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 2011年11月 

はったい粉作り 

11月30日 ブログ・写真担当の西村です。今日は庄屋屋敷の土間のかまどで はったい粉 を作っていたのでそれをご紹介いたします。

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はったい粉は当地では香煎(こうせん)ともいい、大麦(関西では裸麦だそう)を炒って、粉にしたものをいいます。そのまま食べることもあるみたいですが、主には砂糖を少し加えて、お湯で練って食べます。

大麦が持つ自然の甘みと炒ったことによる香ばしさが特徴の昔ながらの食べ物で、保存しやすく持ち運びしやすいため、戦時中にはよく食べられていたそうです。

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まずは炒るところから。最初は白っぽい麦が30分ほど炒ると…

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きつね色に色づき、香ばしい香りもしてきます。炒った麦はそのまま食べてもおいしかったです。

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炒った麦は薬研(やげん)を使って挽きます。臼などと違って、挽いた粉の粒子が少し大きく、食べたとき素材の食感を活かした粉に仕上がります。

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出来たはったい粉がこちら。

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これに砂糖を少し加えて、お湯で練るとこんな感じになります。少し粗く挽いてあるので、粒を噛んだとき、プチっという歯触りがします。ほんのり甘いヘルシーな食べ物で、素朴ですが大変おいしかったです。消化がよく、生活習慣病の予防やダイエットにも良いそうですよ。

以前ブログでご紹介した 炒り大豆(11/17更新分:屋敷のかまどで大豆を炒っています)と合わせて、屋敷内では毎日、10時過ぎから昼過ぎにかけてこのような作業をしていますので、お越しの際は屋敷の土間を是非覗いていって下さいませ。



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ダイヤモンドリリー展示の終わりと終盤の美花の紹介 

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↑11月22日撮影

11月29日 写真とブログ担当の永田です。

10月末から咲いたダイヤモンドリリーの花もほば終わり、大株のポインセチアとバトンタッチしました。

今年は新しく咲きだした良い花をはじめたくさんの写真を撮り、この場でご紹介させていただきましたが、終盤に咲き選抜した花を今回もう一回だけご紹介して、今年のダイヤモンドリリーの最後とさせていただきます。

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ことし最後に選抜した花。薄紅の底白ぼかしのフリル咲き。花数は少ないですが若球なので来年に期待です。

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フリルの強いピンク。普及品種のシルバーライツという品種の後代でより強いフリル弁が特徴です。

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中筋系のフリル咲き。以前はこういった薄色の花弁の中央に濃い色の筋が入る花は、ここまで強いフリル咲はなかったのですが、今年はじめて咲きました。

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純白も、昨年くらいから直径15cmにせまり、かつ花数も多くフリルの花弁を持つ個体が現れてきました。

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オレンジ系は、あまり交配していないですが、それでもこの花のように、オレンジの花弁に縁が淡く色が抜ける個体もありました。これも珍しいパターンです。

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濃い中筋系の花。この花もにぎやかで美しい花でした。

ダイヤモンドリリーは、タネから育てると花が咲くまで5年前後かかりますが、辛抱強く実生を繰り返してゆくと、5年後からは毎年新しい花が咲きだします。そして花色花型の良い個体がかならず現れて来るので、趣味でできる育種園芸として、とても魅力のある植物です。

自分だけの花を作り上げることができます。

ただ、この植物は球根の増殖が容易でないので、優良個体をお譲りすることがとても難しいです。興味を持たれた方は、ぜひ実生を試されると面白いと思います。市販の品種名付き品より良い花が現れてきますよ。

フェイスブックでも紹介しました。
11月29日 ダイヤモンドリリー最終です。


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ダイヤモンドリリーの株分け 

11月28日 ブログ・写真担当の西村です。今日はダイヤモンドリリーの株分けをご紹介いたします。

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ダイヤモンドリリーは植え付けて3年から4年経つと、球根が増え根詰まりして、生育が落ちたり花付きが悪くなったりします。このため当園では10月から12月に株分けをしています。

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根を切らないように、一級ずつに分けてゆきます。

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一つの鉢から4つの球根がとれました。

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9センチポットに1球ずつ植え付けます。植え付けは小型の鉢に水はけの良い土を使い、球根の上半分くらいが土の上に出るように植え付けます。10.5cmポットでは、鉢がちょっと大きいです。

土は水はけが良くなるように、鹿沼土50%、ピート土20%、パーライトとバーミキュライトがそれぞれ15%混ぜたものを使っています。普通の植物用の土より、かなり水はけの良い土です。

水やりは週一回程度。肥料は要らないとされますが、リン酸、カリ分を主成分とする緩効性の錠剤の置き肥を、鉢縁に一粒置いています。でも、これだけです。

要するにサボテンに近い環境を好む植物で、栽培もそれに準じて考えれば良いです。乾燥気味に肥料も少なく管理することが基本です。でもこのあたりが、普通の植物とかなり異なっているため、慣れないと球根が腐ったり、うまく栽培できなかったりします。

植え付け次年度は、やや開花率が劣り、良い花が咲くまで2年くらいかかります。ほんとうに生育のゆっくりした植物です。 気長に付き合わなければなりません。



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今日の温室の様子 

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11月27日 写真とブログ担当の永田です。

10月の末以来、およそ1ヶ月間咲いていたダイヤモンドリリーも、そろそろ終わりになってきました。5つあった花壇は咲き終わってきたので、きょう現在3まで減り、明日には2つに減らそうかと考えています。

今年、当園の温室で2003年以来、久しぶりにこのダイヤモンドリリーの展示を行いました。2003年当時は1500鉢ほどの展示でしたが、本年はおよそ4000鉢に増え、充実した展示となりました。

今回展示を行ってみて、この花は一般にはあまり知られていない花ですが、観光的にみるとたいへん利点の多い花だということがわかりました。それはまず気候の良い季節なのに、咲く花の少ない晩秋に咲き話題性があること。花の期間が長く、およそ1カ月も咲いていること。花があかぬけて美しく、日を受けて輝き「ダイヤモンドリリー」という名前も女性の方に評判が良く、TVなどで一回放送されると記憶に残ることなどです。そして栽培面から見ても、増殖に時間が掛かるが栽培は簡単で、手間がほとんど掛からないことなど、さまざまな利点が挙げられます。

来年はさらに数を増やして、より素晴らしい展示を行ってみたいと考えています。

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ダイヤモンドリリーは、今週中には大方咲き終わってしまうと思われますが、ごく一部だけ晩咲きの品種が12月中旬頃まで咲き続けます。 でも、これからはポインセチアの季節でしょう。

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温室内には、高さ3mに迫る巨大なポインセチアが並び始めました。この季節、スーパーの店先でも、ホームセンターでも鉢物が並んでいる12月の花ですが、このような大木仕立てはなかなか見られないと思います。

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ポインセチアはもともと木なので、仕立て方によって大きく育って来るのですが、枝が柔らかく葉の大株仕立てにしてゆくと葉の重みで幹が割けやすいので、細かな支柱立てや紐掛けが必要で相当に手間が掛かるそうです。

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温室内は暑くも寒くもなく、ゆっくりと温室内の植物を見て回ったり、お食事をいただくのに快適な気候です。

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喫茶コーナーでは、のんびりお食事も楽しめます。

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お食事は、自家製の「しょうゆの実」という独特の風味のある納豆(浜納豆や金山寺のようなもの)のお雑煮が中心で、ほか、季節の煮物、自家製の豆腐に漬物、これも自家製のおからにまっこり、甘酒なども添えられた全て手作りのセットです。お一人様 2,500円からになります。お食事は、ご予約いただければ対応しやすいですが、ご予約いただかなくても少しお時間をいただければ御出しできます。


フェイスブックでも写真を紹介しました。
11月27日 巨大なポインセチア


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蝶を捕った夏が懐かしく思われます 

11月26日 ブログ・写真担当の西村です。
今日は昨日に引き続き、ポインセチアの展示の様子をご紹介する予定でしたが、蝶仲間が当園までいらしたので、その方と蝶の標本を見ながら写真撮影をしましたのでそちらをご紹介いたします。

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当園では工芸四人展の展示物の一つとして、当園スタッフによって採集された蝶の標本を展示しています。蝶は加茂荘周辺で採集したものを中心に、掛川市の近傍から中部山岳などで捕れた蝶を展示しています。

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古い屋敷となぜか調和がとれています。

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少し前に追加展示したガの仲間とタマムシの標本です。写真中央・上のヤママユと下のホタルガは10月上旬に採集し、2週間ほど乾燥させていました。

中央に見える緑色のものは、ヤママユのマユです。マユを紡いだ糸は天蚕糸(てんさんし)と呼ばれ、シルクよりも高く取引されます。

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ご覧になったお客様が「キレイね」と足を止めるアサギマダラ。花をお庭で育てている方は飛んできた個体を見たこともあるかもしれません。

アサギマダラのアサギとは白く粉をふいた、ネギの葉の色のことで、淡い水色を指します。あさぎいろ(浅葱色)の翅は透けていて、部屋の明かりを透過していました。

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大型のジャノメチョウ(蛇の目蝶)の仲間のクロコノマチョウ。翅を広げると8センチくらいあります。薄暗い林の下に住んでいて、落ち葉に擬態しています。前翅の上部にはこの仲間の特徴である、蛇の目模様があります。

地味な蝶ですが、裏面(右端の列の蝶)の色・模様は多彩で、黄色っぽいものや赤っぽいもの、紫色など、様々でおもしろいです。

暑い夏の頃捕った蝶たちなので、肌寒い木枯らしが吹くようになり少し懐かしく感じます。




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ポインセチアを並べはじめました 

11月25日 ブログ・写真担当の西村です。あと1カ月でクリスマスですが、当園の温室ではクリスマスの代名詞、ポインセチアの展示が始まりましたのでご紹介いたします。

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ポインセチアといえば、こじんまりしたイメージがありますが、当園のポインセチアは大きいものでは3メートルを超えるほど巨大で、その高さから驚かれるお客様がたくさんいらっしゃいます。

実は、元々メキシコに分布している原種のポインセチアは5メートル以上に成長する樹木なんです。今では、いろいろな園芸品種が出回っていますが、これらもきちんと管理をすれば、原種ほどまでとはいかないようですが、大きくできます。

当園では園芸品種のポインセチアを大きくしてみたいという考えから、5年ほど前からポインセチアを大きくする栽培を行っています。

まだまだ、展示途中でレイアウトが組めていませんが、2~3日中にはしっかりとした展示になります。

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オーソドックスな赤色のほか、白やピンク、白い斑入りなど様々なタイプのポインセチアが展示されているコーナーもあります。

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温室内ではポインセチアの販売もあります。おなじみのある赤色や少し珍しい、淡いピンク色など、お好みの鉢をお求めください。一鉢一律1,500円です。



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昔のままの庄屋屋敷 

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写真とブログ担当の永田です。

庄屋屋敷の土間では、いま、かまどの火が焚かれ、ご来園されるお客様に甘酒の接待(有料)をしています。

当家が庄屋であった江戸時代から、この場所では家の者がさまざまな作業を行い来客をもてなしていました。この土間本来の姿を再現しようという考えではじめました。

屋敷内は、竈の煙の薫りが立ち込め、とても落ち着く懐かしい空間になりました。

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庄屋屋敷に入ると、竈の火の薫りが立ち込めています。

むかし、この土間ではお客様を接待したり、竈で食品を作ったり、味噌を仕込んだり、薬研で薬草を挽いていたり、年間を通してこの場所で何かしら日常のくらしの作業を行っていました。

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しょうゆの実に使う大豆を煎っていたり、麦を煎ってこうせんを作ったりすることもあります。

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5月でも寒い日は火が恋しいです。 でもこの火は、大豆を煎るにはちょっと強すぎかな。

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自家製の甘酒。

砂糖を使わず、昔からの麹の甘みだけの甘酒。でもじゅうぶん甘くおいしいです。 

自家製のしょうゆの実、お漬物とともにいただきます。


このように、当家が庄屋であった当時の昔のままの里山の庄屋の雰囲気が楽しめるようになっています。

かまどの火から立ち上る懐かしい薫りに、ここに来ると皆さんほんとうに落ち着くと話されます。


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ストレプトカーパス 

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11月23日 きょうは曇りで2時過ぎから雨となりました。祝日だったのですが肌寒く、物悲しい天気でした。

お客様も少なめでしたが、もともと当園にご来園されるお客様はご年配の方が多く、平日休日関係のない方が多い感じで、近隣にお住まいの方が天気の良い暖かい日を選んで、ご夫婦や数名のグループでご来園されるといった感じでです。

当園は花菖蒲で知られた花の名所ですから、花菖蒲のシーズン以外でも、珍しい花があると知れば花が好きなお客様が来てくださいます。

それに、ご年配の方が花を眺めながらのんびり喫茶やお食事も楽しめるという所は、近隣にありそうでなかなか無いので、そんなところが受けている感じもします。


さて、きょうは温室のストレプトカーパスという花を撮ってみました。

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この花は、アフリカ原産のイワタバコ科の植物で、イワタバコはここ静岡県の山間部の渓谷沿いの岩肌などにも生えていて、タバコの葉にちょっと似た葉を垂らし、夏に紫色の星型のかわいい花を咲かせますが、このストレプトカーパスもその仲間です。

当園で、かれこれ10年以上改良してきた植物で、名称こそ付けられていませんが、実にさまざまな花があります。

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改良の極致というところでは、こんな花。花だけ見るとちょっと洋ランの一種のような感じを受けます。

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こちらは絞り花。直径30cm程度の大株になって咲くので、かなり派手です。

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白に藤青のぼかしが入り、おとなしくやさしい感じの花。

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やや濃いあでやかなピンクの花。

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逆に濃いワインレッドでベルベット状の花弁を持つ花とか、さまざまな花色があるので見ていて飽きません。

このストレプトカーパスは、温室内で販売されているほか、当グループ姉妹園各園でも販売されています。また、通信販売をとの声も時々あるのですが、担当者によると繁殖段階の葉挿しでウィルス病が入りやすく、決まった個体を通年、通販用に状態の良い株で維持してゆくのがなかなか難しいそうで、現状、店頭販売のみとなっています。しかし他所でこういった品種を扱っている業者もないので、ウィルス病のほうが改善されれば、通販は行っていく方向で考えています。


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早くもダイヤモンドリリーのタネが採れました。 

11月22日 ブログ・写真担当の西村です。以前ブログでダイヤモンドリリーの交配を紹介しましたが、その頃交配した花のタネが採れ始めました。

交配作業の様子はコチラ
11月1日更新分:ダイヤモンドリリーの交配

この植物は、本来砂漠に近い環境に生えており、短い雨季に開花し、タネも開花後1ヶ月で稔り、普通の花と比べかなり早いです。

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今年も早く交配したものからタネが採れ始めましたので、今日はそのタネまきの様子を紹介いたします。

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実の部分を拡大してみました。タネを守っていた皮が破れ、タネがむき出しになっていて、今にもタネがこぼれそうな勢いです。タネは緑色をしていて、未熟なように見えますが、これで十分に熟しています。

指でつまむとポロっと採れます。採ったタネはすぐ蒔いたほうがいいようです。

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採集したタネ。色んな形や色をしています。親株の違いによって、タネの段階でも形や色に違いがあります。

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タネを植える用土は、バーミキュライトや鹿沼土、パーライトなど水はけが良い土を使います。今回はバーミキュライトとパーライトを半々で混ぜ合わせたものを使いました。

ポイントは、タネに覆土はせず、ころがしたままにしておくことです。

机の上にタネを置いていても球根ができるくらい、乾燥に強い植物なので、蒔いて2か月くらいからの発芽まで用土に水をあげる必要はありません。発芽後は、葉を落とす夏頃まで、乾いたら軽く水を与えます。

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写真はタネを蒔いて約1年の苗。まだまだ小さくて、葉は4センチほど。花が咲くようになるには、さらに4年~6年前後かかります

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花が咲くまで4~6年かかるとは、とても気が長い話ですが、この花の育種とはこういうものです。成長のとても遅い植物なので、数世代の改良には数十年単位の時間がかかります。それでも、いままで何とか続けてきました。これからもより良い新花の作出を続けてまいります。



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終盤の美花 

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11月21日 写真とブログ担当の永田です。

ダイヤモンドリリーの開花も終盤となってきました。 5つあった花壇は、きょう1つ片づけ、4つにしました。

しかし、咲き終わりに差し掛かったとは言え、気候も寒くなって来たので花が長く保ち、今後12月初め頃まで、最後は少量になっても花がまだ残っていると思います。

そして、この開花終盤は、当園が育成してきた、フリルの多いピンク系の花が多く開花して来るので、改良してきた私個人的には、いまだに新しい発見のある季節です。

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この開花終盤は、花弁にさらにフリルの多い花が多く見られます。これは、改良を始めた当時、確かタキイ種苗で購入した中に、晩咲きで小さな花ですがフリルの多い紅色の花が出て、それと英国から購入したフリルの多いピンクなどとの交配からスタートし、数年後にはまたその子孫とピンクフリル系を交配して進めて行ったことからと思います。

上の花もシルバーライツという品種の後代ですが、シルバーライツよりフリルが強くなっています。

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上品な酔白のフリル咲き。 

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紫オレンジの複色花。ほんとうに多彩な花形、花色で見ていて飽きないです。

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この花も強いフリルを持っています。

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たぶん、ミス・エヴァゴッドマンという朱桃色の品種の後代。 花色や、色の濃淡が出る花弁が親譲りです。

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この花も微妙な色彩の紫色系で、強いフリルのある花弁です。

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純白の直径15cmほどの大輪フリル咲き。

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屋外は初冬の寒さが感じられる頃となりましたが、温室の中は日が当たればとても暖かです。

このダイヤモンドリリーは、12月初め頃までは楽しめると思います。


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待機中のポインセチアたち 

11月20日 ブログ・写真担当の西村です。今日は先日に引き続き、今月末からの温室展示に向け、バックヤードで待機中のポインセチアを紹介します。

※ポインセチアを紹介した記事はコチラ(15日更新分:今月末からのポインセチア展示に向けて

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高所作業車より地上約3メートルから撮影

陽を十分に浴びた葉は、日を追うごとに鮮やかになっています。先の記事から5日ぶりの撮影でしたが、色づきが一段と増していました。ポインセチアは日が短くなるこの時期に、芽の先端が赤くなり、次々と赤い葉を展開していきます。

これらのポインセチアは11月23日頃よりクリスマスまで当園の温室で展示されるほか、
姉妹園の富士花鳥園神戸花鳥園でも展示される予定です。

実はポインセチアにも園芸品種がたくさんあるって知ってました?オーソドックスな赤色のほかにも、ピンク色や白色、斑入りや中ぼかし、ちぢれたものなど…個性的な品種がたくさんあります。

今日は個性的な品種を一部ご紹介します。

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ピンク色が鮮やかな ドルチェ・ローザ という品種。成長が早く、一株あると良いアクセントになるのですが、枝が暴れやすく、支柱立てをしっかりしないといけません。一般的なポインセチアと違って、細い葉をしています。

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オーソドックスな赤色にもたくさんの品種があります。これは イチバン という品種。目にも鮮やかな赤色が美しい品種です。

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これは プレミアム・アイスクリスタル という品種。ピンク色の葉には、薄く白い、中ぼかしが入ります。当園に導入したのは一昨年くらいからの新顔です。

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これは ウインターローズ アーリーレッド という品種。色違いのアーリーピンクという品種もあります。葉がちぢれていますが、こういう葉の形の品種で病気ではありませんよ。

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大木になったポインセチアは、まるで林のようです。温室での展示はもうすぐです。展示がはじまりましたら、またご案内致します。


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見ごろが長く続いています。 

11月18日 ブログ・写真担当の西村です。ここ最近の例に漏れずダイヤモンドリリーの紹介です。

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10月末ごろから始めたダイヤモンドリリーの展示ですが、約3週間経った現在でもたくさんのダイヤモンドリリーが咲き乱れています。

…実は、私たちスタッフは、11月下旬にはダイヤモンドリリーの花数がグッと減って、温室内の目玉は大きなポインセチアに替ると予想していました。

でも、ここ最近の冷え込みによって花持ちが良くなって、当初考えていたよりも開花期間が伸びています。この調子でいくと11月末まで展示できるのではとさえ感じます。…ということでまだ暫くダイヤモンドリリーの展示が続きます。

今回も、今日咲いていた花を紹介します。

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ピンク色の覆輪がくっきり、幅広く乗った花。覆輪が入る花は珍しくないのですが、ここまで強く乗った覆輪は少ないです。花数は少し少なめでした。この花は今年初めて咲きだしました。

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ピンクの地色に薄く白色の中ぼかしが入った花です。形が整った玉咲きで気品があります。この花は2003年に作出されました。この花ができてから8年。この間、株分けして増やした鉢は3鉢足らずです。ダイヤモンドリリーは本当に増えない植物なんです。

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花びらの先がほのかに赤く色づいた花です。フリルは強く、ボリュームがあって、淡い色ながら存在感があります。

このパターンは類似の優秀個体が多く見られるようになりました。

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白色の玉咲きが綺麗な花。純白色は育種に取り組んだ頃、遅咲きの品種が多かったので、今では開花後期になると、白色の花が多く咲くようになってしまいました。

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花弁にフリルが無くすっきりとした花型で、ピンと立った蕊が特徴的な花。この個体は10球くらいに増えてきました。

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マゼンタ色が目にも鮮やかな花。これは今年はじめて咲いた花です。

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小型のピンクの花ですが、花弁の先が白く抜けるとても珍しいパターンです。

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これら当園のダイヤモンドリリーはすべてタネから育てた個体です。タネから育てると花が咲くまで5年前後掛かりますが、色々な美しい花が咲きだしてくるので、とても面白いです。


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屋敷のかまどで大豆を炒っています 

11月17日 ブログ・写真担当の西村です。今日は庄屋屋敷の土間の、かまどの火で大豆を炒っていたので、その様子を撮ってみました。ここで炒った大豆は、蒸して、しょうゆの実を作ります。

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大豆が焦げないように適宜しゃもじで全体をかき混ぜます。

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薪が良く燃えるように、竹の筒を使って息を吹き込んでいました。ガスなどとは違い、煙がたくさん出るので涙が出てきて滅入ります。

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それでも真っ赤な火をじぃっと見ていると、どこか懐かしい気持ちになるというか、心がすっと落ち着きます。薪がパチパチ燃える音、火が揺らめくさまは見入ってしまうような魅力があります。

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屋敷は裏山を背に建っているため、夏は涼しいのですが、冬場は寒くて…。この季節は、かまどの火が暖炉となります。かまどの周りは自然とお客様が集まります。

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炒り具合が進むと、水分が飛び、しゃもじでかき混ぜたときカラカラという乾いた音がします。

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火入れから小一時間で、炒り大豆ができました。


フェイスブックでも紹介しました。
晩秋の加茂荘の風景


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布引焼(ぬのびきやき)の展示が始まりました。 

11月16日 ブログ・写真担当の西村です。

今日の朝の気温は6度と今シーズン一番の冷え込みで、お昼になっても風が吹くと肌寒く感じるほどでしたが、様々な花が咲き競う温室内は暖かく、天井の吊り鉢からこぼれる陽の光が心地よいものでした。

今日は、そんな暖かい温室内にて展示が始まった、布引焼展をご紹介いたします。

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布引焼とは、滋賀県東近江市の小嶋氏が手掛ける焼き物で、七彩天目(ななさいてんもく)という、独自に開発された釉薬を使い、透明感を持った、深みのある色彩が特徴です。

滋賀県東近江市の布引山系では、今から1000年~1200年前に、須恵器や緑彩陶器が焼かれていましたが、この美しい緑に魅せられた小嶋太郎氏が、それを現代によみがえらせようと試みる過程で、布引焼が生まれました。

これらの作品は、布引焼きの窯元、小嶋 一浩氏の作品です。展示作品の中からいくつかご紹介いたします。

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2羽のふくろうが寄り添うレリーフ。凛とした表情をした上のふくろうに比べ、下のふくろうは丸い目をしていて、どこかあどけない雰囲気です。親子でしょうか。

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明るい月夜のなか、葉を落とした針葉樹の林の上を飛ぶふくろうを描いた置物。冬の静寂を力強く飛翔するふくろうが印象的です。

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こちらは神々しい神秘的な神様の鳥を思わせる作品です。翼の流れは炎のようでもあり、神様の後光のようでもあります。明るいトルコブルーが美しいです。

何故ふくろうばかり?と疑問に思われたかもしれません。それは、当園を含む加茂グループがふくろうと深い関係があるだけではありません。

70年代初めに築かれた布引焼の工房の周りには大きな森がいくつかあって、それは工房のすぐ隣にも広がっていたそうです。当時の森にはふくろうが住み、いつも工房を見守ってくれているかのようで、「七彩天目(ななさいてんもく)」で焼上げたふくろうに「福籠(福がこもる)」と名付け、窯元のマスコットとされました。

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猛禽類としての力強さを持った作品ばかり紹介いたしましたが、デフォルメされた、かわいらしい作品もあります。

これら作品は販売もされています。ご来園の際には是非ご覧ください。

作品を制作された、布引焼窯元のホームページはこちらになります。

また、一浩氏の福籠の部屋はこちらです。

この布引焼窯元へは、名神高速八日市インターより約3km、 JR近江八幡駅より近江鉄道乗り換え八日市駅下車、バス市役所前下車、徒歩5分 とのことです。こちらにお越しの際には、ぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか。


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今月末からのポインセチア展示に向けて 

11月15日 ブログ・写真担当の西村です。

11月も半ばとなり、急に朝晩が冷え込んできました。あと1か月と少しでクリスマスですが、当園では早くもその時期の代名詞 ポインセチア が鮮やかな赤やピンクに色づいてきました。

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ポインセチア トウダイグサ科 学名: Euphorbia pulcherrima

ポインセチアは、中央アメリカ(メキシコ周辺)原産の常緑性の樹木です。ポインセチアというと鮮やかな赤色の印象が強いですが、実は常に色づいているわけではなく、秋が過ぎて日が短くなって初めて赤く色づき始めます。

クリスマス用の、小じんまりしたポインセチアからは全く想像出来ませんが、原種のポインセチアは5メートル以上の木に成長するそうです。

今では、赤色以外にもピンクや白色に色づくものや、斑が入るものなど、いろいろな園芸品種が出回っていますが、これらもきちんと管理をすれば、原種ほどまでとはいかないようですが、大きくできます。

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2mを超すポインセチアの大株

園芸品種のポインセチアを大きくしてみたいという考えから、当園では8年ほど前からポインセチアの栽培を行っています。今では人の背丈を超えるような株がたくさんでき、中には3メートル近い、巨大な株までできました。

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高所作業車に乗って、地上3メートルくらいから撮影してみました。2メートルを超える大きなものは40鉢近く、人の腰ほどの株も合わせると100株近くにもなります。込み合って育つさまは、まるで林のよう。

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11月23日頃には温室内にてポインセチアの展示を行います。展示が出来次第、その様子をご紹介させていただきます。



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ダイヤモンドリリーの開花状況 

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11月14日 写真とブログ担当の永田です。

ダイヤモンドリリーも開花のピークとなり、4日くらい前から最盛期の状態が続いています。写真は午前9時30分頃の様子で、この時間、ちょうど朝日が温室に差し込みはじめ、奥の方がまだ暗く逆光の光に照らされた花が、一幅の絵画のような幻想的な光景を作ります。

この美しさは、この場所にダイヤモンドリリーを展示しはじめた今年、ここ数日前に気付いたばかりです。

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朝日が差し込み始めた瞬間。

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日中眺めると、ここまで美しくはない?? ような気がするのですが、朝の光が差し込む午前9時30分頃は、すばらしく美しく、全体の風景としてはこの時間がいちばん良い写真が撮れます。

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花は今が最盛期で、写真のようにまだ蕾もありますが、今後は徐々に花数は少なくなって行きます。

でも、暑い季節ではないので、ヒガンバナのように一斉に咲いて咲き終わってしまう花ではなく、徐々に咲いて、寒くなってくると花が長持ちするので、長く咲いており、そんなことで今月20日過ぎでも眺められ、11月末頃まで、最後は少量になりますが咲いていると思います。

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平日の日中。きょうも平日としては多くのお客様にお越しいただきました。快適な気候のなかでのんびり花を楽しんで喫茶も楽しめます。

ダイヤモンドリリーは、晩秋の気候のちょうど良い頃に咲いて、かつ話題性のある花という点でも、他に代わるもののない得難い花です。

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午後3時過ぎの夕日に照らされた花。 今年は目を見張る新花も多く咲き、この花のおかげで物悲しい晩秋が楽しみのある季節になりました。

フェイスブックでも紹介しました。ご覧ください。
○ 11月14日 開花のピークです

○ 11月16日 きょう咲いていた花 



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庄屋屋敷の土間で味噌作り 

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11月13日 写真とブログ担当の永田です。 ダイヤモンドリリーの見ごろにあわせてお客様も多くご来園されていますので、庄屋屋敷のほうでもお客様に楽しんでいただけるよう、きょうは庄屋屋敷の土間で味噌作りが行われました。

この庄屋屋敷の土間では、その昔は普段の食事作りから味噌などの食品の仕込み、薬草を薬研で粉にしたり、さまざまな作業が行われていました。また、お越しいただいたお客を接待したのもこの土間で、そうした昔のままの姿を今に再現しようという考えで行っています。

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当家で昔から伝えられてきた製法のまま、手作りの味噌仕込みです。大きな臼に朝から4時間煮た大豆を臼に入れ、重たい杵で搗きます。ちょうどご来園されたお子さんにも手伝っていただきました。

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大豆の粒が見えなくなるまで搗いたところで、当園で仕込んだ米麹と塩を混ぜた麹を入れます。

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そして柔らかさを見て大豆の煮汁を足しながら、手で大豆と塩麹を混ぜてゆきます。そしてよく混ぜたら手で丸めてボールを作り空気を抜いて、味噌樽に投げつけるように入れてゆきます。

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この味噌仕込みの脇では、ご来園いただいた皆さまに、手作りの甘酒の接待も行われています。

この甘酒の接待は無料で、毎日行っています。

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自家製の甘酒で、砂糖など一切入っていないのですがかなり甘く、ほのかな麹の風味もありとてもおいしい甘酒です。この甘酒と、自家製のしょうゆの実、たくあん漬け、紅しょうがなどでいただきます。

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こうして手作りで仕込んだ自家製の味噌は、花菖蒲園の開園の時などのお食事に使われるほか、園内でも販売されています。味噌はほんとうにこの家独特のおいしさがあります。しょうゆの実は浜名湖特産の浜納豆に感じは近いですが、ユズ、ナス、ショウガ、シソの実などが混じった独特の珍味です。左が自家製の味噌で、園内で900g1000円、しょうゆの実 150g800円で販売されています。

昔のままの素材を昔のままの製法で作り、当家が庄屋だった頃、客人を接待した時と全く同じように、この土間でお客様をお迎えしています。

フェイスブックでもたくさんの写真で紹介しました。
庄屋屋敷の土間で味噌作り


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小春日和の園内 

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11月12日 写真とブログ担当の永田です。

ダイヤモンドリリーの開花が、最盛期となりました。昨日までの悪天候も回復して、今日からこの季節らしい晴れの天気が続くそうです。

上の写真は、ダイヤモンドリリー展の全景です。午前9時30分頃、ちょうど花壇に陽が当たり始め、後ろはまだ暗くて幻想的な光景が広がります。

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黄色こそありませんが、赤からオレンジ、ピンク、白、紫とその微妙な中間色があり、ほんとうに多彩です。

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この花の名の由来になっている花弁の輝き。写真に撮ると、肉眼で見たときの半分も輝きませんが、花弁の表面がキラキラと太陽の光を反射していることがわかります。

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花弁の細胞の一つ一つに、光を反射する反射板のような仕組みのものがあるのでしょうか?

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展示を行いながら、同時に交配作業も行っています。

ダイヤモンドリリーは、タネを蒔いてから花が咲くまで4年~6年掛かります。海外より入手したたった13球から改良を始め、それが25年間改良を重ねてきて、当園の系統と呼べる個体群が出来上がってきた感じです。気の長い作業ですが、4年~6年後に咲く花を夢見て、今年もまた交配作業を行っています。

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販売コーナーです。ダイヤモンドリリーは繁殖がかなり遅く、一つの球根から小球ができて、それが開花サイズに大きくなるまでに数年掛かり、タネからも長い年月が掛かるので、優良な個体がなかなか販売に回せず申し訳なく思っています。でも要望も多いので、金額をやや高めに設定して1球3000円の選抜個体も販売するようにしてみましたが、それが売れています。

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20年くらい前は、ヒガンバナに似ていると言ってあまり良く言われなかったこともありましたが、今ではそのヒガンバナも立派に市民権を得ています。それに、お客様の声を聞いていると、ヒガンバナに似てるけど、違うね。花弁がキラキラ輝いて綺麗だ。との声も多いです。

このダイヤモンドリリーは、あと1週間くらい最盛期が続き、その後徐々に花が少なくなって行きます。そしてそれとともにクリスマスの花、ポインセチアの巨大株の展示が始まります。


フェイスブックでも紹介しました。
小春日和の園内


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ヒガンバナの仲間と思えぬほどの花 

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11月10日 写真とブログ担当の永田です。

毎日飽きもせずダイヤモンドリリーを紹介してしまっています。晩秋の開園で、園内のさまざまな部分を紹介するのが本来ですが、今はこの花の最盛期だし、これらの花は、当園で改良したきたもので、当園の外に全く出していないため、他では見られない花です。なので、園内の他のことを差し置いてでも、やっぱりこの季節はこの花を紹介したいと思って、毎日ご紹介しています。

上の写真はきょう見ごろを迎えたもの。フリルのあるピンクは多くの個体がありますが、そのなかでもかなり優秀な花でした。花の直径13cmを超え、12輪ほどの花が大きなくす玉を作っていました。

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ひとつ上の写真と同じ花です。

上品で優雅で、ここまで来るとヒガンバナの仲間とは思えないほどの美しさです。

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25年前にイギリスから購入したソレントスワンも咲きだしました。

大きな花ではないですが、花弁の基部にわずかに紅が乗る白花は、とても上品です。

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この花は、たぶんソレントスワンの後代です。花弁のフリルがいっそう強くなっています。

この、ソレントスワンの後代にも、優秀なものが出来ています。今年も咲いてくれるかな。

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紫色系も、さまざまな個体が出るようになってきました。 なかでも紫が濃い個体です。

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そして、こんな鮮やかな覆輪の花も今年咲き始めました。

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この花は、もう5年以上前からあるピンクに淡い色の覆輪のある個体。ホームページにも載っています。


ダイヤモンドリリーは、開花の最盛期頃から後半にかけて、フリルの多い優秀な花が多く咲き出します。

フェイスブックサイトでも写真を載せました。ご覧ください。
11月10日撮影分です。


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見どころのある花がたくさん咲いています。 

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11月9日 写真とブログ担当の永田です。

ダイヤモンドリリーの花が最盛期になってきたので、見どころのある良花が多く咲いて来ています。きょう咲いていた、そんな花をご紹介します。

上の花は、ピンクで花弁の先端がやや濃色になったもの。しべの形もよく整っています。

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フリルの多い純白花。白花は、一昔前は一茎に咲く花数が少ないものがほとんどでしたが、数年前頃より花数が多く、かつフリルの強い個体が出てくるようになりまhした。

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鮮やかな朱赤色の良型花。

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淡いピンクの多花性フリル咲き。

ボール状にみごとにまとまった花型です。

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花数はやや少ないものの、花弁の基が濃ピンクの独特の個体。

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今年新しく咲いた実生花の中から出たもの。こんな色彩の花もときどき咲いてきます。

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フェイスブックページでもたくさん紹介してあります。
11月9日 きょう咲いていた花

花は今がピークの始まりで、まだ蕾もたくさんあり、きょうくらいから寒くなりはじめましたが、寒くなると花が長く保つので、一気に咲き終わってしまうことはありません。今日でも、今度の週末頃でも良いと思います。その次の11月20日頃になると終わりかかって来ると思いますが、一気に終わってしまうのではなく、徐々に咲いている鉢数が減ってゆく感じです。

そしてその頃には今度は12月の主役、ポインセチアの巨大株が並べられるようになると思います。


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いろいろ撮れますね。 

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11月8日 写真とブログ担当の永田です。 あまり毎日ダイヤモンドリリーも・・・ということで、きょうは温室内を飾っている花を撮ってみました。

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シチヘンゲ(七変化)の和名を持つランタナ。 黄色く咲いて、だんだんとピンクが濃くなります。

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ダイヤモンドリリーが咲き終わる、今月下旬から見ごろになって来るポインセチア。草丈は3mを超える大株です。まだまだ色づき初めですが、今月下旬にはこんな大株が温室いっぱい並びます。

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斑入りのアブチロン。この花は年中咲いています。チロリアンランプの別名があります。

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こちらは黄色いアプチロン。天上から2m以上もの大株になって吊ってあります。

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二色花のインパチェンス。カラフルできれいです。

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明るい藤紫色が温室のアクセントになっているストレプトカーペラ。アフリカ原産のイワタバコ科の植物です。


こんなふうに、70-200mmの、チョイ望遠ズームレンズで撮ってみました。

あまりにも身近な場所なので、いままでこんなふうにねらって撮ったことなかったのですが、意外と良い感じに撮れるもんですね。


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花のピークに差し掛かってきました。 

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11月7日 写真とブログ担当の永田です。

ダイヤモンドリリーの花が開花のピークに差し掛かってきました。きょうは日中、11月とは思えないほど暑く、これじゃ早く咲き終わってしまうのではと心配なほどでした。

今月20日過ぎ頃までは見られると思いますが、今週がいちばん良い頃でしょうね。

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様々な花が咲く中で、今のところこの花が一番かな・・・と思う個体です。フリルのあるピンクに力を入れてきたので、似た個体は多く咲いているのですが、この花は花型もとても良いです。

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25年前に導入したミス・エヴァゴッドマンという品種。しべはちょっと乱れますが、大きな花で独特のサーモンを帯びる濃いピンク。波打つ花弁の縁はやや色が淡くなっています。

この品種からも多くの後代を育成しました。

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ピンクのシルバーライツという品種の後代。以前にも載せましたが、とてもチャーミングな藤色を帯びるピンクです。

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きょうは天気が良かったので、花弁がよく光っていました。でも、写真に撮ると輝きがなくなってしまうのが残念です。

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フリルのとても強い花。小型の花です。

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一見、やっぱりヒガンバナですが、ずっと垢抜けて美しい花です。

それに、最近のお客様は、ヒガンバナと言っても昔のように思われる方も少なくなっており、売店で買って行かれる方も多いです。

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フリルのある花が多いなかで、逆に目立つのがすっきりとした花弁を持つタイプです。
こちらも当園育成の未命名花。

きょうはピンクっぽい花ばかりになってしまいました。

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全体を眺めるとこんな感じ。

朝方の、まだお客様のいない時に撮った写真で、画面奥のほうはまだ日が当っていないです。

気がつけば、頭上の花も徐々にみごとになって、一幅の絵画のような光景になってきました。


フェイスブックサイトでは大きなサイズの写真が見られます。
11月7日 ダイヤモンドリリー

きょう咲いていたダイヤモンドリリー 

11月6日 ブログ・写真担当の西村です。展示温室のダイヤモンドリリーが見ごろとなってきました。コーナーでは約4000鉢が展示され、様々な花が咲いています。それに、ダイヤモンドリリーの花壇に近づくと、この花の、チョコレートに似た甘い香りが漂ってきます。

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撮影したこの日はせっかくの日曜日でしたが、あいにくの雨。お越しいただいたお客様は、陽光を受けて輝くダイヤモンドリリー独特の輝きをお見せできず残念でした。

それでも、初めてご覧になった方も多いみたいで、

今日はこのダイヤモンドリリーの花壇の中から、私がイイなと思った花のご紹介をいたします。

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この日、私が一番イイなと思った花です。白の地色に赤のストライプのほか、花びらの先が赤く染まって艶やかな印象を受けました。早速交配の親にしたいと思います。

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整った玉咲きで、細い花びらと淡いピンクの花色がすっきりとした印象です。当園では花びらにフリルを持つ花を中心に交配をしてきましたので、フリルのない、こういった花は新鮮で、よく目立ちます。

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花の直径が10センチほどの大輪で、フリルのある花びらが豪華です。コルスカメジャーという名前の品種の血を引く子孫です。当園には花色がオレンジ色で花型が非常に良く似た兄弟株も花を咲かせています。

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7センチほどの中輪ですが、丸く整った花型と強く波打ったフリル、スッと伸びた蕊が気品を感じさせます。この花型こそ、当園のダイヤモンドリリーの交配において最も力を入れた流れです。

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これまで紹介したものとは少し趣が異なりますが、この花もダイヤモンドリリーです。まるで日本に自生している同じヒガンバナ科の植物、「キツネノカミソリ」のようです。

当園にお越しの際には、一つ一つ個性がある、ダイヤモンドリリーをじっくりご覧くださいませ。


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ダイヤモンドリリー 見ごろになってきました。 

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11月5日 写真とブログ担当の永田です。

先月の末に展示を始めた温室内のダイヤモンドリリーが、いよいよ見ごろに差し掛かってきました。

まだ蕾も多い状態で、最盛期ではありませんが、一様にきれいになりました。これから今月の中旬過ぎ頃まで楽しめます。

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当園のこれらのダイヤモンドリリーは、ほとんどタネから育成した当園のオリジナル個体なのです。花色は、オレンジ赤や純白、ピンクなどに分けられますが、微妙に花色が異なっており、千差万別でさまざまな花色が咲いています。

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濃い赤色とわずかにピンクを帯びる白い花。ダイヤモンドリリーはアフリカ南部に自生するヒガンバナに近縁の植物で、花も草姿もよくにていますが、花色は実にさまざまで美しいです。

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端正な花型の淡いピンク。

丸くまとまった花型にピンと伸びた蘂が上品な個体。

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オレンジ赤に白い縁取りの入る個体。

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当園でずっと育種に力を入れてきたフリルのあるピンクの花。

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オレンジ色を帯びる濃いピンクの微妙な色彩の美花。

こうした当園のオリジナルの珍しい花がこれから次々に咲きだします。

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園内ではこれらの花を使って、優良花の展示を行いながら、同時に改良も行っています。

ダイヤモンドリリーはタネを蒔いてから花が咲くまで4年~6年くらいかかり、育種も気の長い作業ですが、将来咲きだす良花を夢見ながら、今年も交配を行っています。

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このダイヤモンドリリーは、今月中旬過ぎ頃まで楽しめます。そしてそれ以降の季節は大株に仕立てられたポインセチアにバトンタッチして来月12月の25日まで、晩秋~初冬の開園を行います。

フェイスブックでも写真を紹介しましたので、ご覧下さい。
見ごろです。ダイヤモンドリリー

きょうは日中曇り空でした。 

11月3日 写真とブログ担当の永田です。

文化の日で晴れの特異日ということですが、今年は日中曇り空が広がっていました。寒くもなくすごしやすいのですが、11にもなると、日差がそもそも弱くなっているので、なんとなく物寂しい一日でした。

そんな日でしたが、ダイヤモンドリリーは日を追って咲き進んでおり、毎日写真を撮っていても新しい花が咲きだしていますので、きょう撮った花を上げてみました。

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フリル咲のピンクで花弁の中心が濃色のパターンの花。このタイプは当園では一般的なタイプで、何個体かあります。

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フリルの少ないサーモンがかる明るい濃いピンク。よくまとまった良い花型を持っています。
この個体は5~6年前の育成で、少し増えてきましたが、それでも全部で6球くらい。こんな感じで、ダイヤモンドリリーは繁殖がなかなか遅いです。

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濃い紫色の花。色は良いのですが、花数が少ないです。その色を生かして、育種親に使っています。

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シェラームルホランドという品種。昔からある小輪の品種です。

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同じ花を横から撮ったものです。

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やや濃いサーモンピンクの花。

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淡い白ピンクの個体。

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ダイヤモンドリリーは増殖がひどく悪く、球根がなかなか殖えません。球根を鉢に植え付け、数年経つと親球の脇に小球が2~3球生えて来る程度です。ほんとうに繁殖が悪いのです。強制的に増やす場合は、球根にナイフで切れ込みを入れて小球を出させる方法(ノッチング法)もありますが、その小球が開花するまでまた数年掛かるので、当園では行っていません。

幸いタネを蒔いて育てると、開花まで4年~6年くらい掛かりますが、一度に多く増やすことができます。そして微妙に異なるさまざまな花が咲きだします。見どころのある良い個体も、そうでないものも出てきます。良い花を選んで、それをまた交配親に使って、育種を繰り返しています。

なので、ご来園される皆さまが展示物を見て、この花がほしいという要望になかなかお答えできなくて心苦しいのですが、ご理解いただけましたら幸いです。

見ごろは11月5日頃からでしょうか。 

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11月2日 写真とブログ担当の永田です。

10月29日からはじまったダイヤモンドリリーの展示は、毎日日を追って花数が増えて来ています。昨年までは神戸花鳥園にて展示を行っていたので、神戸へ搬入した分は実際どんな花が咲くのか、私も見たことがなかったので、咲き始めると見どころのある良い個体があったりで、自分でも結構楽しんでいます。

見ごろはもうちょっと、11月5日頃からがちょうど良さそうです。

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それでも、こんな紫色の花も咲いていたりします。ダイヤモンドリリーは紫といっても褐色がかった汚れたような色素によるもので、くすんだ変な花色に咲くこともあるのですが、この個体はなかなか見られる紫色を発色していました。

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育種をはじめた25年前当時、英国から入手したアンジェラライムリックという品種。花型が抜群に良いとても優秀な品種で、くす玉状に咲き、しべの形も整っています。この品種から育種して多くの良い個体が現れました。入手しておいて良かったと今更ながら思います。

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きょう良いな!と思ったのはこの花。一見濃いめのサーモンピンクなのですが、オレンジや、藤色がかるピンクも帯びる複雑な花色です。

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温室内では育種改良のため、こうした個体を展示を兼ねて交配を行っています。

一見ちょっとモダンな展示で、これはこれで一つの花が観察できます。

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また、売店前の一角では販売品のコーナーも設けました。価格は1ポット1000円ほどです。

ダイヤモンドリリーは繁殖がなかなか遅いため、優秀な選抜個体はお譲りできませんが、このコーナーの中にもなかなか良い個体も入れてあります。もう少し花が咲き進んで来れば、またこのコーナーの花も増やしてゆきたいと考えています。

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見ごろまであともうちょっと。  でもこの写真の位置からは、すでに見ごろですね。

なお、下記のフェイスブックのサイトでも写真が紹介してありますので、かさねてご覧いただければ嬉しいです。

☆ 10月29日 展示が始まりました

☆ 10月31日 園内で今咲いているダイヤモンドリリー

☆ 11月1日 きょう撮ったダイヤモンドリリーの花

☆ 11月2日 きょう咲いていたダイヤモンドリリー

ダイヤモンドリリーの開花状況 

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11月1日 写真とブログ担当の永田です。

11月1日現在の、ダイヤモンドリリーの開花状況をご紹介いたします。

上の写真が1日の昼頃に撮ったもので、現在およそ3分咲きといった感じです。見ごろにはもうちょっとでしょうか。それでも日を追って花数が多くなってきています。

現在はおよそ3000鉢が展示されています。ダイヤモンドリリーは小さな鉢で花が咲く・・・というか、小さな鉢のほうが生育が良く、大きな鉢に植えると水がなかなか乾かず球根が腐りやすいので、当園では9cmポットに植え付けています。

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ほとんどがタネから育てた花で、よく見るととても優良な個体が見られます。 こちらは鮮やかな覆輪の個体。

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白花で、花の中心部に濃いピンクを帯びる個体。

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朱赤色に褐紫の筋が帯のように入った個体。実物はもっとはっきりしていて、とても印象的な花なのですが、写真ではいまひとつ色の差がよく表現できていません。

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美しいチャーミングなピンクの個体。

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花弁が細くて、多くの花を付けるタイプ。

同じダイヤモンドリリーでも、さまざまな花型のタイプがあります。

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そして日の光を受けると、花弁がキラキラと輝きます。

この輝きが、ダイヤモンドリリーの特徴です。この輝きは実際に目でみないと本当のところはわかりません。写真に撮った太陽がまぶしくないように、光の輝きの強さまでは写真では表現できないようです。

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そしてこれは、花弁をマクロ撮影で写したもの。細胞ひとつひとつが輝いている感じです。

不思議な花ですね。 

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このダイヤモンドリリーの見ごろは、今ではまだ少し早くて、今月5日から15日頃が良いのではと今は思っています。