植え付けも終って 

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9月18日 今週あたりからようやく朝晩涼しくなり、日中はまだ暑さの残るものの、秋らしくなってきました。

今年の夏はご存知のように猛烈に暑く、植え付け作業はもとより、花菖蒲を維持するだけでたいへんな夏でした。暑さは酷いし雨も降らないので、ちょっと気を抜くと花菖蒲園の表土が乾燥してしまい、水管理にとても気を使いました。


花菖蒲は夏に肥やす
でも、この夏を通して思ったことですが、花菖蒲は北海道やロシアにも生えていますが、逆に沖縄などには自生のない、どちらかというと北方系の植物で、35℃を越すような暑さは苦手なはずなのですが、実際今年の夏を通して感じたことは、暑さで弱るかというとそうでもなく、暑さが続くほどよく成育する・・・ということでした。

涼しさが来る今頃になると、陽が短くなって来ることもあって、花菖蒲の成長は急に緩慢になり、成長が止まり休眠へと向かいます。ですから、暑いうちにめいっぱい肥やして、株を太らせることが、来年の開花に向けて不可欠だということを、改めて感じました。

この花を栽培している人は、「秋になったら肥料をあげて・・」と思われている方が多いですが、秋になってから肥料を与えていては遅いです。

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イノシシの被害
今、園内では花菖蒲園を電柵が囲っています。このあたりは山沿いで、イノシシの害が夏場から秋~冬場にかけて酷いからです。

イノシシの害は、このあたりでは10年くらい前まではほとんど無かったのですが、第二東名の工事が始まったそれ以降頃から酷くなり、周辺の田畑でもイノシシ除けの電柵が張り巡らしてあります。
花菖蒲園の場合、イノシシは圃場にいいるミミズを食べに来るのですが、花菖蒲を株ごとひっくり返してしまうので、株がめちゃくちゃになり大きな被害が出ます。

ですから、少しでもイノシシが土を掘り返した跡を見つけたら、電柵を張る作業を行います。

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新苗の生長

こちらは園の奥のほうの、今年の夏場に改植した部分。まだ植え付け後2週間ほどの部分ですが、前回のブログでもご紹介したように、当園ではポット苗を植えつけるので、その後の成育も順調ですぐに新葉を繰り出して大きくなってゆきます。

畝間75cmの二条植えです。畝にはシートを敷いて雑草の発生を抑え、その上に堆肥を乗せておきます。

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なかには分篠するような成育旺盛な若苗も多く、これなら来年の開花も期待できます。

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一年置きの植え替え
当園では南北に長い地植え圃場を2つに分けて、一年おきに改植を行っています。

花菖蒲の改植は、2~3年置きでというのがセオリーですが、当園はもう50年以上も同じ場所で花菖蒲を作っているので、この植物特有の連作障害が酷く、株を3年持ち越すと花時に全く見られなくなるので、1年置きに、毎年半分づつ植え替えるようにしています。

花菖蒲栽培ののなかで、この夏場の植え替えは、最も過酷な労働で大変な作業ですが、今年はまた猛暑が重なってほんとうに大変でした。

しかし、花菖蒲自体には猛暑によるダメージはなく、来年も良い花が期待できる状態となったので、ほんとうにやれやれです。



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