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加茂花菖蒲園 俳句コンテスト 入賞作品 

今回は今年の5月~6月にかけて、園内で行われた俳句コンテストの入選作品を、この場を借りましてご紹介させていただきます。

2010 加茂花菖蒲園 俳句コンテスト
83名参加 125作品

今回の俳句コンテストは、園内は告知のほか、ホームやブログなどでもご紹介しましたので、昨年よりも多くの皆様よりご応募をいただき、たいへん有り難く思いました。ここに御礼申し上げます。最優秀賞作品以下を、発表させていただきます。


最優秀賞 木村公子  
青葉風 庄屋の框 木目浮く

評 青葉風という季語もよく「木目浮くか」が素晴らしい



優秀賞 小椋恵美子  
共に来て 別々に見る 花菖蒲

評 「別々に見る」が自分自身になりきっている。



金賞 渡辺美智代  
風涼し 鴨居にかけし 火縄銃

評 太い鴨居も火縄銃も見えてくる。歴史ある家であろう。



銀賞 牛尾玲子  
菖蒲池 花に音符を 付けてみん

評 「花に音符を付けてみん」という発想がよい



銅賞 飯塚久恵 
花菖蒲 吾子の帽子 見えかくれ

評 親はいつまでも子を見守ってる様子がわかる



入賞 古橋真弓  
薄紅の 奥からのぞく アマガエル

評 アマガエルの戯けた顔が見えその驚きを句にした



佳作 鈴木扶美代  
花菖蒲 秘め事何か ありそうな

評 人間誰しも秘事がある。花菖蒲はそういう花である。



特別賞 根岸啓子  
あの世へと 続くか加茂の 蓮の花

評 おもしろい句として特別賞にした。蓮の花を見てあの世を思った




2010 加茂花菖蒲園 俳句コンテスト
子どもの部 5名参加 7作品


金賞 飯塚陽葵  
しょうぶえん 花のめいろは たのしいな

評 迷路のような菖蒲園で遊ぶ子供の姿が見えてくる



銀賞 西原小雪  
大空に はばたくとりは きれいな色

評 感動を素直に方言されている




審査員 香川修廣先生 略歴
徳島県生まれ 昭和55年原田喬先生に師事。平成11年句集「海峡」出版 静岡県俳句協会理事 「椎」同人会 「寒雷」同人 「欅」同人

総評
よい句が沢山あって選に苦労しました。上記1~8はどれでもそれほどの差はありません。上記以外でも上記の句に匹敵する句が多くありました。



受賞されました皆様には、下記日程にて表彰式を行います。

表彰式 平成22年9月5日(日)10:00~掛川花鳥園温室内 予定
賞品  掛川花鳥園で使用できる金券やグッズ

※加茂花菖蒲園の俳句コンテスト受賞者の皆様も、同園が7月より閉園となる為、表彰式は掛川花鳥園で行います。

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いちばん大切な真夏の作業 

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7月26日 よく花の時期にお客様などから、「花が終わったあとは何をされているんですか?」というご質問を受けます。開園も終わるしあと一年どんな仕事をしているのかと・・。

今回は、その開園が終わった後の作業についてお話します。


簡単にお話しますと、開園が終わったあとのシーズン大部分、花菖蒲の株分けを行っているのです。

花菖蒲は植えつけて年数が経ち、株が分かれ大きくなるとともに勢力が衰えてくる性質を持っているので、株を分けて株を若返らせてあれる作業がもっとも重要です。

ほんとうは、花菖蒲の株分けは、開花後の6月末頃、または秋口にという適期はあるのですが、1000を種類を越す品種と、本園の花菖蒲田のほかに、20万鉢を越す鉢数を持っているので、とてもそのシーズンだけでは株分けをこなすことが出来ず、この暑い真夏でも株分けを行っています。

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真夏に株分けして大丈夫? 次の年に咲くの?と思われるかも知れませんが、全く心配なく、ちゃんと来年花が咲きます。

真夏の頃には今年出た新しい芽もじゅうぶん立派な苗に育ってくるので、開花後の株分けより、むしろ苗の痛みが少ないほどです。

写真のように10.5cmの鉢に一篠ごと植えてゆきます。 用土は身近に手にはいるもので良く、肥料を入れずに植え付けます。当園では近隣の山砂にピートモスを半々に混ぜて植えています。

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植えつけた苗はビニールシートを敷いた平地に並べ、スプリンクラーで潅水します。

花菖蒲は水に漬けて栽培しないと育たない。とよく思われがちですが、実際は全く異なり、こんなことで良いんです。

昔、とある花菖蒲趣味家の庭で花菖蒲が栽培されているのを見たとき、株分けした花菖蒲の苗鉢がバケツのような深い容器に入れてあって、水がいっぱいになっていて、その水が真夏の日射で煮えてお湯のようになっていて、鉢の周囲には肥料がたくさん置いてありました。 そして当然苗は腐って枯れていました。

そのときは、ほんとうに趣味家??・・と疑いました。 それじゃダメなんです。 普通の花と同じ管理で、普通に水を上から掛ければ良いんです。

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植えつけて半月~1ヶ月弱ほどでこんな感じに新しい根が張ってきます。そうしたら肥料を少しづつ、そして勢いがついて来たら、今度はたくさん与えます。そうると、秋口までに立派な株になります。

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こちらは冬場の寒い頃に、その年の花を咲かせずに株分けした苗。すでに立派な株に成長しています。風にそよぐ姿は涼しげですが、気温は33度ほど。でも、この暑さのなかでも休まず肥料を与えることで旺盛に生育し、秋にはさらに立派な株になります。

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株分けする品種は、未命名の新花、江戸、伊勢、肥後の保存すべき古花、通販売れ筋の新品種や大輪花、本園圃場植栽用の品種、写真写りが良く在庫の多い通販業者の秋販売用品種、大量卸出荷用の品種など、いずれかにあてはまるものを優先させます。それでも保持している品種数が多いので、すべてを株分けすることはできません。

それに加え、肥培管理、除草、害虫の防除、それに本園花菖蒲園の露地圃場の改植作業が入りますので、夏場はほんとうに、いちばん忙しい時期で一日たりとも無駄にできません。


花菖蒲は、この暑い真夏にどれだけ立派な株に育てることができるかで、来年の花が決まってしまいます。この暑い時期は、花菖蒲のほんとうの勝負どきです。


2010年、今年の園内景から~ 

今年いちんばん良かった風景
7月13日 開園が終って、そろそろ20日が経ちます。今は開園後の整理もついて暑さのなかで植え替えや株分けが、これから9月末まで続きます。

そこで、というわけでもないのですが、ことし一番良かった風景を、幾つか上げておこうと思いました。

もうすでに過去のブログでも紹介された画像ですが、パソコンの画面いっぱいまで広げてみられるように、大きなサイズで載せてみました。

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加茂荘の長屋門と白壁、そして蔵。その前に咲く花菖蒲。当園の代表的な風景です。今年の6月9日に撮影したもので、今年はこの日が花の咲きぶりと天候がちょうど一致して状態が一番良かったです。以下の画像も同じく6月9日に撮ったものが多いです。

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花菖蒲園の中央から北西方向を見た様子。

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加茂荘の蔵と花菖蒲。

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花菖蒲園の中央から南側を見た様子。

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加茂荘の蔵と花菖蒲。この角度も当園の代用的な風景です。

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6月2日の写真。花菖蒲園の入り口に近い北部分の鉢物圃から南側を見た様子。咲いている紫色の花は峰紫(みねむらさき)という極早咲き品種で、今年は数を多く作り過ぎたため、5月末頃には、園全体が紫色っぽくなってしまいました。

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園の中央部から北方向を見た様子。6月9日。同じ花菖蒲園でもその日のコンディションや時間によって、ほんとうに様々な表情を見せます。

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加茂荘の長屋門前の花菖蒲田。


花菖蒲の栽培は難しく、今年のように、これだけ良く咲く年は珍しかったですし、咲いたとしてもほんとうに一瞬で終ってしまい、多くの人にそのベストな状態を見てもらう事はまず不可能です。

しかしデータとして残しておけば、そして画像をネットに上げておけば、誰でも何時でもどこからでも見ることができます。

花菖蒲は現物よりも、メディアの上で眺める花・・・・と言えるかも知れません。

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