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きょうは大勢のお客様で賑わいました。 

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6月12日 写真とブログ担当の永田です。

きょうは、たいへん大勢のお客様で賑わいました。 まず、ご来園いただきまして、誠にありがとうございました。

きょうは近年にない人出になりました。これは、ことし近隣市町割引を行ったことが大きかったのですが、昨日の土曜日が強い雨で、行こうと思っておられた方が今日に集中したこと。また、今年はテレビCMをながしたこと。一昨日の夕方にテレビ中継があったことや、今年はマスコミ各局に何度も取り上げてもらえたことなど、いくつもの要因がかさなって、たいへんな人出になったのでは、と考えています。

駐車場も許容量を完全に上回ってしまい、ひどい時は駐車場に着くまで渋滞で40分かかったなど、たいへんなご迷惑をお掛けしてしまいました。これまでとは、ほんとうに想定外で、誠に申し訳ありませんでした。

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でも、花はいちばん良い頃で、聞いていますとあちらこちらで「きれいね~」という声が聞こえ、一年間作ってきた甲斐がありました。

写真は鉢物の花菖蒲圃場から南の方向を見たようすですが、人で向こうが見渡せないほどでした。

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温室のなかのオリジナルアジサイの展示。今朝がた見て回ったら、新しい花も咲いていましたので、また近日中にご紹介しますね。

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温室の喫茶コーナーも、とても賑わっていました。

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園内の花菖蒲苗の売店にて。

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園内の浅い池にはメダカやザリガニ、オタマジャクシもたくさんいるので、小さなお子さんにはこちらの方が面白いようでした。

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きょうは年に一度のお祭りのような一日でした。心配していた雨も無くて、ほんとうに良かったです。ご来園頂きまして、誠にありがとうございました。


さて、きょうの花菖蒲の開花状態は、露地植えが開花最盛期ですが、いちばんの状態からはわずかに2日ばかり過ぎていたようです。お月さまで言うなら、十六夜の状態だな・・と思っていました。

遠目には十分きれいなのですが、近づいてみると「終わった品種もあるな・・・」という感じです。

明日からも、今週は徐々に露地植えの圃場は終わりに近づきますが、今月20日頃までは見られると思います。そしてその頃には地植えのアジサイや鉢物部分の花菖蒲がたくさん咲き、月末まで楽しめると思います。

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アイシャドウアイリス 

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6月12日 写真とブログ担当の永田です。 昨日は強い風雨の後で一昨日のような光景が撮れなかったので、以前からしようと思っていた話をご紹介します。

上の写真は花菖蒲園の奥のほうにあるアイシャドウアイリス系の品種の植え込み部分です。

アイシャドウアイリス・・・・ 聞きなれない言葉ですが、これはヨーロッパ原産で日本にも多く見られるキショウブと、花菖蒲との交配によって育成されたものです。このグループは神奈川県相模原市に在住の育種家 清水弘氏によって、1990年代後半~2000年代前半にかけて多くの品種が作出されました。

キショウブと花菖蒲との交配は、以前から様々な品種がありましたが、この清水氏の育成したグループは、特に花弁の基部の黄色い目形模様の周りの紫褐色の縁取りが顕著なため、氏がこのグループをアイシャドウアイリスと名付けたものです。

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古 城 (こじょう)

このグループは、キショウブの黄色と、花菖蒲の紫やピンクなどとの交配によって、これまでの花菖蒲には見られなかった花色が多数存在します。

花弁に基に、アイシャドウのような模様がありますよね。 

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黄 芯(おうしん)

でも、やはりキショウブ譲りの黄色い花色の品種が多いですね。この品種もとても鮮やかな黄花を咲かせます。

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竜王祭(りゅうおうさい)

でも、なかにはこんな花菖蒲に近い花形の品種もあります。

どの品種も花の大きさは、大きくても13cmほどで、花菖蒲としては小輪の部類に入りますが、一本の花茎に多くの花が咲くので、花菖蒲よりもずっと長期間割き続けます。

そういう意味では、花菖蒲園向きの系統です。

色は・・・花菖蒲らしくないですが・・・・

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赤 熊(あかぐま)

中にはこんな珍しい花色の品種もあります。この品種は花色はすごいのですが、繁殖が悪く殖えません。

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紫雲竜(しうんりゅう)

この花は珍しい鮮やかな紫色に咲きます。 この品種はわりと殖えてきました。

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花の楽園(はなのらくえん)

この品種も花菖蒲タイプのとても美しい花なのですが、増殖が思わしくありません。

こんなふうに、品種によって殖え方とか、いろいろあるんです。


このアイシャドウアイリスの系統は、当園にも現在100品種ほどがありますが、実際に地植えしてみると、繁殖が悪かったり、草丈が低かったり、品種は多いのですが大同小異でどこが違うかわからないようなものまであるので、当園で淘汰して優良なもののみを残す方向で考えています。

それでも、この系統は、今までの花菖蒲にはなかった、新しい色彩を花菖蒲園に加えてくれた、これからの花菖蒲の系統です。