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 2011年05月 

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テレビ局の取材がありました 

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写真・ブログ担当の西村です。今日は30日にあった、テレビ収録の様子をご紹介いたします。マスコミの取材は、花菖蒲の開花最盛期に先駆けて行われることが多く、ちょうどこの時期にあたります。

この日収録したのは静岡朝日テレビ情報ザウルスという番組で、静岡県下で6月4日(土)に放送予定です。

リポーターは写真右側の片川乃里子さん。笑顔が素敵なお姉さんでした。左側が当園スタッフの佐藤です。佐藤は初めての収録で、かなり緊張したそうです。

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花菖蒲のほか、お弁当や屋敷、温室など内容の濃い取材をしていただきました。写真は温室の取材をしている様子です。園内の球根ベゴニアや当園オリジナルのアジサイなどを撮っていました。

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最後に片川さんと記念撮影。片川さんのブログにて当園をご紹介いただきました。
フリーアナウンサー片川乃里子のブログ 

収録の内容は
静岡朝日テレビ「情報ザウルス」
6月4日(土)午前11時00から15分まで

の中にて放送予定です。

そのほか、テレビ中継としては6月10日の午後5時から静岡放送(SBS)のイブニングeyeでも7分程度の生中継が予定されています。

是非ご覧くださいね。

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5月31日 開花状況 

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5月31日 写真とブログを担当している永田です。昨日一日休んでいまして、きょうはさぞかし咲き進んだろうな・・・と思っていたのですが、実際園内を歩いてみると、そうでも・・・なかっです。

昨日は昼前後に晴天が広がったもの、午後からはまた曇り、そしてきょうも曇りから午後には小雨が降り、花の咲き進み具合が今ひとつな感じです。

例年この5月末から6月の梅雨入りまでは暑い晴天が続き、一気に咲いてしまうのですが、今年は例年より10日も早く梅雨がはじまり、曇り空になったので、これまで遅れていたところにさらに梅雨になって気温が上がらず、それで開花がイマイチ進まない状態になっています。

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それでもやや緩慢ながら、日ごとに花の数、咲いている品種の数が増えており、濃い緑の葉の上に花が浮かび上がる、満開とはまた違った、瑞々しい花菖蒲園が広がっています。

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これは、昨日もお伝えした初 紫(はつむらさき)。この品種は戦後間もない頃に作出された品種ですが、おだやかな花容で美しい紫色の花を咲かせます。名のように早咲き系の品種で、これが今最盛期に咲いているということで、まだまだ開花序盤であることがわかります。

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キショウブとの交配によって作出された竜眼(りゅうがん)という品種。黄色の品種のなかでも一番の早咲きです。

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この花は、花菖蒲の原種のノハナショウブの色変わりのピンク花。もう10年以上昔に、青森県の六ヶ所村の海岸に近い河原の自生地で採取してきたものです。澄んだピンクの美しい花。10年経ってようやく殖えてきました。

この花を採集した自生地も、今はどうなっているか?  河川改修工事で今は自生地自体が無くなっているかも知れません。もしかしたら今回の地震で津波の害を受けたかも。 そう考えると、大事な色変わりは、自生地に置かず、やっぱり採って来て増やしたほうが良いのか・・・そういう気もしてきます。

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池のスイレンも、綺麗に咲いていました。


きょうの夕方から気温がやや低くなり、やっぱりこれはちょっと最盛期が遅れるかな・・・。でも、ほんとうに暑くって、早く咲き終わってしまうよりは、ずっといいです。

それに、こういう気温が低いほうが、花菖蒲の花色は鮮やかに咲くのです。 花菖蒲は、どちらかと言うと北の地方の植物です。 だから、気温が低いほうが、花色が綺麗。これは、ちょうど北海道の花や、高山植物が色鮮やかに咲くのと一緒です。 

温室内喫茶コーナーのスゥイーツ類 

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5月31日 写真とブログ担当の永田です。当園の園内には3000㎡の温室があり、ここでは花菖蒲園とは対照的な、温室の花々が展示されており、花を眺めながらお食事や喫茶を楽しむことができます。

今回は、この喫茶コーナーでお出ししている品々のなかから、当園イチオシのオリジナルスゥイーツと軽食をご紹介いたします。

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梅ゼリー
梅シロップ漬けの丸ごと梅が入った、とてもさっぱりとしたゼリーです。この梅も昨年の梅雨時に当園で仕込んだものです。400円

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ミニパフェ
当園のよもぎだんご用に作った自家製のあんが入ったパフェ。あんが甘すぎず、小豆の風味が生きています。暑い日にはぴったりですね。400円

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水ようかん
こちらも当園の特製あんを使ったレパートリーです。300円

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おはぎ
こちらも当園特製のあんを使ったレパートリー。素朴なあんがたっぷり入った、ボリュームたっぷりのおはぎです。500円

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ちまきセット
当園の名物食品の一つ、竹皮にくるんだちまきと味噌汁、漬物のセットです。

ちまきは、もち米を洗い上げ、しいたけ、にんじん、ぎんなん、ごまなどを入れ、酒と塩、醤油で味付けし、竹の皮に包み、よく蒸したもので、昔から当園で作られて来た食品です。味噌汁の味噌や漬物も、自家製のもので、年間をかけて仕込んだ手作り。当園ならではの味を手軽に楽しめます。お値段は800円です。

咲き出した早咲き系の花菖蒲 

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5月30日 写真とブログ担当の永田です。

昨日は午後から台風の影響で、風雨が強まりました。強い雨に打たれるとどうしても花は痛んでしまいますが、そんな荒れた天候のなかで、極早咲きに続く、早咲き系の品種も咲き始め、いよいよ本格的な花菖蒲の見ごろが近づいてきました。

花菖蒲は、5月中下旬から咲く極早咲き系から、6月中旬頃から咲き始める晩咲き系の品種まで、品種によって少しづつ開花する時期が異なっており、それらを組み合わせることで、比較的長期間、花を楽しむことができます。

今、園内では極早咲きの品種が開花ピークからやや終盤に差し掛かり始めるとともに、早咲き系の品種が咲き始めてきました。

上の写真のピンクは、極早咲きから早咲きのちょうど中間に咲く桃 霞(ももがすみ)明るいピンクの花が雨のなかで咲いていました。

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ピンクの桃 霞に、中央の紫色は初 紫(はつむらさき)。戦後間もない頃に作出された早咲き系の品種です。

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桃 霞と、とても濃いピンクの紅 桜(べにざくら)という品種との交配によって育成された、紅 霞(べにがすみ)という品種。早咲きですが、花は立派な肥後系の重厚でひだの多い花弁を持っています。また、花色も桃霞に比べて一段と濃く、派手な花です。この品種も当園で育成したものです。

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昨日もご紹介した水色一号(仮称)。こういった早咲きの花菖蒲は、気温がまだ低いなかで咲くためか、花弁の質が硬めにできており、少々の雨では花弁が傷まない性質を持っています。

これが、開花最盛期頃の6月中旬にひどく降られると、一変に花が痛んでしまいます。

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淡くわずかにくすんだ不思議な藤味のピンクの花を咲かせ、その花色から薄暮(はくぼ)と名付けた品種。ここ数年で増殖した新しい花です。園内では、従来の昭和の時代から伝わった品種に代わって、ここ10年の間に育成された多くの新しい品種が増殖し植栽されるようになりました。

旧い品種が劣っているとか、そんなわけではなく、昭和の戦後の時代は、現代よりもずっと一生懸命に花菖蒲の改良に取り組んでいた時代でしたので、往年の優良花も多いのですが、やっぱり新しい品種のほうが新鮮に見えるし、何より自分が見ていて楽しいので、そんな考えで、昭和時代から比べると、当園に植栽される品種は全くといって良いほど変わってしまいました。

でも、カラフルで鮮やかで綺麗な花菖蒲園になってきたと思っています。

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昨日は本降りの雨が続きましたが、それでも午前中は、ホトトギスの鳴き声も聞こえました。

さまざまな動植物が住む豊な自然のなかで、花菖蒲も育って、もうすぐ最盛期を迎えます。上の写真を大きくすると、たくさんの蕾が上がってきているのがわかります。

今年は、大震災に原発の事故と、未曾有の災害に見舞われました。私たち静岡県に住む者にとっては、人ごととは微塵にも思えません。大変な国難のなか、こうして今年も満開の花菖蒲をお伝えすることができることを、幸せだと思わなくてはと思います。

6月に入る今週の中ごろには、見ごろを迎えそうな感じです。新聞各社、テレビ局に取材依頼しようと思います。

加茂荘とかまどの火 

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写真とブログ担当の永田です。 きょうは台風の影響で一日雨となりそうです。花菖蒲の開花はまだ序盤で、風雨によって一旦は花が痛んでも、今週半ば前には回復するので、それほど心配してはいませんが、本来なら入梅前の気候の良い週末のはずだったので、ちょっと残念です。

そんなことで、きょうは庄屋屋敷 加茂荘の紹介を書いてみます。上の写真は、花菖蒲園側から見た加茂荘です。

加茂荘とは、当園の園主、加茂家の邸宅です。加茂家は今から400年以上昔の桃山時代より、この地域の庄屋を代々勤めてきました。今の庄屋屋敷は、長屋門など古い部分で今から240年前、江戸時代中期の安永2年の建築です。

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花菖蒲園から見える長屋門をくぐって入ったようす。庄屋屋敷の前庭の部分です。正面の建物が庄屋屋敷 加茂荘です。江戸時代までは平屋の造りでしたが、明治時代に二階部分が増築されました。今でもこの二階に園主が住んでいます。

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庄屋屋敷の入り口から入ってすぐの所から撮影したようす。とても重厚感があり落ち着いた造りです。太いケヤキの大黒柱や天上の梁に圧倒されます。

この部分も今から240年前に建てられ、そのままの姿が今も保存されています。

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入り口入ってすぐの土間から見上げた天井の梁。太い曲線を描く木で組まれています。

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加茂荘は、一階部分だけで20部屋ほどある迷路のような造りになっていますが、それでも代表的な光景は、この土間から「でい」と呼ばれる、この屋敷の中心となる部分。

画面奥の土間にあるかまどで煮炊きをして、画面左の板の間の部分で配膳を行い、手前の火鉢のある「でい」と呼ばれるの部分で食事を摂ったり、家族がだんらんの場として使っていました。

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この土間にあるかまどは、今でも当園の味噌や醤油などを作るとき、大豆を煮るために使っています。

そんなことから、今年は、この開園期間中かまどの火を焚いてみよう。ということになり、毎日屋敷のスタッフが火を焚いています。

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毎日火を焚いているので、庄屋屋敷内は焚き木の香りがしています。これがまた古い屋敷には合っていて、屋敷内に入ると、とても気分が落ち着きます。

今回のいちばん上の写真は、屋敷の煙窓から上る焚き木の煙です。雨で湿度の高い火は、外からでもこの煙がよく見えます。

5月28日の開花状況 

5月29日 ブログ・写真担当の西村です。今日は28日の花菖蒲の開花状況をお伝えいたします。

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今年、東海地方は例年より10日ほど早い梅雨入りをしました。撮影した28日は雨が降り、少しジメジメした日でした。園内の地植え圃場を見ると2分咲きほどでしょうか。紫色の峰紫(みねむらさき)綾部(あやべ)、白色の諏訪原城(すわはらじょう)、桃色の桃霞(ももがすみ)など極早生品種を中心に咲き始めといったところです。

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ただ日を追うごとに品種数が増えてきていて、早生品種が咲き始めました。写真は早生品種の原里(はらさと)。当園の地名をそのまま花の名前にしています。

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水色1号も咲き始めました。澄んだ水色が大変涼しげな花です。できるだけ早めに名前を付けたいと思います。

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極早生の桃霞(ももがすみ)。ピンク系は藤色を含む品種が多かったのですが、藤色を含まない品種を作ろうと当園で改良してできた、ピンク色が美しい品種です。

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池の花菖蒲は3分咲きくらいでしょうか。雨の日、八橋は滑りやすくなりますので、ご注意ください。

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スイレン池に住みついているカルガモ。よくペアで仲良く泳いでいます。

来週中ごろくらいから早咲き品種も咲き進み、見ごろになって来ると思います。

庄屋弁当 

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5月28日 写真とブログを担当している永田です。きょうは、花菖蒲園内の通称「おだんご屋」売店で販売している、当園の庄屋弁当を、ご紹介いたします。

この庄屋弁当は、定食スタイルの庄屋料理を、おべんとうサイズに簡略化してまとめたもので、花菖蒲園の休憩所にて、花を眺めながら楽しんでもらっています。

これらの料理は、当家が庄屋であった江戸時代から作り伝えられてきた料理を、製法をそのままに再現したものです。保存料とか添加物を一切加えずに、漬物とか、しょうゆの実、きゃらぶきに紅しょうがなど、年間をかけて仕込んだ食材を使って作っています。

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これらの料理は、園内の厨房にて毎日作られています。作業を撮ってみましたので、簡単にご紹介しますね。

上の写真は、弁当箱に、にんじんやしいたけなどの煮物や様々な食材を詰め込んでいる様子です。

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香りや味の強いしょうゆの実は、小さな容器に入れたものを弁当箱に詰め込みます。

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「おかず」にあたる部分を詰め込んで出来上がったところ。しいたけやにんじんの煮物も昔のままのレシピで作り続けています。真ん中のフィルムに包んであるのは味噌饅頭です。このお饅頭の味噌も、当園で仕込んだ味噌を使っています。

うずらの玉子は味噌玉子になっていて、こちらも当園の味噌で漬けたものです。

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これにせいろで蒸した染 飯(そめいい)といって、クチナシの実で黄色く染めたおこわを詰めてゆきます。

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そして、染 飯の上に黒豆、黒胡麻、南天、紅しょうがなどをトッピングして出来上がってゆきます。


この庄屋弁当は一食1,500円です。コンビに弁当などと比べ、はるかに高いのです。

でも、その分手間がかかっているので味わい深く、花菖蒲を眺めながらこのお弁当を食べると、何倍にもおいしくて、この季節に加茂花菖蒲園まできたなあ・・という、何ていうか、感慨深いものがあると思います。

この庄屋弁当は、園内の「おだんご屋」で販売されています。

個人の方でしたら予約は必要ありませんので、ご来園されましたら、おだんご屋にてお申し込みください。また、10名様以上の場合は、ご来園される前日までにご予約いただければ幸いです。


古いお屋敷と、花菖蒲とともに伝わる当家の味です。ご来園されましたら、ぜひお召し上がりください。

5月27日 開花状況 

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5月27日 写真とブログ担当の永田です。5月も終盤になり、日に日に花菖蒲も咲き進んできました。現在のところ、昨年より2~3日咲き進むのが遅くなっていますが、それでも2~3分程度の開花まで咲き進んでいます。

上の写真は花菖蒲園の北端から南側を見た様子です。

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現在咲いている花菖蒲は、当園で育成した極早咲きの品種がほとんどです。品種数にしてまだおよそ40品種ほどでしょうか。まだまだ少ないですが、日に日に咲いている品種数も増えてきています。

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数日前まで蕾の固かった桃霞(ももがすみ)も、このところの暖かさで咲き始めてきました。藤色味を含まない濃く明るいピンクで、園内でも多く植栽されている当園の代表的な品種の一つです。

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まだ咲いている品種の少ない園内で、ひときわ目立つのが黄色の花菖蒲の類です。この仲間は花菖蒲そのもではなく、ヨーロッパに自生しているキショウブと花菖蒲との交配によって生まれたグループです。

この仲間も、1990年代以降、とても種類が増えてきました。中央の黄色い花は、竜 眼(りゅうがん)という品種。神奈川県相模原市在住の清水弘氏が育成したアイシャドウアイリスと呼ばれるグループのうちの一つです。

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同じくアイシャドウアイリス猿田彦という品種。海老茶色系の珍しい花色です。このアイシャドウアイリスの仲間は、園内奥に数十品種が一群になって植栽されています。

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ここで暑いような日が続けば、一気に咲いて来るのですが、この週末は台風とのことで、きょうも曇りで気温は寒いほどではないですが、やや低めです。

日に日に咲いてきましたが、見ごろの本番は、来週の半ばからくらいになる感じですね。

おだんご屋自慢の味 

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5月26日 写真とブログを担当している永田です。きょうは花菖蒲園内のおだんご屋で販売されている、当園自慢の味をご紹介いたします。

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庄屋弁当
染飯(そめいい)という、くちなしの実で染めたこの地域独特の黄色いおこわを中心に、当家に伝わる食材をおりまぜてお弁当にまとめたものです。

昔ながらのにんじん、しいたけ、こんにゃくの煮物。年間をかけて仕込んだきゅうり、にんじん、たくあん漬けなどの漬物。独特の香りのあるしょうゆの実、近隣の野山で摘んだ山菜、自家製の味噌に漬け込んだ味噌玉子など、年間をかけて仕込んだ素材を使って、心を込めて手作りしたものです。

庄屋弁当は、定食スタイルの庄屋料理を簡略化したもので、花菖蒲園の休憩所で、花を眺めながらお召し上がりいただいております。

予約は必要なく、このおだんご屋で販売しています。一つ1,500円です。

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よもぎだんご
よもぎだんごは、ヨモギの新芽がふんだんに入った当園特製のおだんご。花菖蒲園内の休憩所脇のおだんご店にて販売されていて、一皿400円です。

このだんごは、春に近隣の野山に生えるヨモギの芽を摘み取り保存しておき、販売する日の朝にうるち米のごはんとこのヨモギをまぜ臼で搗いて丸めたものです。

このおだんごには端午の節句の厄除けの意味もあり、別名あやめだんごとも呼ばれています。添えられている餡も当園特製のもので、それほど甘くなくあっさりとしたおいしい餡です。

この餡をよもぎだんごに乗せていただくのですが、最初はほんのり甘い餡の味。そしてヨモギがほんとうにふんだんに混ぜてあるので、噛んでいるとヨモギの香りが口いっぱいに広がります。

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おはたきもち 
このもちは、当地方の郷土料理の一つで、こごめ(ウルチのくず米)の粉を蒸かして、もちに搗いて棒状にしたものです。一皿300円です。

その昔、はたいて捨てたようなくず米を「もったいない」からということでもちにしたのがその始まりといいます。

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当園のおはたきもちは、今は、玄米を3分搗きにして炊いたものを臼で搗いて餅にします。餅はその後、手で成形し、直径およそ8cm、長さおよそ50cmの棒状にします。

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冷蔵し、お米の粘り気を抑えることで切りやすくします。そして2センチ弱の幅で切り分けます。

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こちらはヨモギをいれたおはやきもちの断面です。よもぎがたくさん入っていて、ごはんもかなり粗いことがおわかりいただけるかと思いますが、ほぼ玄米のごはんなので、かんでいると素朴でこうばしい玄米の香りがなんとも美味しいお餅です。当地方の郷土料理で、他ではなかなか食べられないものです。


こんなふうに、当園のおだんご屋では、当園ならではの食品を販売しています。ご来園されましたら、ぜひお召し上がり下さい。

メダカがよく売れています 

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5月26日 写真とブログを担当している永田です。

園内の売店で、今年 メダカを売り始めたら、それがけっこう売れ行きが良いそうなので、今回は当園のメダカについて、ちょっと書いてみます。

当園の池にいるメダカは、もともとこの池に住んでいたものではなく、確か15年くらい前に社長の静岡の知人が、静岡産のメダカです。と言って持って来たものです。

その頃は、まだスイレン池は出来ていなくて、メダカは加茂荘の塀脇の水路に入れました。その後、スイレン池が出来て、加茂荘脇の塀脇の水路と、この池が繋がっていたので、メダカも水路から池に広がりました。

そのメダカが何年もこの池で生き続けています。

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このメダカは、たくさん泳いでいるので、池に渡してある八橋からでもよく見えます。お客様や子どもさんたちも、メダカがいるよ。と言って見ていかれます。

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特に6月中旬以降の天気が良く気温が上がる日は、池の縁近くの浅いところにたくさん集まって来ます。

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花菖蒲のシーズンが終わって、真夏になる頃には、今年生まれた稚魚も繁殖して、毎年大量のメダカが池に泳ぐようになります。メダカにとって、住みやすい環境なんでしょうね。

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このメダカを、今年から園内の売店で販売してみました。1パックに10数匹ほど入って、価格は400円です。ごく普通のメダカですが、大人の方には懐かしいし、子どもさんには手ごろに飼育できるので、なかなか好評だそうです。

5月25日 開花状況 

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5月25日 ブログ担当の永田です。きょうの開花状況です。

また少し咲いてきましたが、現在のところ、花菖蒲の開花は昨年より2~3日程度遅いようです。日増しに花は増えていますので、今週末にはやや早いながらも見られるようになって来ると思います。

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上は園内に入ってすぐのところから撮ったものです。この部分は入れ替えのできる鉢植えの花菖蒲で、早咲きが咲いています。

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こちらは露地植えの部分。峰 紫(みねむらさき)という赤味を含む紫色の花菖蒲が最盛期を迎えています。

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同じく露地植えの圃場。別な角度からです。 まだ、まだですね・・・

これでこの先暖かければ、開花がどんどん進んであっという間に見ごろになってしまうのですが、明日から暫らく天気が悪いようなので、気温が上がれば良いのですが、低いようですとまた開花が止まってしまうので、どうなるかな・・と思っています。

過去には5月から暑い年もあって、5月末に満開になってしまい、6月10日過ぎには花がなくなったこともありましたが、それに比べれば良いのですが、早いのも、遅いのもやきもきしますね。

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今年から、かなり株数が増えてきた新峰紫(しんみねむらさき)という品種。当園で育成した品種です。峰紫の後代で、峰紫の赤味がかる紫を、紺がかる純紫に変えたものです。花もよく似ています。

この花は早咲きなので、今しか咲いていません。咲く時期の異なる様々な品種があって、花菖蒲園は長期間観賞できるようになっています。

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それと、スイレンの池のミズキンバイも、たくさんの黄色い花を咲かせるようになりました。可愛い花ですが、かなり希少な植物です。


花菖蒲は日に日に咲き進んで来ていますが、全体的にはまだ早いですね。

やっぱり今年は6月に入ってから。そして開花の最盛期、折り返しの日は、どうやら6月の10日くらいかな・・・と思っています。

アジサイの新花 その3 

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5月24日 写真とブログを担当している永田です。

園内の温室では今、冬場から促成させたアジサイの新花が最盛期の状態です。これまでの当園のアジサイとはまた違った品種が咲いていますので、ご紹介いたします。

上の写真は前回もご覧いただいた花で、当園で育成したモダンタイムスという品種とミスヘップバーンという品種との交配によって作出されたものです。名前はまだありません。

ガク咲きなのですが、両性花も弁化してとてもみごとな花です。ただ、この花は咲く前から、どんなふうに咲くのだろうかと思っていたのですが、咲いて見ると、見る限りではダンスパーティーのようなあか抜けた感じがないように思いました。

ダンスパーティーは当園のアジサイ育成初期の頃に作出された品種ですが、なかなかこの品種を超える優花は出ませんね。

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この花も未命名花で、当園作の森の泉や、小町などを交配して作出されました。淡い澄んだ水色は、森の泉譲りでしょうか。一輪の花形も可愛らしいです。

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星花火やメロディーなどの交配によって生まれた品種。この花もまだ名がありません。両性花が弁化してにぎやかな花です。

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フラメンコという品種です。藤色の切れ込みのある花弁の八重咲で、とても派手な花形です。

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一つ上と同じフラメンコです。この花も両性花も弁化して、たいへんにぎやかです。

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八丈千鳥森の泉との交配。この花も未命名です。森の泉との交配は、澄んだ明るい水色となるようです。

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星花火モダンタイムスとの交配。

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小町森の泉との交配。八重のガク咲きです。

これらのアジサイは、冬場から温室内で促成させて早く咲かせたもので、今ちょうど見ごろを迎えています。この後およそ2週間くらいが見ごろです。

温室内では様々なオリジナルアジサイが、現在約50鉢ほど展示されています。


今回ご紹介したアジサイを含む当園のアジサイ新花の画像を、下のフェイスブックページでもご紹介してみましたので、ご覧ください。1画像1500ピクセルほどの大画像で見ることができます。

フェイスブックはアカウントの取得が必要ですが、ブログより高解像度の写真が掲載できるので、今後もこちらのほうで大きな写真を紹介してゆきたいと考えています。

フェイスブックページ
加茂花菖蒲園のアジサイ新花


5月22日 開花状況 

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5月23日 写真とブログ担当の永田です。昨日5月22日の花菖蒲の咲きぶりをご紹介します。

今年は5月に入っても涼しい日が続いて、花菖蒲の成育がやや遅れていますが、ここ数日の暑さで、ようやく花数が増えつつあるところまで来ました。

これからは、日増しに花数が増えて、後1週間もたてば、花菖蒲シーズン序盤の美しい眺めが広がる頃になります。

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露地栽培の部分も峰 紫(みねむらさき)という品種から開花がはじまって、現在では10品種程度が咲き始めていますが、峰紫以外の品種の開花はまだごくわずかです。

峰 紫は平年では5月20日頃に開花最盛期となる極早生品種です。開花が遅れていると言ってもほぼ峰紫は最盛期状態ですので、今年は遅れているとは言っても現時点では3~4日の遅れという感じでしょうか。

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極早生の麦秋(ばくしゅう)という品種です。午後からの雨で花びらに雨粒が落ちたところを撮りました。

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昨日も紹介した諏訪原城(すわはらじょう)です。白と藤色のツートンカラーがなんとも涼しげです。

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スイレン池に植栽したミズキンバイが、このところの暖かさで黄色の可愛い花をたくさん咲かせています。去年、数本の枝を植えたのが、畳2畳分くらいに成長してしまいました…。成長旺盛な植物なんですが、本当に珍しい植物なんですよ。

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ミズキンバイの花は一日で散ってしまいますが、次から次へと蕾が上がってきて、日を追うごとに花の数が増えていきます。

今週の週末には花数もだいぶ増えて、咲き始めの美しい光景が広がると思います。



園内で捕った蝶と甲虫 

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5月22日 ブログ・写真担当の西村です。今日は私が勤務時間中、虫捕り網片手に捕った蝶や甲虫たちをご紹介いたします。

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園内には花菖蒲以外にも様々な草木が植えられていて、甘い樹液や四季折々の花を目当てにたくさんの蝶や甲虫が当園を訪れます。写真はスイカズラの香りに誘われたモンキアゲハ。

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半分私の興味で行った標本作りですが、一年を経過し、種数がだんだん増えてきましたので今回一部をご紹介いたします。

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タマムシ(ヤマトタマムシ) タマムシ科 Chrysochroa fulgidissima
園内では真夏の頃、古寺に生えたエノキやケヤキの木の上を飛んでいます。手の届かないような高い所を飛びまわり、なかなか止まらないので、網を使って捕獲します。タマムシのこの色は構造色といって、色彩ではなく、CDの裏面が七色に光るのと同じ原理です。

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アケビコノハ ヤガ科 Eudocima tyrannus
身を隠すのが得意な大型のガの仲間です。こんな派手なのにどこが?と思われるかもしれませんが、ぐるぐる模様の後ろ翅は普段隠していて、枯れ葉のような前翅で身を隠します。

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アサギマダラ マダラチョウ科 Parantica sita
大型の鮮やかなチョウで、旅をすることで有名です。日本から遠く、台湾や南西諸島まで(台湾や南西諸島で生まれたチョウは日本まで)旅をします。スゴイものでは一日200キロ、合計1500キロ近く旅をするそうです。この体のどこにそんな力があるのか、不思議です。

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カラスアゲハ アゲハチョウ科 Papilio bianor
ぱっと見た目は黒いアゲハチョウですが、光を当てると途端に、エメラルド・グリーンの綺麗な模様が浮き出てきます。マチ針とビニールで翅や胴体を固定していますが、これは展翅(てんし)という作業で、このまま乾燥させて、形を固定します。…我流なので、専門の方が見ると笑われてしまいそうですが(笑)

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加茂花菖蒲園の里山環境は多くの生き物をひきつけます。ご紹介いたしました昆虫類以外にも、メダカやオイカワ、フナなどの魚類、ウグイスやホトトギス、サンコウチョウなどといった鳥類、トカゲやヤモリ、カエルなどの両生・爬虫類、ノウサギやイノシシ、タヌキなどの哺乳類…etc。数えだしたらキリがありません。

今回の標本作りは、当園の里山環境の豊かさを示すバロメーターの一つとして、これからも続けていければと思います。

売店で販売されている、当園自慢の食品 

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5月22日 写真とブログを担当している永田です。

今年はまだ園内の売店で販売されている、当園が仕込んで作っている食品のことを紹介していなかったので、このあたりでお話します。

当園は、花菖蒲園なのですが、見どころは大まかに分けて4つあります。それは、まず花菖蒲園  次に温室の様々な植物  その次に庄屋屋敷 加茂荘 そして庄屋料理に代表される加茂家の伝統食品です。

当園の園主 加茂家は、桃山時代からこの地方の庄屋であり、庄屋時代から受け継がれて来た食品を今日でも、そのままの製法を守り作り続けています。

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年間を通して作った食材が、園内の売店にて販売されています。これらの食材は、添加物や保存料などを一切含まず、素材本来の美味しさや、発酵によって熟成された風味が息づく自然そのものの味覚です。

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しょうゆの実
この加茂家の伝統食材のなかで、この売店でもいちばん人気なのが、写真のしょうゆの実です。これは「たまり醤油」を採ったあとのもろみに、ユズ、ショウガ、シソの実、ナスの干したものを混ぜて漬け込んだものです。独特の強い香りに好き嫌いが分かれますが、染め飯やちまきをしょうゆの実でいただくと、たいへん風味良く、まさに加茂荘の味がします。

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たくあんと梅干し
冬の間に仕込むたくあんと、夏に作る梅干し。こちらも保存料や食品添加物を一切含まない昔のままの製法で仕込んでいます。

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ゆかり
梅干しを作った後のシソで作るゆかり。市販のものよりもかくだんに梅の風味が生きていて、ととも美味しいです。食べてみて、すごく美味しかったので、自分でも買おうかな・・・と思いました。

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手作りの味噌
秋に仕込んで3年寝かす手作りの味噌。この味噌で作った味噌汁は、当園の庄屋料理屋、また掛川花鳥園のバイキングなどでもお出ししています。

やっぱり独特の風味があり、市販の味噌とも、どこの手作りの味噌とも違うここの家の味です。

ほかにも、紅しょうがや、ちまき、そしておはたきもちよもぎだんごなど、ここでしか味わえない、当園独特の味覚があります。

ご来園されましたら、ぜひ当園の食品も味わってみてください。

ちょっと咲いてきました。 

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5月21日 写真とブログを担当している永田です。

地植えの花菖蒲が、ちょっと咲いてきました。昨日今日と気温が上がって来たので、それだけでもう咲きあがって来ました。

見ごろ・・と言うにはまだまだですが、こんな日が数日続くと、来週後半にはけっこう綺麗になって来るものです。

咲いている紫色の花は、昨日ご紹介した峰 紫(みねむらさき)という品種です。

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花菖蒲園の入園入り口に近い部分は、鉢植えの花菖蒲になっていて、ここのほうが今はたくさん花が咲いています。ここはもうけっこう見られます。

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この花も極早咲きの諏訪原城(すわはらじょう)という品種。今咲いている花のほとんどは、当園で作出した品種です。


今年は例年よりやや花が遅れ気味ですが、昨日今日のような暑さを感じさせる日が現れるようになると、花菖蒲は開花が始まってきます。

花菖蒲は、日中の気温が23℃以上になると、開花が進む性質がどうもあるようです。これが20℃程度までしか気温が上がらないと、開花が止まってしまいます。

この5月下旬から6月上旬は気温が23℃前後まで上がる頃で、これが6月上旬から中旬に入る頃になると、25℃以上の日が現れるようになり、開花が一気に進んで最盛期になります。

そして、その頃から梅雨が始まり、気温がやや下がって25℃以上にならない梅雨の序盤の気候のなかで、花菖蒲の花はしばらく保ちます。

そして6月の中旬過ぎに、26℃とか28℃まで気温が上がる日が現れるようになると、花菖蒲は開花が終って来きます。


こんなふうに花菖蒲は、梅雨の季節を告げる花。日本の移り行く季節のなかで、一瞬、夢のように咲き誇る花です。


今年は成育も去年にまして良いので、最盛期はさぞ美しいだろうな・・と思っています。

今の時点では、今年は6月10日前後が、いちばん良いんじゃないかな・・と思います。

5月20日の園内 

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5月20日 写真とブログ担当の永田です。今日 5月20日の花菖蒲の開花の様子をご紹介致します。

5月も下旬に差し掛かってきましたが、今年の花は今のところ昨年より2~3日遅れているようです。入れ替えのできる園内の鉢物圃場の部分は、早咲きの品種の開花が日ごとに進んで来ていますが、園全体ではまだ1割程度の開花です。

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今咲いているのは、極早咲きと言って、花菖蒲のなかでもいちばん早咲きの品種の数々です。花形は比較的単純なものが多く、5月の強い風でもあまり傷みません。

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露地植えの圃場は、まだほとんど咲いておらず、わずかに極早咲きの 峰 紫(みねむらさき)という品種から開き始めたところです。

それでも園の奥に進むと、数種類は咲き出しています。

賑やかになって来るのは月末頃かな・・・と思っていますが、蕾は多く上がっていますので、今後、日に日に花数が増えてゆきます。

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毎年いちばん早く咲く紫色の峰 紫。この花が咲き終わる頃になると、花菖蒲園は様々な花が咲きだし見ごろを迎えてきます。

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園内の池では、スイレンがたくさん咲き始めてきました。こちらはもうじゅんぶん見ごろですね。

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スイレンの中を泳ぐカルガモ。

メインの花菖蒲はまだこれからですが、園内は花菖蒲園を渡る風がさわやかな、この季節ならではの風情があります。

花菖蒲のシーズンまでもうちょっと。あと10日くらいでしょうか。今日はそんな爽やかな園内でした。

サンコウチョウが鳴いています 

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5月20日 ブログ・写真担当の西村です。今日は園の裏山でサンコウチョウが鳴いていますので、それをご紹介いたします。

サンコウチョウ・・・って、聞いたことがない人が多いと思います。

日本各地に生息している夏鳥なのですが、特に静岡では、静岡県の県の鳥として、ジュビロ磐田のエンブレムにデザインされていたり、静岡では何かと有名な鳥なのです。

でも、山に住む鳥なので、普段はなかなか・・というか全く見ることができません。ですから当然、当園の周辺にはいない・・と思っていました。

ところがその鳥がいるんです。姿を見ることはできませんが、その特徴のある「ツキヒーホシ ホイホイホイ」という鳴き声が当園でも聞こえます。

これにはちょっと驚きました。

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画像はwikipediaより

和名:サンコウチョウ  学名:Terpsiphone atrocaudata
静岡県の県鳥で、4月下旬ごろ日本にやってくる夏鳥です。この鳥の一番の特徴はとっても長い尾羽です。体の大きさはスズメほどですが、繁殖期のオスは体の3倍近い尾羽を持ちます。また、目の周りとクチバシがコバルトブルーに染まり、大変美しい鳥です。

サンコウチョウは漢字で三光鳥と書きます。「ツキヒーホシ(月・日・星)、ホイホイホイ」と聞こえることからこの名前がつきました。

参考に動画サイトyoutubeから鳴き声の動画を転載します。

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プロサッカーチームジュビロ磐田のエンブレムとマスコット、「ジュビロくんとジュビィちゃん」。エンブレムには2羽のサンコウチョウと月・日・星が描かれています。

園内ではウグイスのように頻度良く聞くことはできませんが、園内を散策していると時々鳴いていて、裏山にもいるんだなぁと思います。おそらくは裏山に営巣し、繁殖しているのだと思います。

この鳥は森林開発による環境破壊により、生息数減少の恐れがあるそうです。静岡県の絶滅の恐れのある動植物をまとめた、静岡県版レッドデータブックでは、準絶滅危惧種に位置づけられています。

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そのほか園内では、コジュケイやホトトギスなどの鳴き声も聞こえます。上の写真は、長屋門から入って庄屋屋敷の前庭から山を見上げたところですが、ここにいても、山からサンコウチョウの鳴き声が聞こえます。

里山の風景が残るこの自然は、私たちの大切な財産だと思います。

アジサイ新花 その2 

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5月19日 写真とブログを担当している永田です。一昨日にもご紹介した温室内のアジサイですが、アジサイは日ごとに開花が進んで綺麗になって来ますので、再度その成長ぶりをかねてご紹介することにしました。

上の写真は今年みごとに咲いた株が展示されたアラモードという品種。

これはもう鉢花向きですね。数年後には今のダンスパーティーのように、全国のフラワーショップの店頭や種苗会社の通販でも販売されるであろう、トップクラスの美花です。

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同じくアラモード。一輪の花の直径は約6~7cmもあり、これを見ただけでは到底アジサイとは思えないものです。アジサイの改良もここまできたなあ・・・とつくづく思いました。

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この花はまだ品種名称がありません。 ですが変った花ですね。八重で尖った花弁で、ガク咲きですが両性花も装飾花っぽくなっています。

この花も人気が出るでしょうね。

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この花もまだ名前がありません。当園で育成した手鞠歌などと感じが似ていますが、とても大きなくす玉状に咲き、小さな八重の花が密につまっています。

花色も淡くて、上品で繊細だけどすごい花だと思いました。

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こちらも未命名花です。八重のガク咲きで派手さはありませんが、たくさん花が付き庭園にも向きそうな感じでした。

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こちらも未命名の新花です。白の八重ガク咲きで、花弁は丸いけれど先は尖って独特な感じの花形です。


今回ご紹介したアジサイを含む10種類ほどの当園のアジサイ新花の画像を、下のフェイスブックページでもご紹介してみましたので、ご覧ください。1画像1500ピクセルほどの大画像で見ることができます。

フェイスブックはアカウントの取得が必要ですが、ブログより高解像度の写真が掲載できるので、今後もこちらのほうで大きな写真を紹介してゆきたいと考えています。

フェイスブックページ
加茂花菖蒲園のアジサイ

加茂花菖蒲園のアジサイ新花

近隣で採れる、いろいろな山菜 

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5月18日 写真とブログを担当している永田です。 今回は当園の近隣で採れる山菜のことについて、書いてみたいと思います。

当園は静岡県西部の掛川市と森町の境にあたる部分にあり、周囲はのどかな田園地帯と、低い山が連なる里山の環境で、自然が豊に残されています。小川にはこれから5月末頃になるとゲンジボタルが舞い、山にはウグイスやサンコウチョウ、ホトトギスなどが鳴きます。

こういうところなので当然春は山菜も多く採れ、筍やワラビ、ゼンマイ、タラの芽などの一般的な山菜も採れますし、ヨモギやキャラブキなど、当園の食事のなかに使われているものもあります。

上の写真は毎年春先になると行うヨモギ採り。当園のよもぎだんごやよもぎ饅頭に使います。

その他にも近隣に生えている食べられる野草の類を、少しご紹介してみます。

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春先のまだ寒い頃に出てくるフキノトウ。天ぷらやフキ味噌になります。そして、初夏の今頃になると葉も伸び広がるので、その茎を採ってきゃらぶきを作ります。

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近隣に多く生えているアケビ。春先に可愛い意花が咲き、秋には甘い実が成りますが、料理としては実の外の皮の部分を使います。天ぷらにすると硬めのナスのような食感で、苦味がややありますが、それがまた美味しくいただけます。

また、アケビは春先にどんどん伸びる若い蔓もとてもおいしい春の山菜です。こちらも苦味がありますので、茹でたあと一晩くらい水にさらしてからおひたしなどにします。

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5月中下旬の今の季節、明るい樹林下にはミツバがたくさん生え、ちょうど食べごろになります。スーパーなどで売っている栽培されたミツバと同じ種類ですが、自然のものはより香気が高いです。山菜御飯など炊き上がった最後にミツバを混ぜると、香りがして彩りも良いものです。

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近隣の野山に多く生えているヤマフジ。春の4月末から5月初め頃に咲く花も、天ぷらにするとと藤の甘い香りがわずかに感じられ、とても美味しくいただけます。

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ちょうどこの5月中ごろに花を咲かせるユキノシタも園内の古寺周辺で見られます。葉の片側にだけ衣をつけて天ぷらにすると、これもとてもおいしいです。。

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そしてこれから5月下旬にかけては淡竹(ハチク)のシーズンです。園内にある竹林でもたくさん生えて来るので、これまでは社長の食事の一品にしたり、親しいお客様がご来園された時などに差し上げたりしてきました。

こんなふうに、当園の周辺は様々な山菜が豊富に採れる環境なので、今後これらの山菜を当園の食事メニューに加えてみてはどうかと考え、計画しはじめています。

17日の園内景 

5月18日 写真とブログ担当の西村です。今日は17日の園内の様子をご紹介いたします。

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撮影した17日は前日夜の雷雨の影響か、朝からムシムシとした曇り空でした。地植えの花菖蒲の開花はもう少し時間がかかりそうです。

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ただ、つぼみが着いて、もうすぐかなという品種はたくさんあります。ごく一部は咲き始めていて、写真は極早生品種の桃姫(ももひめ)という品種です。

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こちらは地植えのアジサイの様子です。みんな青々とした葉っぱを展開してくれて、担当の私としては「ほっ」としています。花菖蒲よりも少し遅れ、6月中旬以降に咲き始めると思います。

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写真は昨年販売開始の新品種ギャラクシー。咲く準備は万端です。濃いピンク色の手まり咲きが楽しめる…と思いますが、地植えにしたことによるpHの影響がどう出るでしょうか…。

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花菖蒲ではありませんが、同じアヤメ科のカマヤマショウブ(釜山菖蒲)も花を咲かせました。漢字の通り韓国原産のアヤメで、古い時代に日本に持ち込まれました。国産のアヤメよりも草丈が高くなり、花色が濃いのが特徴です。

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菖蒲田の南側にあるヤマボウシは咲き始めです。花菖蒲も咲き始めましたが、この5月中旬を過ぎても気温がやや低めに推移しているので、例年よりやや遅れるかな・・・と思っているところです。

ただ、例えばこの後、6月に入って急に気温が上がったりすると、一気に咲いてきますので、今年は遅くなる・・とも言い切れないのです。

開花状況は、このブログで日々ご紹介してゆきます。最盛期がわかる頃になれば、それもご紹介しますので、このブログをチェックしていただければと思います。

葛(くず)の話 

5月16日 ブログ・写真担当の西村です。今日は花菖蒲園のそばに自生している植物、葛(クズ)をご紹介いたします。

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和名:クズ(マメ科)  英名:Kudzu  学名:Pueraria lobata
写真を見ると「あぁ、この植物か」と思われる方も多いと思います。
北海道から沖縄まで、日本全土に分布するマメ科の多年草で、広くアジアに分布しています。日当たりのよい空き地にはびこってしまう厄介者で、規模の小さな林であればツルを巻きつけて覆い隠すことさえあります。

成長が旺盛で厄介者扱いされるクズですが、一方、根は乾燥させると葛根湯(かっこんとう)という漢方薬となり、根から採ったデンプンは、くず粉となります。

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また、クズのツルから採った繊維を織り上げて作る葛布(くずふ)は当園のある掛川市の名産品です。葛布はカラムシ布、シナ布に並ぶ「日本三大古布」の一つで、万葉集にも詠われた歌が数首あるほど歴史が古い布と言われています。絹のような光沢やなめらかさはありませんが、落ち着いた渋みのある光沢と柔らかな手触りが特徴です。上司の永田が所有する葛布のクロスを撮影させていただきました。

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葛布は、加茂荘の屋敷にある、一番手前のふすまにも使われています。上司の葛布は今の製法(横糸に葛を、経糸に木綿を使って織り上げます)が、屋敷のふすまは昔ながらの製法で、すべて葛で織り上げられていました。今では大変貴重です。

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クズは山菜でもあります。ツルの先端にある芽は大変おいしく、天ぷらにしていただきます。
ツルを軽く押さえて、軽く滑らせながら引っ張っていくとプチッと切れます。採った芽からは、ほのかに甘い香りがします。

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これに軽く衣をつけて、サッと揚げるとクズの天ぷらの出来上がり。肉厚の芽はほくほくしていて、食べごたえがあります。

当園にはクズに限らず、ミツバやフキ、ユキノシタ、セリ、タケノコ、ワラビ、ゼンマイなど、山菜がたくさんあります。それらの紹介と調理について、近いうちにまとめて紹介したいと思います。

展示温室のアジサイが見ごろです 

5月14日 写真とブログを担当する西村です。皆さまお久しぶりです。今日は展示温室内で見ごろとなっているアジサイたちをご紹介いたします。

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現在、温室には約40鉢のアジサイが大鉢に仕立てられ、展示されています。まだ咲いておらず、展示していない鉢もたくさんありますので、日を追うごとに展示鉢の数は増えていきます。

アジサイと言えば梅雨のイメージがあるように、本来6月から7月ごろ花を咲かせます。これら展示しているアジサイは1月頃から暖かい温室に入れ、季節を勘違いさせることで、この時期に咲くよう調整しています。

今日はこの中からいくつかご紹介いたします。

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まずは、当園のアジサイの中で最も大ブレイクしたダンスパーティーです。最近では花屋さんやホームセンターで見かけることが多くなりました。湿度のある温室内で花を咲かせたため、ひし形状の花びらをしていますが、もともとは細弁のすっきりした印象を受ける花です。
同じ温室内に花売店があり、そこで苗の購入が可能です。花はピンク色に安定して咲きやすいほか、花付きが良く丈夫なので、大変オススメの品種です。

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こちらはギャラクシーというアジサイで、小さな星型の花がギュっと集まる様子はまさに銀河(=ギャラクシー)といったところでしょうか。この展示株の花は濃いめのピンク色をしていますが、温室で育てるとどうも色が薄くなりがちです。こちらも花売店にて購入できます。花付きが良い優良品種ですよ。

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こちらはアラモードという品種で、ピンクから青色の濃い地色と白い覆綸が非常に美しく、一見するとアジサイには見えません。当園にはこんぺいとうピーターパンといった、白覆綸が入る品種がありますが、これらは温室で栽培すると覆綸がうまく現れないことがあります。この点アラモードは覆綸の発現が良く、今後期待している品種のひとつです。こちらは今年の販売の予定はありません。

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こちらは未命名の花になります。当園育成アジサイの星花火モダンタイムスを掛け合わせて作られました。鮮やかなアジサイが多い中、あっさりとしたこの花はどこか懐かしく、優しい印象を受けます。個人的に大好きな花です。こちらも今年の販売の予定はありません。

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こちらも未命名のアジサイです。濃い花色は戸外で栽培するとどれほど濃くなるのでしょうか。気になります。また、ほかのアジサイと大きく異なり、ひとつの花の中でも装飾花一つ一つの花色が違っていて、青から赤紫のグラデーションが楽しめます。細弁がきりっとした気品を漂わせます。

今日のところはこのへんで。これからも少しでも多くのアジサイを紹介していきますよ!

5月13日の園内 

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5月13日 写真とブログを担当している永田です。

昨日までの雨も上がって、きょうは日中強い風が吹きました。

上の写真は屋外の花菖蒲園です。花菖蒲の成育は、今のところ例年より4~5日ほど遅れており、早い年であれば、今頃から極早咲きの品種がちらほら咲き出す頃ですが、今年はまだ咲いていません。

でも、今年は株の出来が良いです。

とても綺麗だった昨年以上の出来。今年はさらにみごとに咲くと思います。

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それでも園内では極早咲き品種から蕾が上がってきました。写真は桃姫というピンクの極早咲き品種ですが、あと1~2日で咲いて来そうです。

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昨年もご紹介したカルガモは、今年も園内のスイレン池にいます。冬場からというか、一年をとおしてこのつがいが住んでいます。

でも、ヒナとかは生まれたことないですね。

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園内の古寺には、今年もお地蔵さんが展示され始めました。

いま、先日まで咲いていたオオデマリが一斉に花を落として、雪のように花が一面に積もっています。

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園内や、近隣の野山には、今、さまざまな山菜が取れます。

写真のフキや、タラの芽、ゼンマイにワラビ、モウソウダケ、ハチク。柿の葉やユキノシタ、セリ、、ミツバ、ギボウシの芽にアケビの蔓など、見回すと山菜や野草がいっぱい環境です。

なので、こういった自然の食材を使った料理をはじめたらどうかと、いま計画しています。

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もう後半月ちょっとで、この景色が花で埋まります。この景色が日ごとに花で埋まっていく様子を、今後もお伝えして行きます。

今のところ、見頃はやはり6月に入ってから。でも、開花最盛期より、5月末頃から6月はじめ頃の、この緑の葉のなかに所々花が咲き出した景色も、気分よく観賞できると思います。

映画「百合子ダスヴィダーニャ」試写会へ行ってきました 

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写真とブログを担当している永田です。

昨年の秋、加茂荘庄屋屋敷でもロケが行われた、「百合子ダスヴィダーニャ」という映画が完成し、その試写会が昨日の5月10日の夜に静岡市の映画館でありました。

この映画は、昭和時代の共産党の書記長 宮本賢治の奥さんで戦後のプロレタリア作家の宮本百合子がまだ若かった時代、彼女と運命的に出会ったロシア文学翻訳家の湯浅芳子との女性同士の恋愛、そして、その頃の百合子の亭主、荒木茂との離婚を通して、女性の生き方の一つの可能性を描いた作品です。

監督の浜野佐知氏が静岡県出身ということで、昨年の秋に熱海伊東から浜松までの数か所でロケを行い、静岡県だけのロケ地で製作した作品で、昨日は制作関係者や支援のみなさん。そしてロケ地の協力者のみなさんを招待した試写会でした。

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映画の中で当園の加茂荘は、百合子の小説執筆のための、福島県郡山の祖母の家という設定で、映画のなかで中心的な場面として、庄屋屋敷のいろいろな場所が登場していました。

写真は庄屋屋敷の大正時代に増築された部屋での撮影の様子です。

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百合子役の一十三十一さん(左)と芳子役の菜葉菜さん

この作品は、監督の浜野佐知氏が十数年来撮りたいとずっと心に温めつづけ、今回やっとそれが実現した作品であり、この大不況の時代に自分の作りたい映画を創るという、ものすごい情熱と、それを支えてくれたすべての皆さんによって出来上がった作品です。

映画の内容は、一般的な興業映画のように誰もが即座に楽しめて、共感できるものではなく、女性同士の恋愛というところでまず躓きかねませんし、そうでなくてもこの作品の下地になっている宮本百合子の小説『伸子』などを読まないと、内容がやや理解できないなど、ハードルが高いことは確かです。

ですが、女性の生き方として、とても奥の深いテーマを描いた作品であり、長年何本もの作品を撮り続けて来られた監督が、還暦を過ぎほんとうに撮りたかった、表現したかった内容が映し出されています。そういった意味でたいへん興味深い作品であると思います。また、この作品にロケ地提供という形で参加協力させていただきましたことを、たいへん嬉しく有り難く思います。

この映画は、6月18日より、静岡の七間町のミラノ1で上映されます。

なお、当園でも上映会ができればと以前このブログでもお話していましたが、この映画のDVDが完成してからゆっくり食事を兼ねてできればという事で、昨日監督と話しました。


映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』を支援するブログ
http://d.hatena.ne.jp/hamanosachi

「映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』と浜野佐知監督を支援する会 静岡」のブログ
http://blog.livedoor.jp/yurikoshizuoka/

旦々舎 ダスヴィダーニャページ
http://www.h3.dion.ne.jp/~tantan-s/YurikoTop.html

オリジナルアジサイ 売店にて販売しています。 

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5月9日 写真とブログを担当している永田です。きょうは園内の温室で、当園が育成したアジサイの新品種や、オリジナル品種がたくさん販売されていますので、ご紹介します。

昨年、当園が育成したアジサイ ダンスパーティーというアジサイが大ブレイクしました。今年はヤフー検索でも「アジサイ ダンスパーティー」というキーワードがあるほど、アジサイの代名詞存在になっています。

そんな当園が育成したアジサイの花付き苗が、園内の温室の売店で販売されています。

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こちらが、そのダンスパーティー。アジサイは同じ品種でも日照や施肥でかなり異なった花になります。この品種は当園の近くのスーパーの店頭にも、愛知県の生産者が育成した見事な鉢物が販売されていましたが、花はずっとそちらのほうが綺麗でした。写真用に一鉢買おうかと思いましたが、母の日用に一鉢4,500円だとかで、諦めました。

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現在売店で販売されている品種をご紹介します。10.5cmポットで花付き、価格はおおよそ一鉢800円から、高いもので1,500円とのことです。

メロディー  シンデレラ  雨に唄えば  ウエディングブーケ  ティンカーベル  ピーターパン  乙女心  星の桜  丸 子  ダンスパーティー  小町  九重の桜  姫小町 ホワイトキング  初 恋  清少納言  天をあおいで  ロンド  ギャラクシー  振袖姿  ダンシングクイーン  伊豆の海  故郷  手鞠歌  ラピスラズリ  宵の星  夏まつり  モナリザ  星花火

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今年からいよいよギャラクシーも販売されます。

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やや藤色がかる星の桜

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鮮やかな赤色が美しい夏まつり。ヤマアジサイとの交配によって作出された品種で早咲きです。

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この花も今年から販売のダンシングクイーン。白の八重咲でよく出来ると玉咲きになりみごとです。


今販売されている品種は、まだ在庫がたくさんあるようですので、今後も品切れになることはなさそうです。また今月下旬頃からは屋外で栽培しているアジサイも咲き始めますので、6月にはさらに販売可能な品種が増えるそうです。

アヤメの仲間の見分け方 

5月7日 写真とブログを担当している永田です。

きょうは、ちょうど今、アヤメカキツバタの花の咲く頃なので、花菖蒲のシーズンになると、必ず話題になるアヤメの仲間の見分け方について、ごく簡単にご紹介します。

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何れ菖蒲(いずれあやめ)

という諺があります。

これは、どれも優れていて優劣がつけにくいこと。選択に迷うことのたとえで、そこから、いずれあやめかきつばたという言葉も生まれました。
そして、この言葉から、多くの方がアヤメとは見分けにくいもの、見分け方が難しいものであると考えています。


でも、実際にはそんなに難しいものではなく、花びらの元の部分の色が違っており、ここで見分けられます。


簡単に申しますと、
ハナショウブは花弁の元の部分に黄色い目の形の模様があり、カキツバタの場合は、この部分の色が白黄色。アヤメは網目状の模様があります。

この違いで、この3種類の植物は見分けられます。

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これは、花菖蒲の原種のノハナショウブ。ノハナショウブの花弁の元の目の色も黄色です。

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そのノハナショウブから改良された花菖蒲は、実に様々な花色、花形があり、花の大きさも大小さまざまですが、共通の特徴は、この花弁の元にある模様が黄色いことです。

当園の6月の開花最盛期に咲いている花は、全て花菖蒲です。一部、花菖蒲とキショウブとの交配種もありますが。

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カキツバタは、花弁のもとにわずかに黄色を帯びた白色の模様があります。目の形が花菖蒲に比べて細いことも特徴です。

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そしてアヤメは、網目状の模様があります。またアヤメの花は、ハナショウブに比べて小型で、直径6cm前後の小輪です。


こんなふうに見ていくと 意外と簡単ですよね。

そんなに難しくないんじゃないかと思います。


でも、最近は、ダッチアイリスとかジャーマンアイリスなど、外国産の様々なアイリスが出回っていますので、例えばダッチアイリスなどは、花弁の元の部分が黄色で花菖蒲と同じなわけで、こうなると、花が好きな人にはすぐわかりますが、やっぱり日頃から色々な花を見ていないと、「何だろう・・・」ということになります。

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ではこの花は・・・

花色は薄いブルーがかった紫でカキツバタに近いですが、目が黄色いので、これはハナショウブです。

富士山周辺に自生している花色が青い系統のノハナショウブ。


ちょうど今、アヤメとカキツバタの咲く頃です。今咲いていれば、このどちらかです。花菖蒲は5月末頃から6月にかけて咲きます。その頃には、アヤメ、カキツバタは終わっています。ですから、咲いている時期からも見分けることができます。

5月6日の園内 

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5月6日 写真とブログ担当の永田です。きょう2本目、今現在の園内の様子をご紹介いたします。

上は温室内の花菖蒲展示です。冬場から促成栽培した花菖蒲が、ベゴニアやストレプトカーパスとともに咲いています。花菖蒲としてはめずらしい見せ方ですが、ベゴニアなどには青紫色系の花がないので、これはこれで鮮やかな感じです。

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3000㎡ある温室内の一角では、イセナデシコも展示されています。

イセナデシコは、三重県松阪地方で江戸時代に改良され、ごく一部の人々の手で保存されてきた植物です。当園では1990年代のはじめに三重大学の故冨野耕治名誉教授より種子を譲り受け、改良保存に努めてきました。

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一見、幽霊みたいなナデシコですが、この花弁が長く垂れ下がることが、このナデシコの特徴で、イセナデシコでもこんなに長く下垂する系統はめずらしいです。

このイセナデシコは、現在、園内の花売店で販売されています。

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それと、今、温室内で特に綺麗だな・・・と思うのが、このアイビーゼラニウムのハンギング。やや小輪のアイビーゼラニュームですが、細かな花がとても綺麗です。

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さて、屋外の花菖蒲園は、こんな感じです。 まだまだこれからですね。 でも、今年は昨年以上に出来が良いので、咲いたら見事になると思います。

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それでも園内の一部には促成して咲かせた花菖蒲もあり、こうやって写真に撮ると、なんだかたくさん咲いているようにも見えます。

屋外の花菖蒲園は、まだ暫らくこんな感じが続きますが、そのうち、あと1週間もすると、極早咲きの品種から、ぽつぽつ咲き始めてきます。

2011年の開花予想 

写真とブログを担当している永田です。 きょうは、今年の大まかな花菖蒲の開花予想をご紹介します。

5月18日 開花予想を少し修正しました。今年は平年より気温が低いため、花菖蒲の開花も平年よりやや遅めに推移しそうな感じです。5月18日の時点では、昨年より数日開花が遅れています。しかし、今後気温の上がる日が続けば、一気に開花が進んで来ますので、現時点での予想としてお考え下さい。

一応 現時点での予想をご案内致します。ご来園の目安にご利用ください。

5月22日~28日

花菖蒲 咲き始め   
全園の1~2割程度の開花ですが週の終盤には緑の葉のなかに花が浮かび上がって見える、満開とはまた別な見頃にに入ってきます。入れ替えの出来る鉢植えの部分は早咲きが見頃に差し掛かります。
アジサイ  
促成させた花が温室内で開花。見頃を迎えます。新品種が多く展示されています。露地栽培のアジサイはヤマアジサイ系が一部開花が始まります。


5月29日~6月4日

花菖蒲 日に日に花数が増える頃
全園の2~3割程度の開花ですが週の終盤にはかなり多く咲いて来ます。入れ替えの出来る鉢植えの部分は早咲きが見頃を向かえ。園全体としては十分眺められます。
アジサイ  
促成させた花が温室内で開花。見頃を迎えます。新品種が多く展示されています。露地栽培のヤマアジサイ系が開花しますが、全体はまだです。露地栽培の販売苗も苗が並び始めます。


6月5日~6月11日

花菖蒲 開花最盛期 見頃です   
週の初めは全園の3割から、週の後半には全園の6割ほどが開花し、最盛期を迎えます。入れ替えの出来る鉢植えの部分は、週の終盤には早咲きの花菖蒲が終わり、花がやや少なくなります。露地植えがみごとな週で園全体としては十分眺められます。
アジサイ 開花始まり  
温室内の促成のアジサイは見ごろを終えます。露地植えのアジサイが咲き始めますが、まだ見ごろにはなりません。


6月12日~6月18日

花菖蒲 開花最盛期    
今年はやや開花が遅いため、この週あたりが開花最盛期になると予想しています。それでもこの週の後半には最盛期はやや過ぎると思います。入れ替えの出来る鉢植えの部分は、徐々に花数が増えて来ます。園全体としては十分眺められます。
アジサイ 見頃差し掛かり  
新品種が温室内で展示されるほか、露地植えのアジサイも見頃に差し掛かります。売店にて花付き株が並びます。



6月19日~6月25日

花菖蒲 終盤だけど鉢物は最盛期   
露地植えの花菖蒲は開花が終わりとなってきますが、今年は涼しい天候が続いているため、開花が遅れており、25日頃でも例年よりはるかに多くの花が見られます。また入れ替えの出来る鉢植えの部分は最盛期の状態です。
アジサイ 見頃です  
新品種が温室内で展示されるほか、露地植えのアジサイも最盛期の状態です。売店にて花付き株が並びます。



6月26日~6月30日

花菖蒲 露地植えは終わり、鉢物は最盛期   
露地植えの花菖蒲は開花が終わります。入れ替えの出来る鉢植えの部分は最盛期の状態です。ご入園されると鉢ものの花菖蒲が素晴らしく、満開!と思うのですが、歩いて行くと奥の地植え部分が終っています
アジサイ 見頃です  
新品種が温室内で展示されるほか、露地植えのアジサイも最盛期の状態です。



おおよそ、こんな感じに開花が進んでゆくと思います。あくまで予想なので、ご参考程度に考え、詳細は今後のこのブログでご確認の上、ご来園いただければと思います。


でも、花菖蒲の開花最盛期は、だいたい例年6月5日~15日の間です。暑い年、寒い年でも、この10日の間に納まります。

また、5月末の、葉の緑の中に鮮やかな花が咲き始める頃も、満開とはまた違って、とても美しく眺められる頃です。私たちは、入梅前のこの5月末の情景がいちばん好きです。

明日5月5日は菖蒲酒の無料接待を行います。 

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明日5月5日は、菖蒲酒の無料接待を行います


5月4日 写真とブログを担当している永田です。明日5月5日は端午の節句なので、加茂荘庄屋屋敷内にて菖蒲酒(あやめざけ)の無料接待が行われます。

この菖蒲酒とは、日本酒に菖蒲(サトイモ科)の根茎を浸して、その香気を移した端午の節句の厄除けのお酒です。端午の節句の風習の一つとして、古くから伝えられてきたものです。

端午の節句は、今では子どもの日となりましたが、古くは奈良時代よりも前に中国から伝えられた風習で、菖蒲(サトイモ科)によって端午の厄を払う祭りとして平安時代の宮中でも行われてきました。

菖蒲の清々しい香りと、その剣のような葉に魔を退ける霊験があると考えられていたのです。端午の節句は菖蒲の霊験によって厄を除ける菖蒲の節句でした。

アヤメ科の花菖蒲が、端午の節句を祝う花として江戸時代に栽培がはじまったことから、当園ではこの端午の節句の菖蒲の文化を大切に考え、5月5日には菖蒲酒をご来園される皆様にふるまっています。

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菖蒲酒を作る
当園でこの菖蒲酒の作り方をご紹介したところ、年に数回はお問い合わせが来るようになりました。簡単に作ることができますので、菖蒲のお酒で端午の節句を祝っていただければと思います。

唯一のネックが肝心の菖蒲の根が簡単に手に入らないことですが、当園で苗をご購入することもできますし、一度植えれば丈夫なので枯れる心配はなく、増えすぎて困るほど増えます。

加茂花菖蒲園 花菖蒲品種画像カタログ

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サトイモ科の菖蒲(ショウブ)この根を使います。アヤメ科の花菖蒲の根では香気も厄除け効果もありませんので、必ずサトイモ科の菖蒲の根を使ってください。

菖蒲は湿地の植物ですが、極端に乾燥した場所でなければ栽培できます。性質はとても丈夫で全く手が掛からず、逆に殖えて困るほどです。菖蒲湯にも使えるので、場所があれば植えておくと便利です。

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菖蒲の根を掘ります。古い書物には一寸に九節ある菖蒲の根が良いとか書いてありますが、別段なんでもOKです。

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掘った菖蒲根をよく水で洗い、薄く斜めにスライスします。

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スライスした菖蒲根を日本酒の冷酒に入れます。入れる分量は一合に数枚程度で、お好みで加減します。

これで30分程度置けば、菖蒲の香りが日本酒に移りできあがりです。長く漬けると菖蒲のアクで酒が黄色っぽくなりますので、飲む30分程度前に作って冷やしておけば良いと思います。

味はもとの日本酒にもよりますが、清々しい菖蒲の香気が移り、とても爽やかなお酒になります。菖蒲の根が簡単に手に入らないのがネックですが、お庭のある場合は庭の片隅に植えておけば、毎年飲めます。是非お試し下さい。

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