アジサイの挿し木 

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今回はアジサイの挿し木の様子をご紹介いたします。
ここで殖やされた苗は当園での展示や販売に使われるほか
農家さまに親木として出荷し、全国のホームセンターや花屋さんで販売されます。

当園オリジナルアジサイ『KAMOセレクション』は、上記のほか、
としまえん様や鎌倉の長谷寺様、八景島シーパラダイス様、ハウステンボス様など
様々な観光名所にても栽培して頂いており、
全国各地のお客様からお問い合わせや御注文をたくさん頂いております。


アジサイの挿し木は、6月から7月が適期です。
さわり程度ではありますが、アジサイの挿し木の現場を紹介いたします。

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まず、充分に育った親木を用意します。
挿し木に用いるのは、青々として、適度に硬くなった茎です。
青々として張りのある茎を選んで切り、しばらく水に浸して水揚げをさせておきます。

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挿し木には節(葉っぱの根元の部分)があることがポイントです。
節からしか芽が出ないからです。
当園では節を一つ残して切り分けます。
茎を切り分ける際には水につけ、切り口が空気に触れないようにします。

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節からしか芽が出ないと述べましたが、使ってはいけない節があります。
それは花(花芽)のすぐ下の節(写真左)です。
他の節(写真右)は小さな芽があるのに対し、花のすぐ下の節には芽がありません。
この節を挿すと、根は出ますが、芽が出ず、いつまでたっても成長しません。

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挿し木用の茎は、蒸散によって水分が出過ぎないように、葉っぱを半分に切ります。

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そのあと、発根剤を下の切り口につけて、発根を促します。
発根剤がない場合、節を2つ残し、下の節を土に挿すと発根しやすいと思います。

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最後に、パーライトとバーミキュライトを混ぜた水はけのよい用土を用意し、
たっぷりと水をかけて湿らせたものに植え付けます。
当園では小さなビニールハウスで囲って、湿度を保っていますが、
一般のご家庭では、毎日霧吹きをして全体を湿らせてあげるとよいと思います。

水やりは上からではなく、底から吸わせるようにあげます。根が出るまで土を乾かしてはいけません。

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順調にいけば、一ヶ月後にはびっしりと根が張り、鉢上げができるようになります。

最後に…
個人のお客様で当園のアジサイの挿し木を楽しむ分には構いませんが、
営利目的の増殖・販売を行う場合は、当園との契約が必要です。
ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。



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