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映画「百合子ダスヴィダーニャ」ロケ 

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10月11日 この10月8日~12日、16日~17日の予定で、加茂荘で映画のロケが行われています。

作品名は「百合子ダスヴィダーニャ」

この作品は、昭和中後期の日本共産党書記長 宮本顕治の奥さんで、昭和のプロレタリア作家、宮本百合子(旧姓:中條百合子)と、百合子がまだ若かった大正時代、運命的に出会ったロシア文学翻訳家の湯浅芳子との女性同士の恋愛。そして百合子の離婚する夫との愛憎のドラマです。

上の写真は、百合子役のシンガーソングライター 一十三十一(ひとみとい)さん(左)と、湯浅芳子役の女優、菜葉菜(なはな)さん。

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映画のなかで加茂荘は百合子の執筆のための居宅という、映画の中心となる舞台の設定で、長屋門前、花菖蒲園、庄屋屋敷内の様々な場所で撮影が行われます。写真は加茂荘庄屋屋敷入り口にて、百合子が芳子からの電報を受け取ったシーンです。

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監督は「女性の側から性を主体的に観る」ということをテーマに数多くの作品を作り続けている浜野佐知さん。今回の作品は浜野監督が20年以上温めてきたテーマとのことで、映画館で上映される劇場映画とは異なり、監督が作りたい作品を創る自主制作の映画です。

写真は監督の浜野佐知氏(右)と脚本を読み上げる当花鳥園グループ社長の孫娘、加茂桃子。今回スタッフとして一緒に製作に携わりました。

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加茂荘で映画のロケが行われるのはこれで3作品目。今年は春に今月10月22日から全国東宝系でロードショーとなる「雷 桜」のロケも行われました。
加茂荘は古い江戸時代の家屋がそのままの状態で残されており、人の出入りがあるため家屋が生きているので、時代物のロケには最適で、映画のほかにもTVドラマ、TVCMなど年間2~3本はロケが入ります。

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この「百合子ダスヴィダーニャ」は、来年の春に完成の予定です。完成しましたら、姉妹園の掛川花鳥園でも夜に上映会を催そうかと計画を練っています。

どんな映画に仕上がるのか、今からとても楽しみです。

詳しくはこちらのサイトもご覧ください。
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