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ユリの展示 

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6月20日 今日は温室で展示されているユリをご紹介します。

展示されているユリたちは日本原産のヤマユリやカノコユリなどを元に品種改良された、オリエンタル・ハイブリッドを中心に20~30品種に上ります。
これらはオランダからの直輸入で、日本ではなじみの少ない花も含まれます。いろいろな品種が競い合って咲くさまは優雅で、ユリが展示されている花売り場周辺は上品な香りで満たされています。

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オリエンタル系のユリで有名な花のひとつに、カサブランカという純白大輪のユリがあります。展示されているユリにカサブランカはありませんが、それに引けを取らない、素晴らしい花たちがご覧いただけます。

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薄く乗ったピンクがかわいいティアラ。赤い斑点が花全体を適度に引き締めています。温室の中での栽培のため、高い気温により、ピンクの発色が若干弱い気がします。

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優しいピンク色のアブラッキオ。比較的新しい品種です。

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カサブランカよりも若干花が小さいですが、引けを取らない純白の花びらが美しく、花数が多いモンセラ

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細い花びらですが、鮮やかな赤色が目を引くモンテスマ。赤い蕾には白い筋が入り、蕾だけでも鑑賞する価値があるように思えます。花をじっと見ていると目が痛くなりそうです。

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派手すぎない黄色がやわらかい、イエローウィン。こちらは黄色の色素を本来持たないオリエンタル系に、黄色の色素をもつトランペットリリーを交配した、OTハイブリッドと呼ばれる品種群に含まれます。草丈が高く、150センチ以上あります。

ユリ好きの方は気付いたかもしれませんが、これら花の多くにおしべの先にあるはずの葯(やく)がありません。花粉が花やお客様の服を汚さないように、おしべが発達し、花粉を纏う前にスタッフが葯を取り除いています。

これらのユリは、展示と同時に切り花として販売もされています。一本300円から500円まで。カサブランカが一本で大体600円はしますので、非常にお買い得です。
元気な花をお渡しするため、注文後、スタッフが一本一本丁寧に切り取ります。少しお待たせするかもしれませんが、ご了承ください。

また、姉妹園の神戸花鳥園では大規模なユリの展示会が開催中です。詳しくは神戸花鳥園のホームページをご覧ください。


文章,写真:西村

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6月20日 園内景 

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6月20日 きょうは今にも雨の降り出しそうな低い湿った雲が垂れ込め、昼に一時期激しい雨となりましたが、その後は曇りの状態が続きました。

ここ数日、雨やあいにくの天気が続いており、露地植えの花菖蒲はほぼ開花が終わってきましたが、鉢植えの部分は今が最盛期です。

上の写真は、花菖蒲園の北端から南を見た様子です。

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雨のなかの花菖蒲を撮ってみました。この品種は駒 繋(こまつなぎ)という肥後系の品種。濃いピンクの花ではよく普及しており、また今後の濃ピンクの花の育種親としても、さかんに使っている品種です。

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梅雨の雨のなかに咲く銀の華(ぎんのはな)。濃紫に白の縁取りの入る人気花です。

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江戸古花の泉 川(いずみがわ)。江戸時代後期に江東の葛西領堀切(現東京都葛飾区堀切)にあった日本初の花菖蒲園、小高園園主の二代目伊左衛門によって作出され、「麒麟角」などとともに、当時最も名花として江戸の人々の名声を博した花と、葛飾区史に記されている品種。

生きた江戸の文化財的な、江戸花菖蒲の名花です。

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スイレン池の縁に植えられたハンゲショウも、今が花の盛りです。

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こちらは露地植えの部分。先日まで夢のように美しかった露地植えの圃場が、日々花が少なくなってきています。花の数だけで言えば、6月初めより確かにそれは今のほうが多いですが、咲きはじめと咲き終わりでは株の勢いが全く違います。


花菖蒲園は、今後この露地植えの圃場がさらに花数が減って咲き終わってゆきます。鉢栽培の部分は、来週末6月27日の閉園まで、今のような状態を保ってゆきます。

開園もあと1週間となりましたが、今年は花菖蒲のいちばんの見頃に雨が降らず、花菖蒲の出来もよく、花もここ10年くらいで見てもとても美しく咲いた年でしたので、良いシーズンだったと思います。