伸びて来たダイヤモンドリリーの花芽 

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10月14日 写真とブログ担当の永田です。

秋も徐々に進んで来て、今月末から園内の温室で展示を行うダイヤモンドリリーの花芽も上がってきました。上の写真は当園の生産温室のダイヤモンドリリー栽培場です。ここでは約1万球を栽培しています。

ダイヤモンドリリーは、中秋から晩秋に差し掛かり、気温が20度程度まで下がって来ると花芽を上げて来る性質があるようで、いつまでも暑い日が続くと秋が進んでもなかなか花芽を上げません。昨年、一昨年は10月になっても暑い日が多かったので開花が遅れましたが、今年は昨年と比べて涼しい日も多いので、ここに来て花芽も上がり始めました。

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上がり始めた花芽

ダイヤモンドリリーは南アフリカ原産のヒガンバナに近い球根植物です。晩秋に花が咲き、冬中葉が茂って、翌年の5月頃には葉が枯れて休眠に入り、夏場は水を与えなくても良いという、花菖蒲とは反対の生育サイクルを持っていて、なおかつ病気も害虫もほとんどなく、水も肥料も少なくて良く、冬場の暖房も凍らなければ良いので、ガラスハウスさえあれば栽培はとても簡単な植物です。

ただ、繁殖が悪くなかなか分球せず、種子からの栽培でも花が咲くまで4~5年掛かります。25年ほど昔は、国内では良い系統の球根を入手することはほぼ不可能でした。

そこで、当時に海外から良い系統の球根を入れて、それをもとに国内で入手できたものなどを含めて育種を続けてきました。地道に行ってきただけですが、今では20年前頃より格段に良い花がたくさん咲くようになりました。

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早咲きのアンジェラライムリックという品種。25年前にイギリスのネリネナーセリーから入れたものです。もう咲き始めました。

このダイヤモンドリリーは今月29日から園内の温室で展示します。今月末から11月中旬にかけてが見ごろとなりますので、ぜひご来園いただければ嬉しいです。

なお、10月29日より、園内ではネリネの販売も同時に行います。販売物は実生選抜落ちの花で、当園のホームページに掲載されている個体よりレベルは劣りますが、多様な花色できれいな個体を販売致します。


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