映画「雷桜」ロケの思い出 

6月7日 花菖蒲がいちばんの見頃で、このブログももっともご覧いただけるこの時期に、今一度、今年の春先に当園の庄屋屋敷などで行われた、映画「雷桜」のロケのことを紹介したいと思います。

この「雷 桜」という映画は、4月29日のブログにてもお話しましたが、宇江佐真理の人気時代小説を映画化したもので、江戸時代の徳川家御三卿で清水家当主と、赤子のときに何者かにさらわれ山でオオカミのように育った娘という、身分の違いから決して交わるはずのない境遇の2人が、奇妙な木“雷桜”の前で出会い、決して叶わないと知りながらも運命の恋に落ちてしまうというお話。

主演は岡田将生さんと蒼井優さん。監督は廣木隆一氏。今年の秋、全国東宝系にて公開。

この作品について、詳しくははこちらをご覧下さい。

こちらのサイトは主演の2人について紹介されています。

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この映画の当園でのロケは、今年の3月22日から31日までの間、当園の庄屋屋敷を中心として行われました。

映画のなかで当園の庄屋屋敷は、主人公の蒼井優さん扮するゆうの実家の瀬田の庄屋の屋敷という設定でした。このため屋敷内部のさまざまな場所や、長屋門の前、また花菖蒲園の外塀など、さまざまな場所が使われました。

上の写真は、屋敷の裏庭の池から、屋敷内部を撮影するための撮影機材と、そこで作業をするスタッフたち。

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当園の庄屋屋敷は、江戸時代や明治大正の頃に建てられた文化財的な建築物なので、それを傷つけないよう、スタッフも、それを監視する当園の私たちも、細心の注意を払って行われました。

上の写真は、部屋に撮影用の照明機材をセットしているところですが、部屋の天上を傷つけぬよう、天上の木材と金具との間に布をあてがっています。

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こちらは主人公の蒼井優さん扮する「ゆう」の衣裳や部屋の調度、小物類。

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ゆうの庄屋家での宴会の席というシーンの場面では、当園の板前が宴席の料理を作りました。中央の席にはもう一人の主人公、岡田将生さん扮する清水家当主が座りました。

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その宴席での料理。映画ではここまで料理は詳しく撮影されませんが、しっかり作ってあります。

また、例えば撮影のセットの戸棚にある茶碗などを入れた箱などでも、外見だけしか映画には映らない、それも映るか映らないかくらいの品。だから本来なら中身の茶碗などいらないし、箱だけで良いのに、ちゃんと中身を入れてある、とか、主人公のゆうが焼く炭の元木は、原作のままにほんとうに桜の木だったり、細部に至るまで監督のこだわりを感じました。

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花菖蒲園内で、俳優の柄本さんらが馬を走らせるシーンもありました。馬がいる加茂荘を見たのは初めてで、とても新鮮でした。

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照明係りなどのスタッフさんを記念に撮影させていただきました。

今回この映画のロケを通して感じたことは、この映画作りの人たちというのも、全くの無から有を生み出すクリエーターだということ。それは職種の違いこそありますが、私たち花鳥園グループの行っている仕事と変らないということ。また一本の映画を一から手作りで、100人余のスタッフが団結して製作してゆく様子に感動しました。

まだ暗い朝の4時から加茂荘の門を開けたり、深夜0時までの撮影につきあったり、こちらも大変でしたが、今回の廣木隆一監督率いる「ひろきぐみ」のみなさんは、人柄の良い誠実な人たちばかりで、庄屋屋敷も痛むことなく、こちらもとても気持ちよくロケにお付き合いさせていただいたことを、こころから嬉しく思っています。

秋のこの映画の公開を、心待ちにしています。


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