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温室内の花のお手入れ 

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6月22日 昨日は花菖蒲の手入れの様子をご紹介いたしましたが、今日は温室内の花の手入れの様子をご紹介いたします。

今年も花菖蒲のシーズンは終わりに近づき、花菖蒲の花が日々減っていますが、温室内の花たちは開園時の頃と同じかそれ以上に美しい花を咲かせています。
梅雨空のもと、しとしとと雨が降る天気でも温室内は快適ですので、このような天気に訪れた方はこちらでゆっくりとくつろいで頂けたらと思います。

お客様にゆっくりくつろげられる空間を満喫して頂くために、花菖蒲と同じように温室内の花も、毎日スタッフが手入れをします。美しい、生き生きとした花々に囲まれていると心からリフレッシュできるものです。

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フクシアの実摘みの様子

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フクシアは美しい花を咲かせた後、比較的良く結実します。若い、緑色の果実を成長させると、紫色から黒色の果実となります。甘くておいしい果実なのですが、若い果実をそのままにしておくと果実に栄養が取られるため、株の成長が鈍ってしまいます。
株の成長が鈍って花が減ってしまわないよう、こまめに実摘みを行います。

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ユリの葯(やく)摘みの様子

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ユリの花粉は黄色から赤褐色をしており、花びらに付くと花が汚れて見え、服に付くとなかなかとれません。そこで、おしべの先にある、花粉を作る器官である葯を取り除きます。葯とおしべは細く繋がっており、葯を引っ張ると簡単に取ることができます。
本来あるべきものを取り除くことになってしまいますが、良い状態を長く楽しんでいただくため行います。

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ストレプトカーパスの花がら摘みの様子

日焼けしたり、しぼんだ花を取り除きます。ストレプトカーパスの花はしぼんでも花茎に残ってしまうため、人の手できちんと取り除きます。

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ブルグマンシア(エンゼルス・トランペット)の花がら摘みの様子

花の寿命は3、4日で、しぼむとガクの部分から花が落下しやすくなります。しかし、枝が入り組んでいるため途中で枝に引っかかってしまうことも多く、5メートルを超える巨木のブルグマンシアの花がらを掃除する時は、梯子や高所作業車が必要となります。

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インパチェンスの花がらを払う様子

散った花は枝に引っかかりやすいため、花がらを払い落す必要があります。この時、直接手で払ったり、株全体を振るって花がらを払い落とそうとすると、インパチェンスのやわらかい枝は折れたり、垂れ下がったりして、株全体の形が悪くなります。これを防ぐため、ブロアーという強力な送風機を使って、風の力で花がらを落とすようにしています。

花菖蒲の手入れと同じく、毎日の積み重ねと、ちょっとした工夫により、温室の花たちも美しく保たれています。


文章,写真:西村

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