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濃いピンク系の新品種 

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紅水晶(べにすいしょう)

6月9日 写真とブログ担当の永田です。

きょうは昨日の青色系の品種とともに、十年以上前から少しだけ力を入れて取り組んできた、濃いピンク色の花菖蒲の新品種も殖えてきましたので、そのことについてご紹介します。

ピンク色の花菖蒲は、伊勢系の古い乙女という品種が始まりとなって、昭和30年代から改良されて来た花色です。この乙女という品種は、薄いピンクでしたので、昭和時代まではピンクといっても淡い感じの品種が主流でした。

それらの品種を使って、当園でも今から20年ほど前に数多くのピンク系の品種を作出しましたが、今思うと薄い花色の品種でした。

それが1990年代になって、戦前から肥後系の花菖蒲を育種された故光田義男氏という花菖蒲の育種家が、驚くほど濃い桃赤色のようなピンクの花菖蒲を多数作出しました。
ですが、これらの品種は花型花色は抜群だったのですが、草丈が低く性質も弱いので、花菖蒲園では使えない代物でした。

この光田氏のピンクを使って、性質の丈夫で色の濃いピンクの花菖蒲を作りたいと考え、10年ほど前から改良してきましたが、今年、やっと花菖蒲園で植栽され、花を咲かせるまでになりました。

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紅梅の宴(こうばいのうたげ)

これらの品種は、光田義男氏のピンクを花菖蒲園に植えられるように、丈夫で草丈の高いものに改良したものです。今まで園に植えられていたピンクより、一段と濃い品種が多いです。

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京丸桜(きょうまるざくら)← 改名しました。

ですから、花色花型は、花菖蒲の専門家が言う「光田系」の趣を残しています。光田系とは、肥後系の花菖蒲をより派手に、花弁のフリルや細かな襞、立体的な花型を追及したもの。

花菖蒲の趣味家は、こんな豪華な花型を好みます。

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天上の桜(てんじょうのさくら)

この系統は、ピンク地に細かな白絞りの入る花も多く生まれました。

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桜 姫(さくらひめ)

これらの花は、園の奥のほうの一角に、まとめて植えてありますので、園内を散策されれば一目でおわかりいただけると思います。およそ20個体ほどが植栽されていますが、綺麗なのですがほんとうにどれも似ていて、名前を考えるのに悩んでしまいます。

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未命名

昨日その名前を考えて、花を見ながら名前を付けていました。花菖蒲の名前は、その花を作った人なら名づけることができます。でも名前は、ボキャブラリーが少ないこともあって、ほんとうに思い浮かびません。

きょうも名前付けの作業を、仕事の合間に済ませます。こんなことも花時の重要な作業です。これらの花は、ことしの秋頃から、通信販売で販売を始めたいと考えています。

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昨日ご紹介したブルーにこれらの濃いピンクが花菖蒲園の中心的な色になったら、さらに鮮やかで夢のような光景の園ができることでしょう。

花菖蒲は昔からの日本の花ですが、より美しいものへ、年を重ねるごとに変化してきています。

殖えてきた青い花 

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原里(はらさと)

6月8日 写真とブログ担当の永田です。

このお話は、今年の花菖蒲の成果について です。

10年くらい前、東京の堀切菖蒲園へ行ったとき、園内に亀の井とか、滋賀の浦波とか、美しい青紫色の品種が多く植えられていて、それらのブルーの品種のおかげで園がとても美しく見えました。こんな綺麗なブルーの花を多く園に取り入れたら、もっと園が綺麗になるんじゃないか・・と思い、その時から青色や紫色の花で庭園に向く草丈の高い病気に強い品種を作りはじめました。

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夜の波(よるのなみ)

そして、その成果が、ようやく昨年あたりから見え始め、今年はさらに藤紫や青色の品種が園に多く見られるようになってきました。花菖蒲はタネから栽培して一つの品種がある程度、500株とかに増殖するまで、およそ10年くらい掛かるのです。

こうして出来上がった品種は、色の美しさと、丈夫さと繁殖の良さ、で選んでいますので、花型はイマイチですが、これらの品種のおかげで、今年は園がとても美しくなってきました。

10年前、こんな園にしたいと思っていたことが、ようやく実現してきたなあ・・・と、いま思っています。

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八重紫雲(やえしうん)

当時から堀切菖蒲園に藤紫色の品種があったわけで、もちろん当園にも清少納言とか、宝玉とか、往年の藤色品種があったのですが、10数年前より全国の花菖蒲園に広がった深刻な立ち枯れ病によって、そうしたブルー系の品種の多くが消滅してしまったのです。

それで、病害に強くかつ美しいブルーの品種を作ろうと、取り組んできました。

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青水晶

花菖蒲の深刻な立ち枯れ病は、3年前に千葉大学の研究によって花菖蒲疫病と名付けられ、市販のリドミル粒剤という薬剤を春先に散布することで、当園はこの病害から開放され、今は全く病害は出なくなりました。

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そして今年、病害の出なくなった花菖蒲園で、藤紫系の品種と、そしてこれも改良してきた新しい濃いピンク系の品種が多くなってきました。

上の写真は7日の日中、雨が降る直前で空が暗くなったとき、ふと見たら、藤紫と濃いピンクが浮き上がって、今までの花菖蒲園とちょっと違ってきたことを思いました。

今までの旧来の品種から、園に植栽する品種を、青や濃いピンク、黄色など花色の鮮やかな品種に変えてゆくことで、新しい景観を作り出すことができそうだな・・と。

今年の開花後は、そんなことを考えながら、来年に向けよりいっそう美しい園を造ってゆきたいと思っています。

6月7日 園内景開花状況 

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6月8日 ブログ・写真担当の西村です。今日は7日の園内の様子をご紹介いたします。園を見渡してみると、ようやく花菖蒲の絨毯が広がってきた感じです。

7日は、昼ごろ一時雨が降りましたが、大体曇りの天気でした。この日は梅雨の晴れ間で日光が強かったここ数日と比べると、写真を撮るには良い天候条件でした。

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南側から北側に向かって菖蒲田を撮影しました。きょうのような曇った日は、南側から北側を見た景色も、きれいに撮ることができます。

あまり晴れた日だと、順光になって、花の色が飛んでしまって、色あせて写ってしまうんです。

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今年は春先の低温が効いたのか、例年と比べると3~4日ほど開花が遅く、まだまだ蕾の品種も多く見られます。この分ですと、地植えの部分は今月20日すぎ頃まで見ごろが続くのではと思います。

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当園で最も画になる長屋門前の菖蒲田。咲き始めで、これから見ごろを迎えます。

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園の西側の休憩所で絵が描いている方が数名いらっしゃいました。綺麗な絵だなと見ていると「屋根があるので、雨にぬれなくていいですね」とお褒めいただきました。

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入れ替えのできる鉢物の部分です。浅池に八橋が掛かっていて、花菖蒲やメダカなどが近くから見えます。こちらは鉢ですので、開園期間いっぱいまで十分見ることができます。

満開近しというところで、ピークというか、花数の多さの折り返しまで、あと3~4日ほどかかりそうです。

アジサイ ダンスパーティー 

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6月7日 写真とブログを担当している永田です。きょう一本目は当園のオリジナルアジサイの一番の人気品種、ダンスパーティーをご紹介します。

ダンスパーティーは、最近のアジサイのヒット作として、母の日を中心に全国のフラワーショップで販売されていますが、この品種は当園で1994年頃に作出した品種です。ものすごく新しい品種ではなく、2000年頃にタキイ種苗の通販カタログで、この品種をはじめ当園のオリジナル品種を紹介したのが最初でしたが、それでもブレイクすることはありませんでした。

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そんな時代が数年過ぎ、2008年頃から近くの愛知県渥美半島の花き生産農家が当園のアジサイに着目し、彼らが生産した鉢物によって初めてその良さが知られるようになり、昨年から全国のショップやネットでも販売され、一気にメジャーになりました。

ダンスパーティーは、透明感のあるやや細長い花弁を持ち、アジサイとしては垢ぬけた印象のある非常に美しい品種です。

ですが、どんなふうに栽培しても上の画像のように咲くわけではなく、日照や土壌の酸性アルカリ性の影響を受けて花型花色が変化します。以前にご購入されたお客様も、こんなに綺麗には咲かない。と言われます。 そんな例をご紹介しましょう。

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上の花は、鉢植えで日当たりの良い場所で開花させたもの。赤味が強く、やや硬めに咲いています。花も小型です。日当たりが良すぎると、このようにやや小型に咲くようです。上品さに欠ける感じです。

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この花は日当たり良+酸性の土壌で咲かせたもの、藤色に咲いてきます。一般的な露地植えで普通に栽培すると、たぶんこんな感じに咲くことが多いような気がします。

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これは中性の土壌で日当たりの良い所で咲かせたもの。肥料もあまり効いていない状態です。

あんまり綺麗ではないですよね。

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こうやって見てみると、同じ品種でも栽培条件によって、かなり花型花色が変化することがおわかりいただけるかと思います。

春にフラワーショップで販売されている鉢は、生産者が温室で最高の花が咲くよう条件を整えて栽培したものです。

では一般家庭ではどうやって作ったら・・・という事ですが、たぶん・・ですが、この品種は日当たりが良い所より、やや半日陰くらいの場所で栽培し、肥料を十分に与えて十分に葉や花が伸び広がるように栽培すると、ゆったりと花弁が伸びて大きな花に咲くように思います。またピンクに咲かせたい場合は、春先から少量の消石灰を地際に施し、土壌をアルカリ性にすることもお忘れなく。

当園の売店で、生産者が育てた最良の状態の花見本を見て購入されたお客様も多いので、あんなふうに咲かせるには・・ということで書いてみました。

お手持ちの方は、参考にされてください。


またこの品種は下記サイトで販売を行っておりますので、こちらのサイトもご覧いただければと思います。

加茂花菖蒲園オリジナルアジサイ
加茂セレクション 通販サイト

庄屋料理 

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庄屋料理
6月7日 写真とブログを担当の永田です。きょう一本目は、当園の代表的なお食事、庄屋料理について、ご紹介します。

庄屋料理は、当家加茂荘に昔から伝わる伝統料理で、染飯(そめいい)という、くちなしの実で染めたこの地域独特の黄色いおこわを中心に、昔ながらのにんじん、しいたけ、こんにゃく、がんもどきの煮物、年間をかけて仕込んだきゅうり、にんじん、たくあん漬けなどの漬物、もろみにユズ、ナス、ショウガ、シソの実などの乾燥させたものを混ぜ込んで作った、独特の香りのあるしょうゆの実、近隣の野山で摘んだ山菜、自家製の味噌で作った味噌汁、きんぴらなど、年間をかけて仕込んだ素材を使って、心を込めて手作りしたものです。

昔から全く変らないこの料理。私が25年前に当園に勤めはじめた時から、その内容も味も、そしてお値段もまったく同じままです。価格も高いですよね。一食2,500円なんて、コンビに弁当なら5つも買えます。

でも、この料理には、それなりの手間が掛かっているんです。

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庄屋料理は、この加茂荘の土間で、江戸時代から作られてきた当家の伝統料理です。

この料理は、もともとは「早苗振」(さなぶり 早苗の振舞い=田植え時にふるまった食事の意)といって、田植え後の慰労の場で食べられていた料理でした。昔は田植えは村全体で行われる共同作業だったので、早く田植えが済んだ家が遅い家の田植えを手伝い、最後になった家が手伝ってくれた人たちに料理をふるまうのが慣わしでした。しかし加茂家のような庄屋は田植えを行わないので、小作人たちに田植えが終わると毎年「早苗振」を振舞っていたのです。庄屋料理は、このようにして代々加茂家が作り続けてきた伝統の早苗振の料理を、昔のままの製法を守り、年間をかけて材料を仕込み作ったものです。

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例えば、毎年年末になると行う染飯用のくちなしの実。今では中国産の安価な品を大量に購入することができますが、それだと今ひとつおこわがいい黄色に仕上がらないと言います。それで、くちなしの実も近隣で集めています。

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漬物も数種類入っていますが、たくあんなどは年末頃に近隣の三方原まで大根を引き取りに行って、一日かけて花菖蒲園内で干して乾燥させます。年末頃に大根を漬け込み、この時期にお出ししています。

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写真のしょうゆの実も、当園の代表的な名物のひとつ。もろみを寝かし、たまり醤油を採った残りに、ユズ、ショウガ、シソの実、ナスの干したものを混ぜて漬け込んだものです。当家菩提寺の最福寺のものは、特に「最福寺納豆」と呼ばれています。独特の強い香りに好き嫌いが分かれますが、染め飯やちまきをしょうゆの実でいただくと、たいへん風味良く、まさに加茂荘の味がします。

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このしょうゆの実の中に入っているユズとかナス、ショウガの乾燥したものも、当園でそれぞれの収穫時期に作っています。真夏の暑い季節のナス干しは、毎年の加茂荘の夏の風物詩です。

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そして味噌汁用の味噌も自家製。毎年秋に仕込んで3年かけて熟成させたものです。この味噌は味が独特で、なんて言うか、やっぱり市販の製品とは違うこの家の味噌の味がします。

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こうして年間をかけて仕込んだ食材と、これまた昔ながらのレシピに沿って煮込んだ煮物とで、庄屋料理は作られています。

食品添加物や、保存料の一切入っていない、全くの手作りです。庄屋料理は、ほんものに拘った当園の自慢の料理です。お値段は高いですが、ぜひ味わっていただきたい当園の一つの見どころです。


なお、この庄屋料理をお弁当スタイルにまとめた、庄屋弁当も売店にて販売しております。

庄屋料理、庄屋弁当とも、10名様以上要予約ですが、個人の方でしたら予約は必要ありません。

ホタル その2 


6月6日 写真とブログ担当の永田です。先週末の宵に、またホタルを撮ってみました。

ホタルは、花菖蒲園の中ではなく、園の外すぐ脇を流れる用水路にいます。5月末から6月はじめのこの時期、毎年ホタルが飛んでいます。

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以前は近所の人しか知らなかったのですが、一昨年頃からこのブログで紹介したこともあって、少しづつ知られて来て、撮影に行くと数人の家族連れの方たちが見ておられます。

夕闇に飛ぶ黄色い光は、やっぱりきれい。自然が残っているっていいなあ。と思います。

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ホタルの光はとても弱いので、カメラのシャッターを長い時間開けたままにして撮ります。そうするとこんなふうに、光の帯のような写真が撮れます。

また、望遠レンズで、近くのホタル、遠くのホタルを寄せて集めていまのすので、こんなふうにたくさん飛んでいる姿に撮れるのですが、写真で見るほど実際は飛んでいません。

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掛川近辺にもホタルがわりと多くて、近隣の法多山や小笠山総合運動公園エコパ、すぐ近くの袋井市宇刈大日地区、掛川市の上垂木など、周辺に何か所もあります。

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ここのホタルはゲンジボタルとヘイケボタルの両方がいて、5月末頃の早い時期はゲンジボタルがいるし、遅くなると今度はヘイケボタルが飛びます。

いつ頃からいつ頃まで飛んでいるのか、はっきりとはわかりませんが、今年は涼しかったので、まだ今週中くらいは飛んでいると思います。

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ホタルのいる園の脇の用水路です。白壁の塀の向こうが花菖蒲園です。

この小川は、原野谷川から分けられた用水路ですが、こんな場所にもホタルをはじめ様々な水生昆虫や、カワニナ、シジミなどの貝や、カワムツ、ヨシノボリなどの魚も住んでいます。

花菖蒲園の周辺は、山間の自然の豊な場所です。



今回ご紹介したホタルの画像を、下のフェイスブックページでもご紹介してみましたので、ご覧ください。1画像1500ピクセルほどの大画像で見ることができます。

フェイスブックはアカウントの取得が必要ですが、ブログより高解像度の写真が掲載できるので、今後もこちらのほうで大きな写真を紹介してゆきたいと考えています。

フェイスブックページ
花菖蒲園脇の用水路のホタル 2

花菖蒲園脇の用水路のホタル 1

6月5日 園内景 開花状況 

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6月6日 写真とブログ担当の永田です。きょうは天気も花菖蒲にはちょうど良い曇り空で、気温も高くなく、ちょうど良い花菖蒲日よりでした。

日曜日ということで、大勢のお客様にご来園いただき、園内はとても賑やかでした。

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花の状況は、現在4分咲きほどで、これから咲きだす蕾もまだ多く、園内がもっともフレッシュな時です。「まだこれからだね・・」と話しておられたお客様の声も聞かれましたが、見渡せば写真のようにとても美しい園内です。

上の写真は、南北に長い園の奥から、北側を見たようす。たくさん咲いている黄色い花は、花菖蒲とキショウブとの交配によって育成された黄花菖蒲のグループです。この仲間も近年様々な品種が育成されています。

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こちらは鉢ものの花菖蒲園部分。ここに入れてあるポット苗は、すべて販売することができます。

でもみなさん、池の中を見てますよね。実はこの浅い水のなかには、メダカがいっぱいいるんです。

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こちらは温室内の花売店。当園オリジナルのアジサイが展示され、その品種の苗が下に並べられています。

アジサイはとても人気で、並べてもすぐ売り切れてしまう品種もありました。

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同じく園内の喫茶コーナー。花の下で、のんびりと喫茶や軽食、当園のちまきなどを楽しんでおられるお客様でにぎわっていました。

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ご入園受け付けすぐの売店。当園の伝統食品のほか、昔からずっと販売されてきた花菖蒲柄のハンカチ、花菖蒲をモチーフにしたグッズ、姉妹園の花鳥園のグッズなど、様々な商品が並んでいます。

この売店もきょうは一日混雑していました。

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写真を撮りながら園内を一回りしていたら、毎年ご来園されこのブログでも毎年ご紹介させていただいているピレネー犬のアイちゃんが今年も来てくれていましたので、写真を撮らせていただきました。

大きいのですが良く手入れされているので、毛もふさふさ、とてもきれいで、性格も大人しい子です。今年は前足に赤い靴をはいていました。

こんなふうに、顔見知りの皆さんに一年に一度だけお会いできるのも、この開園時の楽しみです。

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花菖蒲は、まだまだ開花の上り坂の途中。今後も日に日に花数が増え、今度の週末には開花の最盛期になりそうです。

来週末も、雨が降らないことを祈っています。

フェイスブックページ
6月5日の園内 15画像掲載しました。

喫茶コーナー 7月以降も開園します。 

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温室内の喫茶コーナー 花喫茶として7月以降も開園します。

6月5日 写真とブログを担当している永田です。

昨日、スタッフ内で検討したことですが、6月末で終了する花菖蒲園の開園の後も、温室内の喫茶コーナーは、花喫茶(仮称)として年間の運営してゆきたいと考えています。

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ミニパフェ(左)と涼しげなハーブのアロマティカスウォーター。

7月からの温室では、暑さに向かう時期でもありますので、涼味を呼ぶ演出を行い、また普通の喫茶店としてだけでなく、やはり花の観光地なので、花やハーブ類を多用し、花が食べられる喫茶レストランにしていったらという意見があります。

また、とりあえず、ご入園料はいただかず、喫茶として園を開放するという形をとりたいと考えています。

7月から、実際にどんなレストランにするかはまだ具体的に決まっていませんが、今後検討した内容を、順次お伝えしていこうと考えています。

7月以降も、よろしくお願い申し上げます。

6月4日 園内景 開花状況 

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6月4日 写真とブログ担当の永田です。きょうは日中よく晴れて気温も上がり、花菖蒲も一気に咲き進みました。現在のところ4分咲きですが、じゅうぶん見ごろになりました。

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現在のところ、南北に長い花菖蒲園の奥の部分のほうが比較的多く花が咲いています。これは、早咲きの品種がやや多く植えられているからです。

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きょうは土曜日で、大勢のお客様でにぎわいました。

つい2日前、ものすごく強い雨が降った日、お客様がほとんど見えなかったのが嘘のようです。

みなさん思い思いに花を楽しんでおられました。

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写真や絵画、絵手紙などを楽しまれている方も多くご来園されます。特にカメラをご持参の方は多いですね。当園は三脚のご使用もOKです。マナーを守って、他のお客様のご迷惑にならぬよう、そして、良い写真を撮ってくださいね。

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また、当園ではペット同伴OKなので、ペットとともにご来園されるお客様も多くおられます。ちょうど園内の花菖蒲とアジサイの売店にお見えのお客様とワンちゃんを撮影させていただきました。

ペットご同伴は、必ずリードを付けて他のお客様の迷惑ならぬよう、そして粗相の場合にはその処理をお願いできれば幸いです。

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明日も良い天気になりそうで、大勢のお客様が見込まれています。まずは花菖蒲の最盛期最初のこの週末、お天気に恵まれてほんとうに良かったです。

明日はきょう以上に開花が進んで、花が多くなりそうです。


6月6日は菖蒲酒の無料接待を行います。 

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6月4日 写真とブログ担当の永田です。来週の月曜日、6月6日は今年の旧暦の端午の節句なので、端午の節句恒例の菖蒲酒(あやめざけ)の接待を、加茂荘庄屋屋敷の土間で行います。

菖蒲酒とは、サトイモ科の菖蒲(ショウブ)の根を日本酒に浸した、端午の節句の厄除けのお酒。当園では毎年新・旧暦の端午の節句に、このお酒を無料接待しています。

菖蒲の清々しい香気が日本酒に移り、とても美味しいお酒です。

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サトイモ科のショウブとその根。花菖蒲とは全く別の植物です。

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庄屋屋敷内で二斗樽にショウブを挿す当園のスタッフ。この樽は飾りで、お酒は竹筒に入れます。

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菖蒲酒用のショウブの根。一升瓶でこの根茎を一個ほど、薄くスライスして入れます。多く入れれば、それだけ香りも強いお酒になります。

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日本酒にショウブの根を浸し、30分ほどで菖蒲酒はできあがります。このお酒を、ご来園いただいたお客様にふるまいます。

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青竹の猪口に入れた菖蒲酒。日本酒にショウブの香りと竹の香りが移っています。

菖蒲酒の接待は、この竹のお猪口にほんの少し、おどくみ程度ですが、口のなかに菖蒲の香りが広がります。

こんどの月曜日、6月6日だけの接待です。ご来園の折は、ぜひお試しください。


6月3日 開花状況 

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花菖蒲 見ごろを迎えました。
6月3日 写真とブログを担当している永田です。ここ2日続いた雨も上がって、園内はいよいよ本番の見ごろに差し掛かってきました。

今週末の土日は天気も良さそうで、絶好の花菖蒲日和になりそうです。

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開花のピーク、折り返し地点はこの分だと今月10日過ぎ頃になりそうで、現在は3分~4分咲きといったところですが、緑の葉と、鮮やかな花が美しいコントラストを見せる今頃も、花菖蒲園のもっとも美しいもう一つの見ごろです。

最盛期になると、遠目には満開なのですが、近寄って見ると咲き終わった品種もあるのです。今はまだ咲き終わった品種は5月下旬に咲いていた峰 紫くらいで、多くの品種が咲き始めの状態。園がいちばんフレッシュな時期です。

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今咲いている品種の殆どは早咲きか極早咲きです。写真手前でボケて移っているピンクは、紅葉の舞(もみじのまい)、中央の水色が、長井清流(ながいせいりゅう)など、早咲きの品種が見ごろを迎えており、中咲きの品種もちらほら咲き始めて来たところです。

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銀の月(ぎんのつき)という新しい品種。当園で育成したものです。早咲きで草丈高くよく出来ると150cmにもなります。性質も丈夫で切り花にも向く品種と言えそうです。

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こちらも早咲きの胡蝶桜(こちょうざくら)。同じく当園作出の品種です。ピンクで中央の蘂の部分が濃いピンクで、可愛らしい花です。

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今年も昨年に続き、花がよく出来ました。きょうは金曜日だったのですが、お客様も多く賑やかでした。この週末も大勢のお客様で賑わいそうです。

園内の木の花 

6月3日 ブログ・写真担当の西村です。今日は園内で咲いていた木の花の写真を撮りためましたので、それをご紹介いたします。

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ヤマボウシ
実は、白い花に見える部分は総苞片(そうほうへん)という葉が変化したものです。9月頃になると赤っぽい実ができ、食べることができます。園内にはヤマボウシのほか、良く似た仲間のアメリカヤマボウシもあります。こちらは黄色みがかった、クリーム色の花が咲きます。

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ハコネウツギ
ヤマボウシとともに古寺の周辺にたくさん植わっています。ラッパのような花は、咲き始めは白く、咲き進むにつれて赤く色づきます。写真は白一色の花ですが、咲き進むと、一つの枝に、白・ピンク・赤と賑やかです。ただ、種から良く発芽して、増えすぎてしまう困りものでもあります。

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テイカカズラ
園の北側にある井戸水の流し口を取り囲むように生えています。花からはほのかに甘い香りがします。名前の由来は鎌倉時代の公家、藤原定家が、式子内親王(しょくしないしんのう)の死後も彼女を忘れられず、定家葛(テイカカズラ)となって、お墓に巻きついたという伝説によります。

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スイカズラ
白色の花は咲き進むにつれ黄色っぽくなります。強い甘い香りがします。この甘い香りに誘われて、クロアゲハなどの蝶がよくやってきます。スイカズラは漢字で「吸葛」と書き、昔の子供が花の根元をくわえて蜜を吸っていた様子に因むそうです。

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ノイバラ
加茂荘の裏池に大きな株があって、たくさんの花を咲かせています。花からはバラ特有のいい香りがします。花はきれいでいい香りなのですが、、、トゲが痛いんですよね。。美しいものにはトゲがあるとはよく言ったものです。

園内には様々な木々が生えています。私たちスタッフが植えたものもありますが、鳥などが種を運んできて、こちらが意図せずに育ったものも多くあります。

もしお時間が許せば、園内をじっくり観察されてはいかがでしょうか。




温室内のアジサイ 

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6月2日 写真とブログ担当の永田です。きょうは朝から本降りの雨です。普通、梅雨入り前のこの時期は、晴れて暑いような日が続くものですが、今年は雨続きでしかも寒いです。

これでは、花菖蒲は咲き進んで来ない・・・というか、逆に花が長持ちして良い面もあるのですが、ともかく花菖蒲の状況は昨日と変りません。ということで、きょうは温室内で展示されているオリジナルアジサイをご覧いただきます。

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今年のいちばん人気はこのアラモードという品種。温室内でも特に目立ち、お客様からも販売は?との声が聞かれます。ですが、まだ増殖途中なので、もう一年お待ち下さい。とのことのようです。

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5月中旬から咲いていたアラモードですが、そろそろ花も終わってきました。写真は終わりになりグリーンがかった花です。普通はこういうところは撮らないのですが、逆に綺麗かな・・・と思って載せました。

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この花は、雨に唄えばという品種。小輪で、一つの花の直径は3~4cmほどです。淡いピンクに咲いていますが、酸性土壌ではブルーに白覆輪になります。

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覆輪八重もいくつもの品種ができました。こちらはティンカーベルという品種。個人的に、覆輪八重ではこの花がいちばん気に入っています。

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以前もご紹介した森の泉の後代。名前はまだありません。淡い空色の先の尖った花弁の八重。めずらしい花形です。

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同じく森の泉の後代。ガク咲きなのですが、中心の両性花も弁化し、にぎやかな花形です。

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この花も先日からご紹介しているフラメンコという品種。この品種は売店で苗も販売されています。一つの花の直径が7cmほどにもなる大柄な花で、お客様にも好評で人気が高いです。

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色々な品種がありますが、それでもこのダンスパーティーがいちばん優雅でしょうか。この花も当園の作出ですが、今では全国のフラワーショップで販売されるようになった、最近のアジサイのヒット品種です。

当園が育成したアジサイは、現在のところは温室内のみで展示されていますが、屋外の花菖蒲園の周辺にも多く植栽されており、今月中旬頃から見ごろを迎えます。




今回ご紹介したアジサイを含む当園のアジサイ新花の画像を、下のフェイスブックページでもご紹介してみましたので、ご覧ください。1画像1500ピクセルほどの大画像で見ることができます。

フェイスブックはアカウントの取得が必要ですが、ブログより高解像度の写真が掲載できるので、今後もこちらのほうで大きな写真を紹介してゆきたいと考えています。

フェイスブックページ
加茂花菖蒲園のアジサイ品種

6月1日 開花状況 

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6月1日 写真とブログ担当の永田です。きょうも雨になりました。きょうは夕方からの予報でしたが、午前10日頃から小雨が降ったり止んだりでした。

気温も20℃前後と低めなので、花菖蒲もこの気温では開花が進まず、今日現在で昨年より4日ほど開花が遅れています。これは、毎日のように写真を撮っているので、昨年の写真を比較すればすぐわかります。

現在、全園を見渡しておよそ3分咲きといったところでしょうか。

上の写真は、それでもかなり咲いているように見えますが、望遠レンズでで寄せたもので、実際そばに寄って見ますと、まだ早めか感じです。

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それでもこの開花最盛期直前の数日の間は、緑の葉の上に花が浮かび上がり、これから咲く蕾もいっぱいで、気分的にもとても清々しい頃です。

これが最盛期に入って来ると、花菖蒲の花は1輪の花が咲いて2日半しか持たないので、今咲いている花は最盛期頃には終ってしまい、満開だけど、終わった花もあるね・・・という感じになってきます。

それよりもまだほとんど終わった花がない今が、いちばん勢い良くフレッシュな感じがして、私たちはこの時期がいちばん好きです。

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ここからの風景も、あと数日で花で埋まってきます。でも、今でも十分良いですよ。何ていうか、落ち着いた日本ならではの捨てがたい良さがあると思います。

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写真を撮る位置によって、咲いているようにも、全く咲いていないようにも撮れます。でも蕾がいっぱいありますよね。この蕾が、今週末には咲き出して来ます。

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きょうは地元テレビ局のディレクターの方と、午後は日本経済新聞の編集委員の方が取材や下見にご来園され、応対をしていましたが、雨のなかお二方ともとても喜んでおられました。

やっぱり日本ならではの美しさがあるなあ・・と、私も思いました。

今年もホタルが飛び始めました 

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6月1日 写真・ブログ担当の西村です。今年も当園の傍を流れる用水路でゲンジボタルが飛び始めましたので、そちらをご紹介いたします。写真は、用水路の上を光りながら飛ぶホタルを撮影したものです。

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日没後の暗い中、ホタルを撮るため、シャッターを30秒間開けて撮影しました。すると、その間飛びまわるホタルの軌道が光のすじとなって、なんとも幻想的な写真が撮影できます。
ホタルは午後8時くらいが最もよく飛びますので、ご覧になりたい方は、この時間帯を狙って訪ねると良いと思います。

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和名:ゲンジボタル 学名:Luciola cruciata
ハンゲショウの葉っぱの上にゲンジボタルをおいて撮影しました。ホタルと言えば、本種を指す事が多い、もっともポピュラーな種類です。当園では写真のゲンジボタルのほか、一回り小さなヘイケボタルも見られます。

里山の大切さが叫ばれる昨今では、人目をひきやすく、里山をアピールしやすいホタルは観光の目玉として、全国様々なところで安易に放虫されてきました。

当園で見られるホタルは、昔から原野谷川周辺にいた天然のホタルです。花菖蒲園近辺の原野谷川でもホタルは観察できますが、流れの緩やかなこの用水路は小さな場所なのに多くのホタルが毎年飛びます。

用水路のホタルが絶えることなく今も見ることができるのは、里山環境がまだ豊かに残っている証拠です。

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朝、用水路を訪ねると脇に生えたイラクサで休むホタルが確認できました。

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こちらもイラクサでお休み。幅広い葉をもつイラクサは雨宿りにちょうど良いんでしょうか?

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写真はホタルの交尾の様子です。大きいほうがメスです。

ホタルの幼虫は川にすむカワニナという巻貝を食べて育ちますが、成虫になると葉っぱに付いた水滴しか口にしません。

実はホタルが光るのは求愛のため。メスの目に適ったオスだけが子孫を残すことができるのです。成虫の寿命は2週間程度。その短い寿命の間に、精一杯光って、次世代へとバトンを繋ぎます。



今回ご紹介したホタルの写真を含む、花菖蒲園脇の用水路にいるホタルの写真を、下のフェイスブックページでもご紹介してみましたので、ご覧ください。1画像1500ピクセルほどの大画像で見ることができます。

フェイスブックはアカウントの取得が必要ですが、ブログより高解像度の写真が掲載できるので、今後もこちらのほうで大きな写真を紹介してゆきたいと考えています。

フェイスブックページ
加茂花菖蒲園脇の用水路のホタル