スイカズラ 

5月15日 園内でこの時期に開花するスイカズラを撮ってみました。

スイカズラは、スイカズラ科の蔓性の植物で、名前はこの花の蜜を吸ったことによります。昔、砂糖のない時代は、この花の蜜を代用したとネットの「ウィキペディア」にあります。


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花は5月の今頃に咲き、花の香りがよく、少しクチナシの香りに似た甘い香りがあります。地味でまったく目立たない花ですが、季節のなかで咲く花、特に新緑が鮮やかなこの季節に咲く花には、例えばホームセンターのグリーンハウスで売っている花とは全く異質の生命感にあふれていて、私は昔からこの花が好きでした。

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別名「金銀花」といいますが、これは、今日咲いた花は白く、一日経つと花が黄色くなることによります。でも、写真は午後の3時に撮ったので、きょうの花も黄色くなりかけていました。

また、別名「忍冬 にんどう」といいます。これはこの植物が常緑性で、冬も葉を落とさず冬を耐え忍ぶことからきています。

つる性で、木々に巻きつきます。写真ではフジザクラに巻きついています。フジザクラ独特の小さな葉がお分かりいただけますでしょうか。3月末頃、小さな花を咲かせる桜です。富士周辺の特産で、この木は富士花鳥園ができる頃、造成で切られてしまうので、掘り取って当園に植えつけたものです。

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甘い香りに誘われて、よく蝶がやってきます。

スイカズラは、この時期、当園だけでなく、いたるところで見られます。当園では、花菖蒲園に入ってすぐ左の、山に繋がる黒竹の藪に生えています。


当園は山里にありますので、花菖蒲や屋敷以外にも、目を凝らせば山里ならではの、いろいろな景色を見つけることができると思います。

ウグイスの鳴き声や、雨の降る前のアマガエルの声、6月にはたくさんのおたまじゃくし、池のメダカや、コジュケイや、ホトトギスの鳴き声、5月末頃からは、ホタルも飛び交います。

一年でいちばん過ごしやすいシーズン。花菖蒲はまだこれからですが、のんびり楽しむには最適の季節が、これから入梅前まで続きます。