園内の古寺で志戸呂焼の展示が行われています。 

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6月5日 写真とブログ担当の永田です。花菖蒲は今が最盛期でいちばん綺麗な頃ですが、きょうは園内の古寺で、来月6月末日まで行われている、志戸呂焼の展示をご紹介いたします。

志戸呂焼(しとろやき)とは、掛川市近隣の島田市金谷町に江戸時代以前から伝わる陶芸で、約400年の歴史を持っています。金谷町には志戸呂焼の窯元がいくつもありますが、当園にて展示を行っておられる細井陶游(ほそいとうゆう)氏は、志戸呂焼の茶陶としての奥深さに魅せられ、以前は埼玉にて窯を開いておられましたが、約11年ほど前に今の金谷町に越してこられました。

細井氏のご夫人が、当園に勤められたご縁で、5年前から加茂花菖蒲園の古寺内にて、ふくろうおじさんこと土屋誠一庵さんと、「2人展」と称して展示を行っています。

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古寺の侘びた室内と、絶妙にマッチした茶陶の数々。普段は古びた古寺の内部が、渋い魅力のある志戸呂焼とても合っていて、侘びた趣が広がっています。

志戸呂焼は茶陶の類ですので、お土産ものとして手軽にご購入できる品物ではありませんが、今年で4年目の展示で、ファンも出来て毎年楽しみにしておられる方もおられます。

品物は後日お客様から指定銀行口座に振り込み後、桐箱に入れお送するという形をとっておりますので、ご来園の当日、持ち合わせがなくても構わないそうです。

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今年気に入っている作品はどれですか?と尋ねたら、これと言って見せてくれました。高さ20cmほどの花入れで、釉薬が絶妙に流れ、渋くたいへん味わい深い作品でした。

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こちらは以前私が購入させていただいた茶椀の見込み。この何とも表現のできない微妙で複雑な景色は、登窯の中で火の当たり方や灰の被り方によって変化するそうです。光の当たり具合で鉄分が微妙に反射する、この渋い美しさには驚きました。細井氏の作品の全てがこういう感じというわけではないのですが、素人目にいちばん惹かれました。

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細井さんの奥さんが茶花が好きで、展示作品にも茶花が多く入れられています。今の季節に咲く、夏椿、京かのこ、ホタルブクロなど。これは当地方にも多く自生するササユリで、詫びた花入れが花をとても引き立てます。

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細井陶游氏。どこか仙人のような風貌ですが、気さくでとても研究熱心なので、伺うと焼き物のことを詳しく説明してくださいます。

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なお、細井氏の窯元へも、折がありましたらぜひ来ていただきたいとのことですので、よろしくお願

い申し上げます。

志戸呂焼 質侶窯 細井陶游
〒428-0019 静岡県島田市志戸呂1069-4 電話:0547-46-2133


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