春も間近のようです 

2月27日 ブログ・写真担当の西村です。もう3月だというのに今朝の出勤時の外気温は1℃…。それでも昼になると日差しが暖かく、春の訪れを感じさせます。

今日は昼ごろからやけに鼻がムズムズするのですが、花粉が飛んでいるということでしょうか。。春という季節は花粉症の私には複雑です。

それでも春めいた風景は大好きです。今日はここ数日の間に撮った、春らしい写真を載せてみます。

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まずは マンサク の花。早春に咲くことから、「先ず咲く」が東北地方で「まんずさく」と訛り、そこからマンサクという名前になったと言われています。淡い黄色の細長い花は中々、特徴的です。花からはかすかに甘い香りがします。

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雨が上がった朝に撮影したので、雫が垂れていてとても美しかったです。

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お次は オオイヌノフグリ 。この花が咲き出すと、春だなと強く感じます。美しいコバルトブルーが道端で目を惹きます。

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オオイヌノフグリをアップで撮影。この花は一日花といって、次の日には散っています。一つの花の寿命は短いですが、その分次々に蕾が上がって、道端をコバルトブルーに染めます。

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東向きの斜面にはフキノトウも顔を覗かせていました。まだ出始めで数本しか見つかりませんでしたが、これから次々に出てくることでしょう。天ぷらにするとフキの香りとクセがたまらなく最高です。


近いうちに春めいた写真をさらに撮って、新たに記事を書けたらと思います。



新東名・森掛川インターから加茂荘への地図を作ってみました。 

2月25日 ブログ・写真担当の西村です。4月14日の新東名高速道路の部分開通までいよいよ2か月を切りました。

新東名が部分開通することによって、遠方からお車や観光バスで当園へご来園されるお客様には、新設の森掛川インターが最寄のインターとなります。高速を降りて当園まで約5分と、これまでの東名高速のインター(袋井インター、掛川インター)の約30分と比べると非常にアクセスが良くなります。

ということで、お車や観光バスで来園されるお客様用として、新東名の森掛川インターから当園までの案内図を作ってみました。

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…シンプルですね。簡略化したわけでは決してなく、単純に書き込むものがないだけなんです。。

花菖蒲のシーズンには信号機は2コ、3回曲がれば到着と、アクセスが格段に良くなる加茂荘へ、是非お越しくださいませ。

香りすみれの育種 その5 

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2月20日 写真とブログ担当の永田です。

1月下旬から咲き始めた生産温室の香りすみれは、展示温室のほうにも並べましたが、生産温室のほうでも引き続き栽培していまして、そこでまた綺麗に咲いていた花を撮ってみましたので、ご紹介いたします。

パンジーという植物は、一般には春花壇用の花として改良されて来ていますので、個々の花の変化よりも品種の花色のまとまり、株のまとまりや性質の丈夫さ、株張りの良さ、多花性とか、そういう方向に改良してあります。

ですが、そういった商業園芸から離れて、個々の花の変化を楽しむことや、特にこれまであまり注目されて来なかった、花の香りを強くするという方向も、育種の可能性としてとても興味深い方向なので、当園ではこの部分に注目して育種をはじめました。

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こんなはっきりとしたブルーの覆輪花もそんな育種の過程で出てきた個体ですが、こんな花色は見たことがなかったので、驚きました。

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黄色い花弁で上の2枚の花弁が白く、その縁に青が散る面白い個体。

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パンジーは、無い花色が無いというくらい、実に様々な花色があります。花型も大小さまざまで、春花壇用の一般的な植物でありながら、実に奥深い魅力のある花でもあります。

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1月末から盛んに交配した花から、種子が実りはじめました。この種子から咲きだす来年の花がまた楽しみです。

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生産温室では約1000鉢ほどが育種親として栽培されています。 これらの花から咲きだす来年の新花に、今から期待が膨らみます。

フェイスブックでも多くの写真を紹介しましたので、ご覧下さい。
香りすみれの育種 その5

香りすみれ 温室で展示が始まりました。 

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2月14日 写真とブログ担当の永田です。

先日来このブログでもご紹介してきました香りすみれが、園内の展示温室内で展示されましたのでご紹介いたします。

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当園で育成した、香りのあるすみれ(ビオラ)が約200鉢、ガラステーブルの上に並べながら交配が行われています。

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テーブルごとに、特に香りのある個体で纏めてあったり、フリルの派手な系統や、特徴的な花色を持つ系統など、テーブルごとに分けられ、簡単な解説がされています。

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また、ご来園された皆さんにも選抜に参加していただけるよう、気に入った個体にピンを挿してもらうような工夫もされており、なかなか良いアイディアだなと思いました。

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パンジーやビオラは、一般には春花壇の修景用の花で一輪一輪の良さよりも、株が花でいっぱいになることや株張りが良い事などが求められますが、改良の仕方で、この花のように、一つひとつ見てもほんとうに可愛らしい花も生まれてくるのだなあ・・と、今回改めて感心しました。

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この香りすみれの展示は、これから3月頃まで行われる予定です。温室の中はすでに春らしい花でいっぱい。喫茶や軽食、当園の伝統食もご賞味できますので、ちょっと温かくなったら、またぜひご来園いただけましたら幸いです。

フェイスブックでも多くの写真で紹介しました。
香りすみれ 温室で展示が始まりました。


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冬のちまき作り 

2月8日 ブログ・写真担当の西村です。今日は例年、冬のこの時期に行われる、ちまき作りの様子をご紹介いたします。

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当園のちまきは元々携帯食として加茂家に代々伝わってきたもので、昔ながらの製法を守って作っています。ただ、作るのに多少の手間が掛かるため、忙しくないこの冬場に一年分をまとめて作り置きし、冷凍保存しています。

ちまきは、花菖蒲のシーズンに園内の喫茶や団子屋で販売されるほか、土・日・祝日限定で姉妹園である掛川花鳥園でも販売しています。

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ちまきに入れるおこわは、もち米に甘辛く味を付けたゴボウ・ニンジン・シイタケ・ゴマを加え、蒸し機で20分蒸して作ります。蓋を開けるとご飯の炊きたての香りが部屋いっぱいに広がります。

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作ったおこわは少し蒸らしたあと、お茶碗に入れて計量(約150グラム)します。

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お椀を逆さまにし、ごま油を塗った竹の皮に乗せて包みます。あらかじめごま油を塗ることで、おこわが皮にくっつくことを防ぎ、さらにおこわの香り付けにもなります。

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左右の端っこを竹の皮で作ったひもで縛って、余りを切り揃えば完成です。

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この日、
作ったちまきはマイナス25度で冷凍保存し、必要な分だけ解凍してお出ししております。

ちまきは1個500円。花菖蒲のシーズンには、花を見ながら温かいちまきを頬張ってみてはいかがでしょうか。


香りすみれの育種 その4 

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2月6日 写真とブログ担当の永田です。

きょうも、生産温室で咲いていて、さかんに交配が行われている香りすみれの話題をご紹介します。

今年の冬は例年にくらべて寒い日が多く、温暖なこの地方でも当園はやや山沿いにあるので、寒い朝は氷点下5℃くらいまで下がった日も数日前にありました。梅の開花も遅れているようです。

そんな日が続いているので、温室のなかで春のすみれの花を撮るのはとても楽しいです。

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開花した株は、さらに良く香り、性質の良い個体を育成するためにたくさん交配が行われています。

これらの株を含め、およそ200鉢を今週中に展示温室に搬入し、ご来園されるお客様に写真では紹介できないすみれの香りを楽しんでいただこうと考えています。

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香りもともかく、感心するのは、一般の園芸店では見られないような、複雑な花色をもつ花がたくさん咲いていることです。これは、これらのすみれが同じ花色が咲くように改良された園芸店で販売されているパンジーとは異なり、さまざまな花色を交配して作られたものなので、花色も複雑なものが現れるわけです。

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そんな一輪一輪の複雑な花色の変化も、じゅうぶん楽しめると思います。

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可愛らしい小輪花や、10cm近い大きなものまで、大きさもさまざまです。

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先日の2月3日には、当園の姉妹園の神戸花鳥園が、このすみれを神戸花鳥園でも展示を行うため、引き取りに来園しました。写真左がこれらのすみれを育種した当園の一江、その横が神戸花鳥園の園長の大塚です。

神戸花鳥園では「夢のスミレ」トライアルガーデンと題して、展示を行います。

こちらのほうも、ぜひ宜しくお願い申し上げます。

フェイスブックでもたくさん写真を紹介しました。
香りすみれの育種 その4


香りすみれの育種 その3 

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2月1日 写真とブログ担当の永田です。

今回も、生産温室で開花している香りすみれの話題です。

パンジーは、一般にあまり香りは重視されていませんが、種類によって香るものがあり、当園のような温室での展示であればその香りも生かせるのではという考えから、パンジー、ヴィオラの香りに注目して昨年から改良を始めました。

昨年交配した種子から、今開花のピークを迎え、およそ2000鉢ある株の半数が香りを持ち、2割ほどはかなり香りのある個体も出現してきました。

今、生産温室では来年に向けて、香りがある個体同士の交配が行われています。

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そして、交配によって生まれたパンジーからは、園芸店で販売されていないような、とても微妙で複雑でたいへん美しい花を咲かせる個体も現れて、花の香りとともに、その花もじゅうぶん楽しめます。

上の花は、ちょっと小さな子供が2人並んでいるようです。

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黄色い花弁に上の2弁が藤紫色のとてもコントラストの美しい花。

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白に頬紅のように赤がぼかす花も見られました。こんな花はとても可愛いですね。

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濃い黄色に赤紫の覆輪が入る花。珍しく派手で豪華ですが、ちょっときつい感じもします。

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淡い黄色に空色の覆輪が美しい花。

このようにたくさんある、交配された花からは、見たことのないような花が生まれています。

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生産温室では、育種担当の一江が、多くの花に交配を行っています。

そして、これら2000鉢ある株の内、約半数ほどは、2月4日から兵庫県の神戸花鳥園『夢のスミレ』フェアと題して展示されることになりました。

また、当園でも来週頃から、園内の温室のほうで、交配作業を行いながらの展示を考えています。また当園の温室で見られるようになりましたら、あらためてご紹介させていただきます。


なお、フェイスブックでもたくさんの花が紹介されていますので、ご覧ください。
香りすみれの新花 その3


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