今年はやっぱり、花がちょっと遅いかな? 

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5月13日 花菖蒲園の開園もあと10日を切りました。スタッフは開園に向けての準備に追われていますが、花菖蒲のほうも、やっとちらほら咲き始めました。

今年は4月が天候不順で、5月のこの季節になっても例年より若干寒く、花菖蒲の開花も今のところ例年より数日遅れています。今年の花菖蒲の開花は、このまま涼しい気候が続けば、6月に入って最盛期が後ろへずれてゆくと思いますし、温かさが戻れば、一気に咲いてきます。

ほんとうに、今後の天候次第です。

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今回ご紹介した写真は5月12日に撮影したもので、昨日は晴天で強くやや冷たい強風のなかでわずかな花が咲いていました。

今年の花菖蒲シーズンの始まりを告げる花ですが、やはり花菖蒲は6月の梅雨間近の、無風で湿度の高い空気のなかで咲くのがいちばん美しいです。

なぜかと言うと、花菖蒲の花の花弁はとても柔らかいので、強い日差しと強い風の下では花がすぐに痛んでしまうこと。もうひとつは、花菖蒲は開花してから時間が経つとともに花弁が大きく伸び広がるのですが、花弁が美しく大きく伸び広がるためには、花弁のなかに十分な水分があることが必要で、強い日差しと風の吹く環境では、水分が失われ満足に花弁が伸びないからです。

その点、5月に咲くアヤメは、花弁の質が花菖蒲よりも堅く、強風と晴天の環境でも花弁が痛みません。

花の咲く季節の環境に合わせて、花弁の質も出来ているわけです。

上の写真は花弁の質の強いキショウブとの交配種で竜 眼(りゅうがん)という品種。やはり極早咲きで咲き始めました。

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そして、先日ご紹介したカマヤマショウブ系のアヤメも、12日現在、まだみごとに咲いています。例年であれば、もう花も終わる頃ですが、この花を見ても、今年は数日遅いな・・・とわかります。

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当園の極早咲きの代表品種峰 紫(みねむらさき)の蕾もだいぶ上がってきました。例年でしたら咲き始めていますので、やはり数日程度遅いですね。

花菖蒲が盛んに生長し、花を咲かせる適温は23℃~25℃。今日も日中の最高気温は20℃前後でやや低く、それで花の咲き進み具合も遅れています。

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ですがまだ今日は5月13日。当園の花菖蒲の最盛期はちょうど一月後頃で、それまでまだ一ヶ月あります。

例年当園の花菖蒲の開花のピークは、6月の5日から15日前後。それを大きく外れた年はこの20年来ありません。

このまま低温ぎみの気候が続けば、花菖蒲の見頃に差し掛かる頃は、6月の初めに差し掛かるかも知れませんが、開花の最盛期にはそれほど影響はなく、6月の中旬に差し掛かる頃には最盛期を迎えるだろうと、思っています。


そして逆にこういう年は6月の後半まで花がかなり見られるので、涼しいい気候でやや花が遅れ気味のほうが、暑い年で花がすぐに咲き終わってしまうより、全然良いです。

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