アイシャドウアイリス 

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6月12日 写真とブログ担当の永田です。 昨日は強い風雨の後で一昨日のような光景が撮れなかったので、以前からしようと思っていた話をご紹介します。

上の写真は花菖蒲園の奥のほうにあるアイシャドウアイリス系の品種の植え込み部分です。

アイシャドウアイリス・・・・ 聞きなれない言葉ですが、これはヨーロッパ原産で日本にも多く見られるキショウブと、花菖蒲との交配によって育成されたものです。このグループは神奈川県相模原市に在住の育種家 清水弘氏によって、1990年代後半~2000年代前半にかけて多くの品種が作出されました。

キショウブと花菖蒲との交配は、以前から様々な品種がありましたが、この清水氏の育成したグループは、特に花弁の基部の黄色い目形模様の周りの紫褐色の縁取りが顕著なため、氏がこのグループをアイシャドウアイリスと名付けたものです。

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古 城 (こじょう)

このグループは、キショウブの黄色と、花菖蒲の紫やピンクなどとの交配によって、これまでの花菖蒲には見られなかった花色が多数存在します。

花弁に基に、アイシャドウのような模様がありますよね。 

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黄 芯(おうしん)

でも、やはりキショウブ譲りの黄色い花色の品種が多いですね。この品種もとても鮮やかな黄花を咲かせます。

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竜王祭(りゅうおうさい)

でも、なかにはこんな花菖蒲に近い花形の品種もあります。

どの品種も花の大きさは、大きくても13cmほどで、花菖蒲としては小輪の部類に入りますが、一本の花茎に多くの花が咲くので、花菖蒲よりもずっと長期間割き続けます。

そういう意味では、花菖蒲園向きの系統です。

色は・・・花菖蒲らしくないですが・・・・

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赤 熊(あかぐま)

中にはこんな珍しい花色の品種もあります。この品種は花色はすごいのですが、繁殖が悪く殖えません。

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紫雲竜(しうんりゅう)

この花は珍しい鮮やかな紫色に咲きます。 この品種はわりと殖えてきました。

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花の楽園(はなのらくえん)

この品種も花菖蒲タイプのとても美しい花なのですが、増殖が思わしくありません。

こんなふうに、品種によって殖え方とか、いろいろあるんです。


このアイシャドウアイリスの系統は、当園にも現在100品種ほどがありますが、実際に地植えしてみると、繁殖が悪かったり、草丈が低かったり、品種は多いのですが大同小異でどこが違うかわからないようなものまであるので、当園で淘汰して優良なもののみを残す方向で考えています。

それでも、この系統は、今までの花菖蒲にはなかった、新しい色彩を花菖蒲園に加えてくれた、これからの花菖蒲の系統です。

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