今年もホタルが飛んでいます 

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5月31日 今年も当園の脇を流れる用水路で、ホタルが飛び始めました。今回はこのホタルについてお話します。

上の写真は、用水路の上を光りながら飛んでいるホタルを撮ったものです。

里山の大切さが改めて見直されている昨今では、ホタルがいなくなった小川に養殖したホタルを放虫し、ホタルのいる風景を蘇らせようという運動が盛んです。ホタルが見られることを謳い文句にしている観光地は、こういったケースが多いのではないでしょうか。

当園の脇の用水路で見られるホタルは、昔から原野谷川周辺にいた天然のホタルです。花菖蒲園近辺の原野谷川でもホタルは観察できますが、流れの緩やかなこの用水路は小さな場所なのに多くのホタルが毎年飛びます。

用水路のホタルが絶えることなく今も見ることができるのは、里山環境がまだ豊かに残っている証拠です。

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ホタルの光はかなり弱いため、上の写真はシャッターを30秒間、開けて撮りました。

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すると、ホタルの飛んだ軌跡が光のすじとなって、なんとも幻想的な写真を撮ることができます。ホタルは日没後、午後8時くらいまで活発に飛び回るので、この時間に合わせて訪ねると良いと思います。

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撮影のため、ちょっとの間だけ集めました。この日見たのはゲンジボタルですが、ここではヘイケボタルも見ることができます。ゲンジボタルはヘイケボタルに比べてサイズが大きく、ゆっくりとしたペースで点滅します。

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ゲンジボタルの幼虫の主食であるカワニナ。幼虫はこの貝を食べて育ちます。幼虫は肉食ですが、成虫は草についた朝露など、水滴しか口にしません。

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砂利の岸辺が残る用水路。周りに生えた草花は成虫の休憩所となります。
十分に成長した幼虫は岸に上がって穴を掘り、サナギとなって、成虫になる準備をします。

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朝、この場所を訪ねると、お休みしているホタルがいました。

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こちらは交尾中のペア。大きい方がメスです。実はホタルが光るのは求愛のため。メスの目に適ったオスだけが子孫を残すことができるのです。

成虫の寿命は2週間程度。その短い寿命の間に、精一杯光って、次世代へとバトンを繋ぎます。

文章,写真:西村

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