花びら染めの染め直しを行いました 

10月24日 ブログ・写真担当の西村です。29日の秋の開園を前に、庄屋屋敷内で展示している草木染めの作品の染め直しを行いましたのでご紹介いたします。

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ここで展示されている草木染めの作品は、加茂花菖蒲園もしくは姉妹園の富士花鳥園で栽培している植物を染料として使っていて、主に花菖蒲やベゴニア、フクシアなどが使われています。

中でも花菖蒲は大変美しい藤紫色に染め揚がるのですが、少々日焼けしやすく、退色しやすいところがあります。今回展示した作品の中にも、色あせてムラになってしまったものがありましたので、染め直しを行ってみました。(使わないときは暗所に保管する必要があります。)

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この日は静岡県東部の裾野市より、染色家の福島信子氏(写真右側)と助手の服部氏(同左側)がお忙しい中、染め直しに来てくださいました。福島氏は当グループ専務の加茂智子の友人で1990年代半ばより当園の花菖蒲などの花を使った草木染め(花びら染め)に取り組んで来られました。

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濃い赤紫色の染色液。直径30センチほどのボールの量に、バケツ1杯分もの花菖蒲の花が使われています。

染色液に使う花びらは冷凍保存ができ、長期間保存しても色が褪せず、鮮やかに染め揚げることができます。実はこの染色液、8年前の花びらからできているんですよ。

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染め直しているのはシルクのスカーフです。軽く水に潜らせて絞った後、染色液に漬け込みます。好みの色より少し濃く染まったところで水で濯ぎ、写真左側に見える、花びら染め専用の媒染剤に15分以上漬け込みます。

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お二人の手によって、梅雨時の花菖蒲の鮮やかな花色が秋に復活しました。

草木染めの福島氏をはじめ、屋敷内では工芸四人展と称し、3名の作家と当園スタッフによる「自然」「地域」をテーマとした工芸展を行っています。販売もしておりますので、ご来園の際には是非ご覧くださいませ。

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