新東名の開通まであと20日 

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3月25日 写真とブログ担当の永田です。

新東名の開通まで、あと20日となりました。4月14日に開通する新東名によって、これまでやや不便だった当園までのアクセスが格段に良くなります。

当園にとっては、待ちに待った新東名の開通です。

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新東名の森掛川I.Cで降りてすぐの県道40号線を左折して3kmほど、約5分弱で当園に到着します。

これまで掛川や袋井の東名高速道路のI.Cから車で25分程度も掛かり、しかも判りにくい道を通って来なければならなかったのに比べると、格段にアクセスが良くなります。

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きょうは、この新東名、森掛川I.Cでウォーキングが行われました。この森掛川I.C付近を歩ける最初で最後のウォーキング。約4000名が参加しました。

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しかし今日は風がものすごく強く、真冬に戻ったように寒い一日でした。最初のうちは約4000名の参加者がばらけなくて、人だらけで、高速道路上を歩いてるのか、単なる人ごみを歩いているのか判らない感じでした。

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料金所の一般車用のゲート。料金は精算機での支払いになります。

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いよいよ、開通まであと20日となりました。アクセスがとても良くなるので、何年も前から心待ちにし​ていた新東名がもうすぐ開通します。今年の花菖蒲のシーズンは、この出来たての新東名を利用され、大勢のお客様にご来園いただければと、とても期待しています。


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松阪撫子(伊勢撫子) 

イセナデシコビフォアーアフターのコピー
こんがらがって咲いた花と、花弁をほぐして形を整えた姿。


3月23日 写真とブログ担当の永田です。

生産温室のほうで松阪撫子(伊勢撫子)が咲いていましたので、撮影してみました。

松阪撫子(伊勢撫子)は、江戸時代に三重県松阪地方で改良が進んだナデシコの一種で、三重県の天然記念物に指定されている珍しい植物です。花弁が長く下垂することが特徴で、長いものは15cmを超えます。松阪撫子は、一般には伊勢撫子(イセナデシコ)と呼ばれていますが、その発祥が伊勢地方ではないため、本来は松阪撫子と呼ぶのが適切です。

当園では三重大学の故冨野耕治博士から1990年代のはじめに種子を譲り受け、以降改良を重ねながら保存しています。

花弁がこんがらがって咲きだすこの花は、自力では満足に咲かないので、爪楊枝などで花弁を丁寧にほぐし形を整えます。一輪の花を整えるのに、およそ5分から10分くらいかかります。上の写真は花を整える前とその後です。

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松阪撫子は、一般には五弁の花弁に咲きますが、当園では八重咲きの系統も保存しています。しかし、八重咲きともなると、ほんとうにこんがらがって咲きますので、形を整える作業は大変です。

写真のように爪楊枝と指で丁寧に、花弁をほぐしてゆきます。花弁はしっとりとした触感で僅かに弾力があるので、ほぐす途中で切れてしまうことはあまりありません。

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形を整えた後の花。13cm程度に垂れ下がる幽玄な花となります。

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ほかにも、淡いピンクの花や

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濃い赤の八重咲き

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幽玄な純白花

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赤白ピンクの染め分けのような花もあります。


松阪撫子は、栽培の難しい植物ではないですが、古典園芸植物で一般には知名度も低く、花弁が長く垂れ下がる良い系統はなかなか見られません。この撫子は、三重県松阪市の松阪三珍花会にて保存されていますが、一般にはなかなか目にする機会のない、珍しい日本の伝統的な園芸植物の一つです。

この松阪撫子は、花菖蒲園の開園シーズンに温室で展示されるほか、余剰株が出た場合は温室内で販売も行われます。



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伸びてきた新芽 

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3月18日 写真とブログ担当の永田です。

一日雨が降り続いた翌日、花菖蒲の圃場へ行くと、今年の新芽が元気よく伸び始めてきましたので、写真を撮りました。

花菖蒲の新芽は、例年3月上旬頃から見えはじめます。寒さが続いた今年は、芽出しがやや遅れていましたが、揃って出てきてくれて、一安心しました。

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江戸時代末期の花菖蒲の書籍に、「萌芽の形状によりて鑑定し」という言葉がありますが、長年花菖蒲を見ていますと、この春の芽出しの状態で、その年の花の出来具合がほぼ想像がつきます。

ですから、画としては見栄えがしないのですが、この芽出しの状態がどうなるかが、毎年とても心配なのです。でも、今年もなんとか無事に元気よく出てきてくれたので、一安心しました。

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葉色にはこのように黄色っぽいものもあります。これは病気ではなく、こういう種類。花菖蒲とユーラシア大陸原産のキショウブとの交配で生まれた黄色の花菖蒲。この仲間は、黄色の葉の品種がいくつもあります。

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同じく花菖蒲とキショウブとの交配によって改良されたアイシャドウアイリスの仲間。このグループは花の咲く時期は緑色の葉になりますが、芽出しの色は黄色がかっています。 

ほか、早咲きの品種は芽出しも早く、晩咲きの花は芽出しも遅めとか、原種や長井古種など野生種に近い系統は細い芽が出たり、同じ花菖蒲でも種類によって芽出しの状態も微妙に異なります。

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写真手前の細い線は、イノシシ除けの電柵です。

花菖蒲の栽培はとても管理が難しく、長年同じ場所で作り続けることによって出来が悪くなる連作障害や、植え付けて数年経つと大株になって株の力が衰えてしまうので、花が咲き終わった暑い夏場に株分けや植え替えを行わなければならず、広い面積なので大変な重労働です。

昨年の猛暑のなか、そんな大変な作業を行ってくれたスタッフの力のおかげで、今年もまた元気な新芽を見ることができたと思うと、ほんとうに頭が下がる思いです。

この春の芽出しから開花期までは、花菖蒲は茎葉が柔らかいので病害虫に罹りやすく、開花まで肥料を与えて株を充実させながら病害虫にも対処してゆかなければならないので、今後も開花まで気が抜けませんが、まずは芽が出てきてくれて一安心。今年も良い花が咲いてくれることを願っています。


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新東名 森掛川インターチェンジ 

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3月12日 写真とブログ担当の永田です。

きょうは真冬に戻ったような寒くて風の強い日でしたが、4月14日に部分開通する新東名高速道路の、森掛川I.Cの工事も進んでいるので撮っておこうと思って出かけました。

出かけた・・・と言っても、当園から5分も掛からない場所で、毎日昼に夕飯の食材を買いに行く途中にある、とても身近な場所にあります。

ここから当園までわずか3km。5分も掛からないほどの距離で、当園にとっては最高の表玄関になります。

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森掛川I.Cの料金所の全景 現在工事中です。

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料金所の拡大 料金所はどうやら無人のようです。ETCでない車は精算機での支払いになるようです。

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高速道路への進入路と料金所へ向かう道路。出来あがりましたね~。 

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新東名本線からの出口の表示。東名高速道路のそれに比べると、ずいぶんシンプルな感じです。

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インターから県道40号線への接続道路

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インターの出口から県道40号線への接続部分の表示。ここを左折し約3km、5分弱程度で当園に到着します。

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開通まであと1ヶ月、一緒に行った看板業者の営業の人は、間に合うのかな?なんて言っていましたが、何はともあれ、ずっと待っていた新東名の開通が間近に迫ってきました。


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当園育種の香りビオラが咲いています。 

3月3日 ブログ担当の西村です。まだまだ朝晩は冷えますが、昼間になると暖かく、日差しも以前より強くなってきました。明るい陽射しを浴びて、香りビオラの花の勢いが良くなってきましたので、写真を撮ってみました。

当園育成
香りが自慢のビオラ展 温室にて開催中

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温室内に並べられたビオラたち。ビオラは色の三原色と言われる、青色・赤色・黄色をすべて持っているので、色彩の表現力が豊かで、同じものは一つとしてありません。

近くに寄ると、ビオラの優しい香りがしてきます。ビオラやパンジーが香るという認識がない方が多いと思いますが、これは、香りを持つ品種が限られるという点と、日本では屋外の花壇で育てることが多いため香りが飛んでしまって気づかないという点が考えられます。

当園では品種改良によって香りを高めたビオラ約200鉢を温室内に展示し、ぎゅっと香りを閉じ込めました。その色彩豊かな花と香りをお楽しみいただけます。

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赤みがかった紫色でフリルが入った、にぎやかな花。

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ブルーの縁取りがはっきりしていて美しい花。

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燃えるように真っ赤な花。それでも他のビオラ・パンジーの例に漏れず、蜜標(虫に蜜の場所を教えるマーク)は黄色です。縁に細かなギザギザが入ります。

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以前のブログで紹介した花に似ていますが、こちらはもう少し黄色みが強い花です。上の2枚の花弁にだけ、散るように乗る青色が面白いです。

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白と藍色のコントラストがきれいな花。メリハリがあって、万人に好かれそうです。

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黄色と淡い紫色のツートンカラーと、中心の網目模様がよく発達している花。

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こちらは打って変わって、花の豪華さはありませんが、原種のような趣があってこれもまた魅力的な花。淡い紫色の小さい花はかわいらしく、優しい印象を与えます。


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見ごろです。香りスミレ


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