映画「百合子ダスヴィダーニャ」試写会へ行ってきました 

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写真とブログを担当している永田です。

昨年の秋、加茂荘庄屋屋敷でもロケが行われた、「百合子ダスヴィダーニャ」という映画が完成し、その試写会が昨日の5月10日の夜に静岡市の映画館でありました。

この映画は、昭和時代の共産党の書記長 宮本賢治の奥さんで戦後のプロレタリア作家の宮本百合子がまだ若かった時代、彼女と運命的に出会ったロシア文学翻訳家の湯浅芳子との女性同士の恋愛、そして、その頃の百合子の亭主、荒木茂との離婚を通して、女性の生き方の一つの可能性を描いた作品です。

監督の浜野佐知氏が静岡県出身ということで、昨年の秋に熱海伊東から浜松までの数か所でロケを行い、静岡県だけのロケ地で製作した作品で、昨日は制作関係者や支援のみなさん。そしてロケ地の協力者のみなさんを招待した試写会でした。

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映画の中で当園の加茂荘は、百合子の小説執筆のための、福島県郡山の祖母の家という設定で、映画のなかで中心的な場面として、庄屋屋敷のいろいろな場所が登場していました。

写真は庄屋屋敷の大正時代に増築された部屋での撮影の様子です。

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百合子役の一十三十一さん(左)と芳子役の菜葉菜さん

この作品は、監督の浜野佐知氏が十数年来撮りたいとずっと心に温めつづけ、今回やっとそれが実現した作品であり、この大不況の時代に自分の作りたい映画を創るという、ものすごい情熱と、それを支えてくれたすべての皆さんによって出来上がった作品です。

映画の内容は、一般的な興業映画のように誰もが即座に楽しめて、共感できるものではなく、女性同士の恋愛というところでまず躓きかねませんし、そうでなくてもこの作品の下地になっている宮本百合子の小説『伸子』などを読まないと、内容がやや理解できないなど、ハードルが高いことは確かです。

ですが、女性の生き方として、とても奥の深いテーマを描いた作品であり、長年何本もの作品を撮り続けて来られた監督が、還暦を過ぎほんとうに撮りたかった、表現したかった内容が映し出されています。そういった意味でたいへん興味深い作品であると思います。また、この作品にロケ地提供という形で参加協力させていただきましたことを、たいへん嬉しく有り難く思います。

この映画は、6月18日より、静岡の七間町のミラノ1で上映されます。

なお、当園でも上映会ができればと以前このブログでもお話していましたが、この映画のDVDが完成してからゆっくり食事を兼ねてできればという事で、昨日監督と話しました。


映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』を支援するブログ
http://d.hatena.ne.jp/hamanosachi

「映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』と浜野佐知監督を支援する会 静岡」のブログ
http://blog.livedoor.jp/yurikoshizuoka/

旦々舎 ダスヴィダーニャページ
http://www.h3.dion.ne.jp/~tantan-s/YurikoTop.html

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