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3分咲きから4分咲きへ 

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5月31日 今日の開花状況です。

昨日、3分咲きとお伝えしましたが、今日も開花が進み、全園見渡すと3分咲きと言うよりは4分咲き程度に開花が進んでいました。

上の写真は花菖蒲園のほぼ中央部から北側を見た様子です。

見事に咲いてきました。昨日も涼しかったのですが、開花は確実に進んでいます。

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この花菖蒲園の中央部にはキショウブと花菖蒲との交配によって作出された、黄花系の品種が多く植えられています。
これらの品種は早咲きのものが多く、ここ一帯はすでに見頃となっています。

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こちらは園の北端の入れ替えのできる鉢物の花菖蒲田の部分。ここは数日前より見頃を向かえています。

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今咲いている花の確認で、適当に撮ったカット。黄色は金冠、藤色は藤絞り、白にちょっと紫は出羽の里、ピンクは桃霞という品種。すべて当園作の早咲きです。

こうして見ると当園の品種も、早咲き系の品種の品種の割合が昔より確実に増えてきています。20年くらい昔なら、まだこんなに涼しい天候では確実に花が少ないであろう花菖蒲園が、この気候のなかでも品種数が多く、そしてよりカラフルになっています。

ただ、晩咲き系を最近は育成していなかったですね。今後はそちらにも力を入れないとな・・・と思いました。

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加茂荘の蔵や長屋門をバックに、良いカットが撮れるようになりました。

花の走りの今の頃は、最盛期より草に勢いのある画が撮れるので、ついつい撮ってしまいます。

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原里(はらさと)と、この地元の名前を付けた品種。こんな曇った日はとくに美しい、沈んだブルーに見えます。

この花を見た当園のスタッフが、原里だけじゃつまらないから、「原里の花」か何かにしたら・・・と言うので、いずれ改名するかも知れません。

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こちらは昨日に撮った銀の月(ぎんのつき)という品種。ともに当園の作花です。昨日は晴天でしたが、気温は低めで風も弱く多少雲も出たので、花の痛みもなく良い状態で撮れました。

こんなふうに、お蔵や長屋門、古寺などを入れて撮ると、当園独特の写真を撮ることができます。

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今年もホタルが飛んでいます 

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5月31日 今年も当園の脇を流れる用水路で、ホタルが飛び始めました。今回はこのホタルについてお話します。

上の写真は、用水路の上を光りながら飛んでいるホタルを撮ったものです。

里山の大切さが改めて見直されている昨今では、ホタルがいなくなった小川に養殖したホタルを放虫し、ホタルのいる風景を蘇らせようという運動が盛んです。ホタルが見られることを謳い文句にしている観光地は、こういったケースが多いのではないでしょうか。

当園の脇の用水路で見られるホタルは、昔から原野谷川周辺にいた天然のホタルです。花菖蒲園近辺の原野谷川でもホタルは観察できますが、流れの緩やかなこの用水路は小さな場所なのに多くのホタルが毎年飛びます。

用水路のホタルが絶えることなく今も見ることができるのは、里山環境がまだ豊かに残っている証拠です。

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ホタルの光はかなり弱いため、上の写真はシャッターを30秒間、開けて撮りました。

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すると、ホタルの飛んだ軌跡が光のすじとなって、なんとも幻想的な写真を撮ることができます。ホタルは日没後、午後8時くらいまで活発に飛び回るので、この時間に合わせて訪ねると良いと思います。

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撮影のため、ちょっとの間だけ集めました。この日見たのはゲンジボタルですが、ここではヘイケボタルも見ることができます。ゲンジボタルはヘイケボタルに比べてサイズが大きく、ゆっくりとしたペースで点滅します。

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ゲンジボタルの幼虫の主食であるカワニナ。幼虫はこの貝を食べて育ちます。幼虫は肉食ですが、成虫は草についた朝露など、水滴しか口にしません。

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砂利の岸辺が残る用水路。周りに生えた草花は成虫の休憩所となります。
十分に成長した幼虫は岸に上がって穴を掘り、サナギとなって、成虫になる準備をします。

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朝、この場所を訪ねると、お休みしているホタルがいました。

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こちらは交尾中のペア。大きい方がメスです。実はホタルが光るのは求愛のため。メスの目に適ったオスだけが子孫を残すことができるのです。

成虫の寿命は2週間程度。その短い寿命の間に、精一杯光って、次世代へとバトンを繋ぎます。

文章,写真:西村