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古寺にて志戸呂焼の展示会が開催中です 

5月24日 今日は加茂花菖蒲園にある古寺にて行われている、志戸呂焼(しとろやき)の展示をご紹介いたします。

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志戸呂焼は、当園のある掛川市のお隣、島田市金谷に伝わる陶芸で、約400年の歴史があります。
時の将軍、「徳川家康公の御用窯」として、また茶人、小堀遠州」より「遠州七窯」に数えられた由緒ある伝統工芸で、原料の粘土は細かく、重いため、出来上がった器は、堅牢でやや重量感のあるものに仕上がります。

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鉄を多く含んだ、鉄釉と呼ばれる釉薬を中心に釉掛けされるため、焼味は渋く、素朴な印象を受けます。
染付の伊万里焼と比べると志戸呂焼は一見地味ですが、よく見ると、火の当たり具合や釉薬の乗り具合、釉薬の中に含まれる不純物の微妙な違いで、いろいろな色が混ざり合った不思議な色彩となり、飽きが来ません。

展示をされているのは細井 陶游(ほそい とうゆう)さんで、ご好評頂いた去年に続いて2度目の出展となります。

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黒柿釉の茶碗。

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黒地に、釉薬に含まれる鉄分が輝く、美しい茶碗。

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江戸後期から幕末にかけて志戸呂で焼かれたとされる紅釉を再現された壺。



陶游さんは、「地元の島田市でさえ、志戸呂焼を知っている人は少ない。加茂花菖蒲園は遠方からの来園者も多く、志戸呂焼を知ってもらういい機会」と話されます。

年間の中でも当園での出展を楽しみにしておられますが、それは、展示会場である当園の古寺が、とても侘びていて、この焼き物に合っていること。そしてこの焼物を理解できる目の肥えた方がご来園いただけることにあるようです。

ご来園の際は、是非古寺に足を運んでいただき、志戸呂焼をご覧いただければと思います。展示と並行して販売も行われております。茶を嗜まれる方にはリーズナブルな価格設定となっておりますので、購入もご検討ください。

なお、細井氏の窯元へも、折がありましたらぜひ来ていただきたいとのことですので、よろしくお願い申し上げます。

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志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133

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取材の最中、野うさぎがひょっこり。焦ってしまってキレイに撮れませんでした。自然が残る当園だからこその遭遇でした。

文章,写真:西村

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