃までは見られそうです。

温室内の花売店 

本日の天気:快晴
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6月2日 きょうは快晴で気温も高く上がり、花菖蒲には辛い一日でした。

今年は開花が約1週間早く、花菖蒲園の奥の露地植えの部分は今が最盛期なのですが、強い陽射しに花がだれてしまっていました。やはり曇り空がこの花にはいちばん似合っています。


きょうは、多目的温室の中の花売店を撮ってみました。

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花菖蒲園内の花菖蒲の売店とは別に、温室内にも植物売店があります。ここでは主に温室内にて生産された植物を販売しています。

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こちらは少し前にご紹介したストレプトカーパス。アフリカ原産のイワタバコ科の植物で、室内の窓辺で育てることができます。当園で育成した花です。1鉢700円

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こちらは豪華な大輪花を咲かせる球根ベゴニア。夏の暑さに弱いですが、まだ1ヶ月くらい楽しめます。1,000円

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吊り鉢仕立てのゼラニウム類。

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ほかにも、フクシア、ギボウシ、木立ベゴニアなどが販売されています。今年は、この温室内の花売店の前に、かなり背の高いユリがたくさん置かれていて、ちょっと売店が見にくく、どこにありますか?と問われることが多いそうです。多目的温室の喫茶コーナーの奥にありますので、ご来園の折はぜひお越し下さい。


6月1日 開花状況 

本日の天気:晴れ
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6月1日 きょうは午前中は雲がありましたが午後から快晴になりました。気温も上がり、花菖蒲の花も咲き進み、奥の露地植えの部分は開花最盛期となりました。

一昨年も6月2日前後が開花最盛期でしたので、それと同じ開花の進み具合ですが、昨年と比べると1週間程度早く開花が進んでいます。

この分でゆきますと、今度の週末あたりまで地植えは保ち、その後、今月中ごろには地植え部分は花が少なくなって来るに従って、鉢物部分の花が見頃になってくると思います。

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園の地植えの部分の中ほどに植えつけてあり、5月中旬から咲いていたアイシャドウアイリスも、少し盛りを過ぎてきた感じです。でも開花期間が長いですね。花菖蒲でこれだけ長い期間、多くの花を付けてくれる品種はありません。アイシャドウアイリスの仲間は、1茎に7輪それ以上花が付くので、かなり長期間開花しています。

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ほぼ開花のピークという感じです。でもまだ蕾はたくさんありますので、一気に花が無くなってしまうわけではありません。

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さて、こちらは花菖蒲園のなかにある吊り鉢の休憩所。涼しげなグリーン系の観葉植物が吊ってあります。

花物の鉢花ですと、終わった花が落ちて下が汚れるので葉ものにしたとスタッフは語っていましたが、原色の花物ですと花菖蒲と喧嘩してしまい、花菖蒲の美しさが削がれてしまいます。しかし、こんなグリーンなら、とてもしっとりとしていて落ち着きがあり花菖蒲が引き立ってきます。なかなか味な演出です。

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一つをピックアップするとこんな感じです。これは何でしょうね。ツユクサの仲間のでしょうか、葉がちょうど竹の葉のようで涼しげです。こんなグリーンな観葉植物が吊ってあります。


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