アヤメの仲間の見分け方 

5月7日 写真とブログを担当している永田です。

きょうは、ちょうど今、アヤメカキツバタの花の咲く頃なので、花菖蒲のシーズンになると、必ず話題になるアヤメの仲間の見分け方について、ごく簡単にご紹介します。

m110507001.jpg

何れ菖蒲(いずれあやめ)

という諺があります。

これは、どれも優れていて優劣がつけにくいこと。選択に迷うことのたとえで、そこから、いずれあやめかきつばたという言葉も生まれました。
そして、この言葉から、多くの方がアヤメとは見分けにくいもの、見分け方が難しいものであると考えています。


でも、実際にはそんなに難しいものではなく、花びらの元の部分の色が違っており、ここで見分けられます。


簡単に申しますと、
ハナショウブは花弁の元の部分に黄色い目の形の模様があり、カキツバタの場合は、この部分の色が白黄色。アヤメは網目状の模様があります。

この違いで、この3種類の植物は見分けられます。

m110507006.jpg

これは、花菖蒲の原種のノハナショウブ。ノハナショウブの花弁の元の目の色も黄色です。

m110507007.jpg

そのノハナショウブから改良された花菖蒲は、実に様々な花色、花形があり、花の大きさも大小さまざまですが、共通の特徴は、この花弁の元にある模様が黄色いことです。

当園の6月の開花最盛期に咲いている花は、全て花菖蒲です。一部、花菖蒲とキショウブとの交配種もありますが。

m110507004.jpg

カキツバタは、花弁のもとにわずかに黄色を帯びた白色の模様があります。目の形が花菖蒲に比べて細いことも特徴です。

m110507003.jpg

そしてアヤメは、網目状の模様があります。またアヤメの花は、ハナショウブに比べて小型で、直径6cm前後の小輪です。


こんなふうに見ていくと 意外と簡単ですよね。

そんなに難しくないんじゃないかと思います。


でも、最近は、ダッチアイリスとかジャーマンアイリスなど、外国産の様々なアイリスが出回っていますので、例えばダッチアイリスなどは、花弁の元の部分が黄色で花菖蒲と同じなわけで、こうなると、花が好きな人にはすぐわかりますが、やっぱり日頃から色々な花を見ていないと、「何だろう・・・」ということになります。

m110507005.jpg

ではこの花は・・・

花色は薄いブルーがかった紫でカキツバタに近いですが、目が黄色いので、これはハナショウブです。

富士山周辺に自生している花色が青い系統のノハナショウブ。


ちょうど今、アヤメとカキツバタの咲く頃です。今咲いていれば、このどちらかです。花菖蒲は5月末頃から6月にかけて咲きます。その頃には、アヤメ、カキツバタは終わっています。ですから、咲いている時期からも見分けることができます。

コメント

Re: 勉強になります。

コメント有り難うございます。アヤメの仲間の見分け方は、実際は以外に簡単です。写真は今年もこれから咲き出す花や風景を美しく撮ってご紹介してゆきたいと思います。どうも有り難うございました。

勉強になります。

☆菖蒲園や花鳥園の花は、大きく・そしてしっかりした感じがあり、見ごたえがあります☆

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kamohanashobuen.blog61.fc2.com/tb.php/211-611c747d