庄屋料理 庄屋弁当 

6月3日 きょうは加茂花菖蒲園の名物のお食事、庄屋料理と庄屋弁当を紹介します。

庄屋料理
庄屋料理は、加茂花菖蒲園の経営者、加茂家に代々伝わる伝統料理です。

加茂家は桃屋山時代よりこの地方の庄屋でありましたが、この料理は庄屋であった頃の客人接待を伝える料理です。染め飯(そめいい)という、くちなしの実で染めた黄色いおこわと、煮物、漬物、しょうゆの実、近隣の野山で摘んだ山菜など、一年間をかけて食材を仕込み、心を込めて手作りしたものです。その昔、重箱に詰めて隣近所へも配った習慣にならって、取り合わせました。

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重箱に詰めた理由は、この料理がもともとは「早苗振」(さなぶり 早苗の振舞い=田植え時にふるまった食事の意)といって、田植え後の慰労の場で食べられていた料理であったからです。

昔は田植えは村全体で行われる共同作業だったので、早く田植えが済んだ家が遅い家の田植えを手伝い、最後になった家が手伝ってくれた人たちに料理をふるまうのが慣わしでした。しかし加茂家のような庄屋は田植えを行わないので、小作人たちに田植えが終わると毎年「早苗振」を重箱に入れて振舞っていたのです。

庄屋料理は、このようにして代々加茂家が作り続けてきた伝統の早苗振の料理を、昔のままの製法を守り、年間をかけて材料を仕込み作ったものです。


この庄屋料理は、加茂花菖蒲園の多目的温室内にてのお食事となります。お代は2,500円(税込み)です。10名様以上はご予約をおただいておりますが、個人のお客様でしたらご予約は必要ありません。ご入園時にお食事の受付にてお申し込みください。


庄屋弁当
庄屋弁当は、庄屋料理を簡略化し、お弁当スタイルにまとめたものです。染め飯(そめいい)に煮物、漬物、味噌玉子、しょうゆの実などが取り合わせてあります。

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染め飯(そめいい)という、くちなしの実で黄色く染めたおこわが中心となっていて、見た目も楽しいお弁当です。入れ物の竹篭は、おにぎりを入れたり、別の用途にも使えそうです。

庄屋弁当は、園内の喫茶にて販売しております。10名以上要予約。
お代は1,500円(税込み)となっております。

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上の写真のアップです。
写真左の、茶褐色のものが、加茂家の名物「しょうゆの実」です。もろみに、ゆず、ナス、しょうが、シソの実などの乾燥させたものを混ぜ込んで作ります。独特の風味があり、香りも強いので好き嫌いが分かれますが、まさに加茂家伝統の味といえる一品です。

丸く見えるのは、うずらの玉子を味噌に漬け込んだ味噌玉子。自家製の漬物、暗紅色の山桃がちょっと見えています。

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6月3日の開花状況
きょうは一日曇りで、花も痛まずに済みました。花菖蒲園の奥の露地植えの部分は今が最盛期で、今度の週末程度までこの状況が続きそうです。その後は徐々に花が少なくなってゆきますが、手前の鉢もの部分が今度は花が多く咲くようになってきますので、今月の20日頃までは見られそうです。

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